5分で4円の大暴落!「フラッシュクラッシュ」はなぜ起きたのか?

5分で4円の大暴落!「フラッシュクラッシュ」はなぜ起きたのか?

  • 幻冬舎ゴールドオンライン
  • 更新日:2022/06/23
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2019年1月3日にわずか5分程度で4円の急落を起こしたドル円の「フラッシュクラッシュ」。5分間で大勢のトレーダーに莫大な損害をもたらしたと同時に、一気に利益を得た人もいました。その差は一体どこにあるのか。株式会社ソーシャルインベストメントの清水一喜氏が解説します。

何故フラッシュクラッシュは起こったのか?

フラッシュクラッシュが起こった直接の原因は不明です。有力な意見としてはアップルショックが主因だという意見があります。2019年1月2日、フラッシュクラッシュが起こる前日、米アップルのティム・クックCEOの要人発言が原因となって、フラッシュクラッシュを起こしたという見方です。

それを助長したのが、AIによる自動取引です。ある値に到達したときに自動的にポジションを持ち、ある値に到達したときに自動的にポジションを決済する。近年のFXの自動売買は盛んになる一方で様々な視点から発展していっています。

フラッシュクラッシュを未然に防ぐことはできたか?

確かにフラッシュクラッシュが起こった原因を探ることも重要かもしれませんが、真に重要なことはまずはそれを未然に防ぐことです。それが可能だったかと考えるとそれは可能だったと言わざるを得ません。

なぜなら、1月3日は正月休みであり薄商いになるため、ポジションは持たないようにするということはテクニカル分析を学ぶものにとっては常識的なリスク管理だからです。薄商い時のトレードは行わないという考え方は、全く特殊な考え方ではなく、広く知れ渡っている考え方です。特に正月休みは多くのトレーダーがトレードを行いません。

他の薄商いの時期としては夏枯れ相場として知られる夏休みの期間なのですが、こちらはトレードを行うトレーダーも多いです。そんなトレーダーですらトレードするのを避けるのが正月休みなのです。正月休みはそれだけ相場の急激な変動が起こりやすいのです。

AIによる自動売買は大変便利ですが、一度設定すればお金を生む魔法の杖と思っていると大損害を受けてしまうでしょう。どれだけ稼いでも、一度大きな損をしてしまえば帳消しになるし、税金分を考えると、単に稼いだお金を相場にまた献上しているような格好になってしまいます。リスクを徹底的に取り除くことが、AIによる自動売買においても重要なのです。

フラッシュクラッシュによりむしろ大儲けした人もいる

テクニカル分析を知っていれば、急落したとしてもむしろそれがチャンスとしてトレードできたはずです。1月3日に相場を見ていたらという話にはなりますが、正月休みはそもそも相場の急変動が起こりやすいので、最初からそれを狙って待機しているトレーダーもいたでしょう。

テクニカル分析を知っていた人たちは、フラッシュクラッシュが起こったとしてもほぼピンポイントに近い値で止まる値が予想できたと考えられます。そうすれば、一瞬で莫大な利益を得ることができたわけです。

莫大な不利益を被った人がいる一方で爆弾な利益を得る人もいるというのが相場のルールです。誰かが負ければ誰かが勝つのであり、勝つためには知識を手に入れて分析し練習していくしかありません。

リスクを抑えるためにはデイトレードがおすすめ

トレードの大前提としてポジションを持っているという状態は基本的にはリスクがあります。なるべくポジションを持たない方法が結局は安定したトレード方法と言えるでしょう。

フラッシュクラッシュ時にポジションを持っていた人の大半は、自動売買やポジショントレードを行っていた人のはずです。デイトレードで1日の中で発生する波の素早くとるというやり方ならば、フラッシュクラッシュ時にポジションは持っていないはずだからです。

相場は常に安定して動くわけではないということは過去を見れば十分わかることで、フラッシュクラッシュはたまたま起こったわけでもなければ、起こったことが珍しいことでもありません。仮にポジショントレードや自動売買をするとしても、400Pipsの大暴落に耐えられる程度のロット数で行うことをおすすめします。

長期間ポジションを保有するならば、ロット数は極端に落としたほうがいいでしょう。一方で、デイトレードならば、リスクを制限できるのでロット数を上げることは現実的であるのです。

まとめ

一見、怖いものでしかないフラッシュクラッシュもテクニカル分析を学べば、未然に防ぐこともできるし逆にチャンスにもなります。FXはルールを学んでいるものが勝ち、ルールを軽視しているものが負ける世界です。

どれだけFXで稼げたとしても、FXを続ける限り、いつか膨大な損害を出してしまうことは十分に考えられます。自分だけは大丈夫と思う人こそ危ないといえます。極力ポジションを持たず、チャンスが来るまで待ち続けることが大事です。では一体何がチャンスなのか?ですがそれはテクニカル分析を学ぶことで見えてきます。

テクニカル分析を学び賢いトレーダーとなって、投資を成功させましょう。

清水 一喜

株式会社ソーシャルインベストメント 執行役員

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