15歳で上京し夜の街へ...嘉門洋子が明かした〝月給7万円〟のグラビア時代と〝壊れた家族〟

15歳で上京し夜の街へ...嘉門洋子が明かした〝月給7万円〟のグラビア時代と〝壊れた家族〟

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  • 更新日:2022/01/14
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嘉門洋子(右)は家田氏に心の内をさらけ出した(東スポWeb)

【家田荘子の駆け込み寺】あなたの話をお聞かせください――。作家で僧侶の家田荘子氏が気になる人物に迫る「駆け込み寺」。女優の嘉門洋子(41)との対談後編をお届けする。1990年代後半にグラビアアイドルとして注目を集め、バラエティー番組などで活躍したが、その陰では複雑な家族の問題を抱えていたという――。

【写真】22年前の嘉門洋子

家田 グラビアを始めたきっかけは。

嘉門 家から逃げ出したかったんです。父が身体的に障害があったので祖母と祖父が幼稚園の経営を始めました。父はそのストレスでメンタルが…。母も弱い人間だったので家が地獄のようだった。だからいつも夢見てたんです。テレビに映ってる女優がキラキラしてて幸せそうに見えて、そうなりたいと。

家田 家を出たのは。

嘉門 15歳です。離婚してバラバラになるのなら東京に行かせてください、と。だんだんグレはじめて夜の街を遊び歩くようになった。最初の事務所の社長さんに出会いまして「水着とかやるんだったら寮に住んでいいよ。月給制にしてあげるよ」って言われて「やります」って。

家田 ちゃんとお給料くれたんですか。

嘉門 はい。ただ7万円の給料で家賃と光熱費とか払ってくれてた。アルバイトしてる女の子ぐらいの生活をずっとしてました。2~3万は上げてもらったかもしれないですけど、(事務所が)経営破綻でなくなる30歳前まで。月給でもらえていれば生きられるし、あんまり気にしてなかったです。

家田 そして経営破綻。

嘉門 いなくなった時は本当にショックでした。親代わりのような方で、毎日ずっと一緒に社長さんとマネジャーさんとご飯を食べてました。

家田 その後は。

嘉門 社長がパチンコ屋さんからお金を借りてて、そこが事務所を作って勝手に入れられてたんです。「お前の社長に金貸してるからお前も稼げ!」みたいな感じで。

家田 そこからどうやって逃げたんですか。

嘉門 大人の方に聞いたんです。私が借りたお金じゃないのに私が拘束されるんですかって。できないということをやっと知りまして「辞めます」って言いました。

家田 簡単に辞められたんですか?

嘉門 何年間か仕事するなみたいなことを言われて。でも心が折れててできないと思ってたのでどうでもよかったです。

家田 親と連絡は。

嘉門 母が離婚する前に家のお金を持ち出して逃げてしまって。それで父と母がお金のことでいがみ合っていて、両方から生活費をもらえなかったんです。15歳のころから連絡を取ってなくて。やり直したくて何回か連絡をしても嫌な思いしかできなくて。私の今の人生の課題は、自分の血縁者を許すこと。許すってすごい難しいじゃないですか。許したらきっと自分も楽になるって分かってるんですけど、なかなかモヤモヤが晴れなくて。

家田 血縁者だからこそ余計難しい。

嘉門 はい。父が亡くなった時も姉から、私が家の幼稚園を手伝ってないので、遺産をもらえなくする書類にサインをさせられて。心のどこかで「でも血がつながってるからそんなひどいことしないだろう」って思ってたんですけど。本当に私、頭悪くって。

家田 知識がなかっただけですよね。

嘉門 今、コールセンターでアルバイトしているんですけど、嫌な電話に出ちゃった時に、遺産をもらえてたらこの電話、出なくてよかったかもしれないと思ったりとかするんですよね(笑い)。子供の時に愛情をもらえなかったので自信がないんです。だから今すごい頑張って勉強をしていて、自分の自信を一歩ずつ(付けられるようにしてます)。

家田 今後、やりたい役とか作品は。

嘉門 壊れてる家族の一員の役がやりたかったのも自分の家族の影響をすごく受けてると思う。すごくひどい母親の役をやらせていただいたので、次はすっごくいい役とかやってみたいです(笑い)。=おわり

☆かもん・ようこ 1980年3月6日生まれ。石川県出身。1996年にグラビアアイドルとしてデビューし、97年度フジテレビビジュアルクイーンに選出される。フジテレビ系「笑っていいとも!」のレギュラーを務めるなどバラエティー番組での活躍が目立ったが、最近はNHK大河ドラマ「麒麟がくる」、NHK土曜ドラマ「ひきこもり先生」など、女優として活躍中。

☆いえだ・しょうこ 7月22日生まれ。愛知県出身。日本大学芸術学部放送学科卒業。女優、OLなど10以上の職歴を経て作家に。大ヒット映画「極道の妻たち」の原作者として知られる。1991年、「私を抱いてそしてキスして―エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録」で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2007年、高野山大学にて伝法灌頂を受け僧侶となり、住職の資格を持つ。ユーチューブ「家田荘子チャンネル」を配信中。

(対談の模様はユーチューブ家田荘子チャンネルで配信予定)

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