カゴメ、AIを活用した生鮮トマトの収量予測システムを開発・導入

カゴメ、AIを活用した生鮮トマトの収量予測システムを開発・導入

  • 知財図鑑
  • 更新日:2022/06/23
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カゴメ株式会社は5月31日、生鮮トマトの需給調整の際に重要な情報となる収量予測の精度を高めることを目的とし、カゴメの子会社で生鮮野菜の仕入・販売を行うカゴメアグリフレッシュ株式会社と、AI・機械学習技術を専門とする株式会社エイゾスと共同で、「AIを活用した生鮮トマト収量予測システム」を独自開発し、2022年2月よりカゴメブランドの生鮮トマトを栽培する大型菜園に実導入したことを発表した。

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▲本システムを導入している福島県にある「いわき小名浜菜園」の圃場の様子

従来、生鮮トマトの営業計画(当週~数週間先)は、積算温度情報等のデータと、菜園担当者の経験に基づく収量予測とを統合し、立案していた。そのため、担当者の経験不足や従来の手法では予測不能な収量変動などにより大きな予測誤差の発生が避けられず、計画数量の過不足やそれに伴う欠品、廃棄が生じ、予測精度の向上が課題となっていた。

このような課題を抜本的に解決するために、カゴメはAIを活用した生鮮トマト収量予測システムの開発・導入に取り組んだ。同社がこれまで蓄積してきた栽培技術・管理に関する独自のビックデータと、最先端のAI解析技術との活用によって収量予測モデルを創り上げ、菜園で日常的に利用可能な収量予測システムを構築。本システムにより、これまでの収量予測手法では精度が著しく低下する数週間先の予測精度を高めることが可能となった。さらに、菜園で日々蓄積される栽培管理に関するビッグデータを活用し、継続的に本システムの予測精度向上を図ることも可能という。

同社は今後、カゴメの生鮮トマトを栽培する他の大型菜園においても本技術の導入を進め、持続可能な農業生産~需給システムを確立していく考えを示している。

Top Image : © カゴメ 株式会社

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