休んでいる自分が不安で休めない。教員の私は平日も休日も関係なく仕事をした

休んでいる自分が不安で休めない。教員の私は平日も休日も関係なく仕事をした

  • かがみよかがみ
  • 更新日:2021/06/11
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やっと休みだ!

明日は何しよう?掃除しようかな。洗濯しようかな。出かけようかな。ゲームしようかな。家でゴロゴロ過ごそうかな。

休みの日にすることは人によってさまざまなだ。

不良や不登校も絶対に見放さず「生徒の味方」だった先生が命を絶った

社会人になってからずっと、平日も休日も関係なく仕事をしてきた

私のいつもの休みの日は、たいてい仕事だ。

在宅ワークが増えたからではない。もともと持ち帰りの仕事にあふれかえっているからだ。

持ち帰りの仕事はほぼ毎日。休みの日は平日の持ち帰りの仕事をなるべく少なくするために、次の仕事を見越して先に仕事をしておく。これは社会人になってからずっとだ。毎日毎日、平日も休日も関係なく仕事をした。

職場でサービス残業か持ち帰りで仕事か。私は持ち帰りを選択した。

「いいじゃん、すぐ帰れて」「土日休みうらやましい」などと言われるが、私の休みの日は休みではない。ゴールデンウィークは、やらなければならない事を整理すると仕事の項目だけで21項目もあり、「出勤はしなかった」というだけで仕事をしていた。

教員をしている私の休みは春休み期間の第5週目のみ。

次の赴任先や担当が決まらないため、次にやっておくべき仕事を見越すことができない。ここで私の休みが訪れる。

いつもと違う休日だ。

仕事のことを考えることなく、ただ身体と心を休めることができる休日。カラオケに行く時もあれば、半日家でゴロゴロする時もある。女性であるが故、いつもと違う休日でも家事をする日もあったが、それでも私にとっては貴重な休み。

仕事のことを考えなくてもいい、というのはとても楽だった。

仕事が嫌いなわけではない。休んでいる自分が不安で、いつも休めない

だから私はうらやましかった。

いつもの休みにちゃんと休める人たちが。

家で仕事をしないで、家事もしないで休める日が週に1日あるなんて、多い人は2日もあるなんて……。何も仕事のことを考えずに出かけたりゲームしたりゴロゴロしたりなんて、最高に気が楽だ。

たしかに、今の仕事を選んだのは自分自身だ。仕事が嫌いなわけではない。納得いかないなら辞める手だってある。でも辞めたいわけではない。

持ち帰って仕事をしないために職場でサービス残業をする選択もある。

でも、それが解決策なの?それで休めるの?いや、ちっとも休まらない。

将来のことを考えると、すぐに仕事を辞めることはできない。それに今の仕事を辞めたいわけでもない。家のこともしないといけない。職場でサービス残業をするのも家で仕事をするのも、結局休まらないのは同じ。仕事の質を考えると、時間外に研究をし、より良い構成を練る必要がある。

思い切って持ち帰りも残業もしない……という手を取ると、不安で寝ることもままならないと思う。周りから、力のない人だと思われないように次の仕事内容を必死に考えてしまう。準備を怠らないように勤務時間外に仕事をしてしまう。

それでも私を非難する人もいる。早く帰宅するからと仕事を押し付けてくる人もいる。

私は結局、仕事のことも家のことも将来のことも考えてしまう。考えて考えて休みを休みではないものにしてしまっている。

できないと思われるのが怖くて、休んでいる自分が不安で、いつもの休日は休めない。

ほんとは変わりたい。でも変われない。

だからいつもと違う休日が、私の休める休日となる。

私の休日が変わるように。心も身体も休める時間を作りたい

いつか、いつもの休日に休める日が訪れるよう、私は私の生活スタイルを変えていきたい。

また、私のようにいつもの休日が休まらない人たちに、休める時間を提供できる人になりたい。

教員である経験を活かし、子どもを預かったり、ご飯を提供したり、宿題を一緒にやったりする。私は私できちんと休みの日を作る。

人と人とがつながりあってより良い生活が築けたら、心も身体も休まるのではないだろうか。

休日は休む日と書く。心も身体も休める時間を作りたい。

私のいつもと違う休日が、いつもの休日に変わるように。

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夏目わか

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