今季セ・リーグの最多セーブのタイトルを獲得した阪神・岩崎が21日、兵庫県西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。昨年オフにFA宣言をして残留することを決断し、4年総額8億円（金額は推定）の契約を結んだ。4年契約の1年目で日本一を達成し、球団との交渉の席では「たくさんねぎらってもらった」と明かした。契約内容の変更は「特にない」とし、サインをした。
契約更改を終え報道陣の質問に答える岩崎（撮影・大森 寛明）
35セーブを挙げて手にした初タイトルについては、改めて「タイトルは自分1人では取れない。勝ちにつないでくれたその前の投手だったり、点を取ってくれた野手に感謝している」と仲間への思いを口にした。自分や家族へのご褒美を聞かれると「やったことがないので、わからないです。やらないかもしれないしやるかもしれない」と、契約同様に私生活も“現状維持”可能性を示唆し、浮かれるところはない。2連覇が懸かる来季へ「成績で他のメンバーを引っ張りたい。いい数字を出せるようにしたい」と意欲を口にした。
