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小山田氏いじめ問題は「差別」、韓国の五輪問題は「無知」カンニング竹山が怒る

小山田氏いじめ問題は「差別」、韓国の五輪問題は「無知」カンニング竹山が怒る

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  • 更新日:2021/07/21
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カンニング竹山さん(撮影/今村拓馬)

東京五輪の開会式の音楽担当の小山田圭吾氏が辞任し、最後の最後までゴタゴタが続く。一方で選手たちは選手村に続々入村し、そんな中、韓国の選手団が「福島県産のものを食べるな」と韓国の食材を持ち込もうとした。お笑い芸人のカンニング竹山さんは、これに対して韓国は「福島を見に行ってこい!」と憤る。

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小山田圭吾氏は留任から即、辞任発表になりましたが、小山田氏の今回のいじめの話は稀に見るひどさ。昔の「金八先生」とか学園ドラマで描かれたいじめ問題なんかよりもひどい。ヘドが出る内容。もうここで話したくもないくらい。

問題となった小山田氏いじめ告白は有名な話で、94年とか95年に発売された「クイック・ジャパン」とか「ロッキング・オン・ジャパン」とかって、“そういう感じ”の記事もありましたよね。「サンデージャポン」で爆笑問題・太田光さんが発言していましたけど、あの時代に生きた人からするとわからなくもないという意見もあった。

文字にしてしまうとうまく伝わらないのだけれど、小山田圭吾氏の件でTwitter検索していたら、太田さんの発言の内容をうまく説明しているようなのがあった。漫画家の竹熊健太郎さんのツイートで、例えば【小山田圭吾がいじめ告白をした90年代前半の「クイック・ジャパン」で私も仕事をしていた。小山田インタビューを担当した編集者も知っている。あの当時もそれなりに衝撃的な記事だったが、炎上することはなかった。ネットが未発達だったこともある】(竹熊健太郎@kentaro666より)と。

これには、そういう時代だったなと思う部分もあったが、その当時を生きていた我々の世代にはわかるのかもしれないでは済まされない。小山田氏のいじめ告白を掲載した雑誌の編集長の謝罪コメントに、当時何をやろうとしていたかとか、やりとりなどが書いてあったけど、色々読み込むほどに、これはただのいじめではないなと思った。

小山田氏の発言があった当時を“昔はこういう時代だった”では決して済まされることではない。また、今の若い世代はいじめという問題に我々よりもずっと敏感です。その辺の世代間ギャップはものすごくあるのかなと思った。

そうした様々な点からしても小山田氏の起用は完全にアウトだったと思う。たしかに、僕の学生時代にもいじめはありました。小山田氏は障害者に対するいじめにも言及していましたが、それも自分たちの世代でありました。僕の中で確固たるものは、障害者いじめは、いじめって言葉で片づけられない“差別”です。

僕の子どもの頃、普段は一緒にクラスで過ごして、授業中は別の教室に行く障害のある子はいました。その子に不満や文句を言っていたことがなかったかと問われたら、あったのかもしれないが、当時のガキの僕にもそこには葛藤があった。小山田氏のいじめ告白には葛藤も何もないでしょ。

いじめ告白ってなっているけど、これは完全に差別だと思う。小山田氏に仕事を提供している場所がパラリンピックでもあった。多様性をテーマにしているのに、そこで仕事をするのはまずあり得ない。小山田氏の辞任はやむを得なかった。

相変わらずというか最後の最後まで東京五輪ってゴタゴタしていて、最初はエンブレムの問題からでしょ? ここへきてもまだ東京五輪は“賛成”か“反対”か分断が起きている。どうして、ここまで東京五輪は“やる”“やらない”になってしまったかと言えば、余りにもトラブルが起き過ぎた。それに対してあまりにも説明不足だった。

最初のエンブレム問題に始まり、ボート・カヌー会場の件もそう。小池さんは、東京五輪には使用できないと決まっていたボート・カヌー会場の宮城県にメディアを連れて調査に行きましたよね。結局、復興五輪と言いながら宮城県はボート・カヌー会場にならなかったのは元々決まっていたから。マラソン水泳とトライアスロンの競技場のお台場前で大腸菌が基準値の20倍出た水質汚染問題。これも、改善できていないまま悪臭の中を選手たちはお台場周辺の海域を泳ぐわけですよ。ずっとゴタゴタ続き。

開催直前になって有観客か無観客かの議論。最後に開会式の音楽担当の問題。開閉会式の式典コンセプトの策定は、東京2020組織委員会 アドバイザーの野村萬斎氏で2020年12月に退任したけど、野村さんのままでよかったんじゃないの? 音楽も小山田氏でなくて東京事変・椎名林檎氏だったけど、あのままでよかったんじゃないの? だって、小山田氏の事って調べればわかるでしょ? おそらく調べていないんでしょうね。ただ、裏でどのようなことがあったか知りませんが、開会式の直前の直前に30年近く前の話しが出てくるわけじゃないですか。

ネットが普及している世界では、“こうなるよ”っていうのが、東京五輪の組織委員会とかの連中がオヤジ過ぎて疎いのか、わかっていないんだと思うんですよ。結局、テクノロジーを駆使して東京五輪をなんて話をしていたけど、東京五輪を動かしている人たちがテクノロジーとかわかっていないのではないだろうか? 諸外国から学んできた感染対策を採り入れるとか言っているけど、それを操作できる人がいないんじゃないか? そういう人たちが結局牛耳っているから、実は森元会長の時から何も変わっていないんじゃないか?

赤坂・迎賓館で行われたバッハ会長の「歓迎の夕べ」もおそらく完全なコロナ感染対策もしていたのだとは思う。しかし、歓迎会なんてまかり通らなくなっている。菅首相も小池都知事も“飲み会をしないで”って言い続けてきたのに、“今回の歓迎会は特別ですから”って集まられても納得いかないですよね。腑に落ちない。そうなると、歓迎会で40人が集まれるんだったら、国民の考え方は“だったら、もういいじゃん!”ってなる大事なターニングポイントだったと思うんですよね。

海外から来た人がいるんだから歓迎会はあったとしても、その説明とやり方ですよね。アナウンス力は足りない。みんなが我慢している非常時なのに、その辺は本当に下手だな。バッハ会長も“私はゲストだ”って言ってましたが、それもわかるけど、裏で誰かがバッハに話して歓迎会を断ってもらうようにするとかできただろう? そういうことをしないと、私たち国民にはどう映るかというと、バッハのオヤジが緊急事態宣言の所にやってきて、いつもの五輪の行動通りの振る舞いで、広島行ったり好き勝手やっているって映る。国民が見ているというところを意識した行動が甘すぎる。

結果、森元会長を橋本聖子氏に変えたところで何も変わっていなかった。組織委員会に女性を少し増やしただけ。若い世代が動かしていなかったから、今回の小山田氏の起用も出てきてしまったのかもしれないですね。若い世代だったらそもそも小山田氏の起用案がなかったと思うのは、さっきも言ったように若い世代はいじめにとても敏感だから。それは、いじめはダメって教育を受けてきた世代。若い世代には「絶対ダメ」「許せない」っていう子は多いですよね。その辺の配慮が全く足りなかった。こういうこと、つまり五輪を開催するのに、日本は今弱かったなぁ……。

僕の勝手な想像だけど、なんでここまでして東京五輪を開催するのかっていうのは中国の五輪も関係していると思う。中国は絶対に五輪をやる。たとえ、コロナ感染者が仮に1日3万人出ようがやると思う。そう考えた時に、日本が五輪中止ってことは国家として決断できなかったのかなと勝手に思ってしまう。“うちの方がコロナ禍でも五輪を開催した”ということを中国との関係性の中で築かなければならなかったのかな? それも確かに、いまの中国のことを考えたり、中国の次の開催はパリで、五輪がヨーロッパに行ってします。そうなったら、日本が五輪中止となり、中国が開催したら“中国はコロナに打ち勝った!”と言い出しかねない。だから、日本はコロナ禍でも五輪が開催できたというところを見せなければならなかったのではないか?

この中国の話は僕の想像ですけど、それよりも何よりも“とんでもねぇな!”と思うのは韓国ですよね。選手村のベランダに抗日英雄の横断幕をかけたり、撤去を命じられたのにまた別の横断幕をかけ出した。韓国選手団に向けて「福島県産のものを食べるな」と指導しているとも報じられた。

「福島県産のものを食べるな」に関しては、韓国側は無知すぎる! 何度も何度も言ってるけど、アンタのところも原発の処理水を流してるよ!  韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が東京五輪に結局来ないことになった。日韓首脳会談の開催にこだわっているとか聞いていたけど、菅総理との会談なんか、オマエしなくていい! まず福島県に行ってこい! 原発見てレクチャー受けてこい! 国家は福島県産の農作物や海産物が安全だって見せてやることが、本当の意味での復興五輪ですよ。

韓国は福島県産を毛嫌いしているわけだから。ただの無知ですよ。東京五輪は観戦しなくていいから福島を見に来い! 復興状況とかその目で見て、どれほど地元の人たちが頑張っているかも見て、農作物の放射性物質の検査はどんなことをしているのかも見てこい! それで、韓国に帰ったら福島県産のものを全部OKにしろ! それができたら、ひとつの復興五輪の取り組みではあると思っていますけどね。スポーツの力も大切だけど、そういう取り組みができるのが本当の意味での復興五輪なのではないか? それが大切なのではないか?

あと、東京五輪に関しては、本来であれば全て小池都知事がやらなければならないこと。全て菅総理に押し付けて、いい隠れ蓑(みの)にしている。「国が、国が」って文句は言いますけど、本来では「アンタの仕事よ」。主催は東京都よ。責任者は小池都知事なんですよ。菅総理を擁護しているわけではないけど、ここまでの東京五輪のゴタゴタを菅さんにおっかぶせているような気がする。

東京五輪は始まりますが、良かったなと思ったことがひとつだけあった。国立競技場で開会式や閉会式のリハーサルをやっているんですが、国立競技場を囲むように花火が打ち上げられたり、ドローンが何十機も上空を飛んでいたりだとか夜やってるんだけど、僕もそれを間近で見て“わぁぁーー!”と思うんだけど、これはツイートはしてはいけないっていう気持ちになっているんですよ。ネタバレしてしまうから。

そこで、意外だったのが、開会式や閉会式の様子をTwitterでネタバレ的にアップしている人って少ないなと。中には上げている人もいるけど、国立競技場近辺の人たちだったらもっとTwitterが上がってもおかしくないくらい、完全なリハをやっている。もちろん、僕もツイートしなかったし、同じ気持ちの人がいっぱいいるんじゃないかな? それは、ちょっとイイなと思った唯一のことです。

■カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。現在は全国放送のワイドショーでも週3本のレギュラーを持つ。オンラインサロン「竹山報道局」は、4月1日から手作り配信局「TAKEFLIX」にリニューアル。ネットでCAMPFIRE を検索→CAMPFIREページ内でカンニング竹山を検索→カンニング竹山オンラインサロン限定番組竹山報道局から会員登録。カンニング竹山とCalmeraによるユニット・タケヤマカルメラが「ヘイ・ユウ・ブルース」のカバーを披露。「ヘイ・ユウ・ブルース ~許せ、友よ~」はこちらから→https://calmera.lnk.to/hyb

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