阪神ドローで窮地2・5差 4番大山に続きエース西勇が右肘異変降板

阪神ドローで窮地2・5差 4番大山に続きエース西勇が右肘異変降板

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2021/10/14
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巨人対阪神 2回裏巨人2死三塁、ベンチに下がる西勇(手前右)。左後方は矢野監督(撮影・河野匠)

<巨人2-2阪神>◇13日◇東京ドーム

阪神の大逆転Vに暗雲だ。先発の西勇輝投手(30)が右肘に異変を訴え、1回2/3で緊急降板。14日以降に精密検査を受けるが、戦線離脱の可能性が出てきた。本来4番の大山悠輔内野手(26)も背中の張りで2試合連続欠場し、14日の復帰も微妙な情勢。エースと4番が不在の巨人戦は痛恨ドローで、勝った首位ヤクルトに2・5ゲーム差に広げられた。この日2年連続2位以上が確定したが、奇跡への道が険しくなった。

◇    ◇    ◇

まさかの光景だった。1-1の2回1死二、三塁。1番松原の二ゴロで2点目を失った直後だ。マウンドの西勇は渋い表情で右手を振り、異変を訴えた。三塁側に歩き、福原投手コーチとベンチ裏に姿を消した。矢野監督は時間を稼ぐこともなく、投手交代を決断。わずか42球、移籍後最短タイの1回2/3で降板。東京ドーム全体がザワついた。

楽観視できない状況になった。試合後、矢野監督は「これから検査してみないと分からない。現状すごい大きなところはないと思っているんだけど、病院に行かないと分からない部分が多いんでね」と説明。異常を訴えた箇所については「(右)肘かな」と明かした。西勇は阪神移籍後2年連続で2桁勝利。今季6勝9敗と苦戦しているとはいえ、グラウンド内外でチームを鼓舞するエースの戦線離脱となれば大きな痛手だ。

試合前から厳しい展開が予想された。前日12日の練習中に背中の張りを訴えた4番大山が、2日連続でベンチメンバーから外れた。不動の切り込み隊長である近本を今季2度目の3番に据え、1番には島田を入れた。巨人菅野を相手に苦肉のオーダーで臨んだが、得点は8番坂本による孤軍奮闘の2点だけ。9安打を放ちながら決定打を欠き、9回痛恨のドローになった。

矢野監督は大山の状態について「明日は打撃練習できるんじゃないかというところ。スタメンは難しいなと思っている。ベンチに入ってできるのかというのは、明日の状態を見ないといけない」と依然、不透明な部分があるとした。巨人戦前まで11試合連続ヒットを放っていた主砲の離脱に加えて、この日はエースまで…。まさに緊急事態だ。

この日、2年連続の2位以上が確定した。だが首位ヤクルトが勝ったため、ゲーム差は2・5に広げられて優勝マジックを8にされた。逆転Vがさらに厳しくなったが、指揮官は力を込めた。「誰か1人で埋められない。全員でカバーしたり、チームだけど、ライバルなんでね。そういうところも意識して、自分がどうやって出ていくかを考えてくれたらと思う」。窮地に追い込まれたが、ファイティングポーズは崩さない。闘争心むき出しで食らいつくしかない。【桝井聡】

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