なぜか...ブラジルワールドカップで輝けなかった5人の名手。あまりにも残念...何もできなかった10番にミス連発の名GKも

なぜか...ブラジルワールドカップで輝けなかった5人の名手。あまりにも残念...何もできなかった10番にミス連発の名GKも

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  • 更新日:2021/11/25
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【写真:Getty Images】

シュートすら満足に打てず…

FIFAワールドカップにはこれまで数多くの選手が出場してきた。しかし、4年に1度の大舞台で輝きを放つことができる者はほんの一握り。世界の誰もが知る選手でさえ苦労を強いられてしまうことが珍しくない。今回は2014年に開催されたブラジルワールドカップで、期待されながらも残念ながら活躍できなかった名手を5人紹介する。

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MF:香川真司(元日本代表)
生年月日:1989年3月17日
ブラジルワールドカップ成績:3試合0得点0アシスト

2010年南アフリカワールドカップ終了後、日本代表の監督にはアルベルト・ザッケローニが就任した。かつてミランなどでも指揮を執った名将は、2011年にチームをAFCアジアカップ優勝へと導くと、その後も攻撃的サッカーを展開してフランス代表、オランダ代表、ベルギー代表といった世界の強豪と互角の戦いを繰り広げる。ブラジルワールドカップへ向け、期待感は高かった。

しかし、日本代表はグループリーグ初戦のコートジボワール代表戦で逆転負け。2戦目のギリシャ代表戦では1点も奪えず、スコアレスドローに終わった。そして、背水の陣で臨んだグループ最終節コロンビア代表戦はハメス・ロドリゲスに躍動されてしまい、1-4で大敗。期待感の高かったザックジャパンは、結果未勝利でブラジルを去ることになった。

そんなチームにおいて低パフォーマンスに終始していたのが香川真司だ。10番を背負った同選手はコートジボワール代表戦でパスミスやボールロストを繰り返すだけでなく、シュート0本と沈黙。続くギリシャ代表戦はスタメン落ちし、途中出場こそしたが、ここでもシュートを打てなかった。そして、コロンビア代表戦でも決定的な仕事は果たせず。あまりにも残念な内容と言わざるを得なかった。

「最悪の3ヶ月」を過ごしたMF

MF:スティーブン・ジェラード(元イングランド代表)
生年月日:1980年5月30日
ブラジルワールドカップ成績:3試合0得点0アシスト

リバプールの「顔」だったスティーブン・ジェラードは、当時34歳でブラジルワールドカップ・イングランド代表入り。これが自身3度目のW杯出場で、南アフリカ大会に続き2大会連続でキャプテンを務めることになった。そんなベテランMFに求められたのは、当時国際大会での成績が著しくなかったイングランド代表をより高みへと導くことだった。

ところが、いざ大会が始まると、主将ジェラードのパフォーマンスレベルは上がらず。チームは開幕連敗スタートとなり、早々にグループリーグ敗退が決まってしまった。そして、迎えた最終節コスタリカ代表戦で、ジェラードはスタメン落ち。結局、まったくインパクトを残せぬままブラジルの地を去り、各国メディアによる「大会ワースト11」に選出されてしまうことになった。その後、同選手はイングランド代表からの引退を表明している。

ブラジルW杯で不発に終わり、チームも屈辱的なグループリーグ敗退。また、その2ヶ月前、ジェラードはプレミアリーグ第36節チェルシー戦で足を滑らせて相手に決勝点を与え、あと一歩のところでリーグタイトルを逃していた。後にそれらのことを振り返ったジェラードは「恐らく、僕の人生で最悪の3ヶ月だった」とコメントを残していた。

偉大なGKがまさかの…

GK:イケル・カシージャス(元スペイン代表)
生年月日:1981年5月20日
ブラジルワールドカップ成績:2試合7失点

2010年の南アフリカワールドカップ、2012年のユーロ(欧州選手権)で正守護神としてスペイン代表を頂点へと導いたイケル・カシージャス。2014年当時は所属するレアル・マドリードで出番が減少していたが、それでもビセンテ・デル・ボスケ代表監督の信頼は変わらず厚く、ブラジルワールドカップでもゴールマウスを託されていた。

しかし、カシージャスは周囲の期待に応えることができなかった。グループリーグ初戦のオランダ代表戦、チームはシャビ・アロンソのPKで先制するも、その後大量5失点。カシージャスはクロス処理とバックパス処理のミスを起こして2失点に絡み、さらに5失点目の場面ではキレキレだったアリエン・ロッベンに翻弄されてしまった。

続くチリ代表戦でも、カシージャスは失点に関与している。相手のフリーキックを正面に弾いてしまい、チャルレス・アランギスにシュートを押し込まれた。結果、0-2で2戦目も落としたスペイン代表は1試合を残してのグループリーグ敗退が決定。ミス続きだったカシージャスはオーストラリア代表との3戦目で先発を外されるなど、自身最後のW杯はあまりにも苦い思い出となってしまった。

いきなり試合をぶち壊し

DF:ペペ(ポルトガル代表)
生年月日:1983年2月26日
ブラジルワールドカップ成績:2試合0得点0アシスト

ポルトガル代表は、ズラタン・イブラヒモビッチ擁するスウェーデン代表との歴史に残る激闘を制し、ブラジルワールドカップ出場を掴み取っていた。大会直前に行われた国際親善試合でも4戦3勝1分の成績を収めるなど、本番に向けての勢いは十分だったと言えた。

しかし、本大会では守備の要であるペペがチームの足を引っ張ることに。グループリーグ初戦、後の王者となるドイツ代表に0-2とリードされていたことで、ペペはストレスを溜め込んでいた。すると37分、トーマス・ミュラーと接触した際に彼が大袈裟に倒れたことでフラストレーションが爆発し、ミュラーに対し頭突き。これを間近で見ていた主審に迷わずレッドカードを提示された。その後、一人少なくなったポルトガル代表は2点を追加され、0-4で初戦を落としている。

その後ポルトガル代表はアメリカ代表戦を2-2、ガーナ代表戦を2-1とし、勝ち点4を稼いだ。しかし、長い時間10人での戦いを強いられたドイツ代表戦の4失点が響き、無念のグループリーグ敗退。結果的に、ペペの余計な退場が早期敗退の大きな原因となってしまったのだ。なお、不用意な退場処分を受けた同選手は、ジョゼ・モウリーニョ監督などから痛烈な批判を浴びていた。

ほぼ役に立たず…

FW:ジエゴ・コスタ(元スペイン代表)
生年月日:1988年10月7日
ブラジルワールドカップ成績:2試合0得点0アシスト

ジエゴ・コスタは、ブラジルワールドカップである意味注目を集めた存在だった。大会1年前の2013年、ビセンテ・デル・ボスケ監督との話し合いの結果、ブラジル代表ではなくスペイン代表でプレーすることを選択したからだ。当時ブラジル代表を率いていたルイス・フェリペ・スコラーリ監督からは「裏切り」と非難されるなど、大きな話題を呼んでいた。

そして迎えたブラジルW杯。グループリーグ初戦のオランダ代表戦に先発したD・コスタは、会場に足を運んでいたブラジル国民から激しいブーイングを浴びせられることになった。その試合で、同選手はPKを奪取し、チームの先制点に貢献。スタートは順調だった。

しかし、輝きを放ったのはその一瞬のみ。以降は、スペイン代表のサッカーに合っているとは言い難く、前線で窮屈そうなプレーを強いられることが目立っていた。結局、D・コスタはグループ2試合をFWとしては屈辱的な無得点で終えるなど沈黙し、チームも連敗を喫して早期敗退。消化試合となったオーストラリア代表戦ではスタメンから外れることになっている。人々の記憶に残したのはゴールシーンなどではなく、大ブーイングを浴びせられた姿だけだった。

編集部

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