広澤克実氏 阪神はスアレス温存で勝てたこと大きい 秋山の武器“速球”で日本ハム打線押し込めた

  • スポニチアネックス
  • 更新日:2021/06/11

◇交流戦 阪神10-3日本ハム(2021年6月9日 札幌D)

【広澤克実 視点】阪神・秋山の一番の武器は真っすぐだ。制球力も評価されているが、加えてキレがあって、“速い”。スピードガンの数字ではたまに140キロを少し超えるくらいなので、打者はその予測で構えるが、実際に体感している球速はもっと上だろう。

変化球との緩急差で速く見せているのではない。リリースポイントが前(捕手寄り)なので、打者は実際に速く感じているはずだ。わずか数センチの差なのだろうが、この日も日本ハム打線を押し込めていた。対戦の少ないパ・リーグの各打者は、特に1巡目は“速球”に戸惑うだろう。

私が現役時代に対戦した投手ではソフトバンク時代の和田、杉内、巨人の上原、そして中日の山本昌が相当に速く感じた。特に山本昌は数字の130キロで準備していると、かなり振り遅れてしまう。対戦したことはないが、秋山も、おそらく阪神の岩崎の腕の振りにも通じることだろう。

この日は打線が5回までに9得点した。楽に勝てるゲームはたまには必要だ。肉体的な疲労は解消されないが、精神的な疲労は解消される。勝敗が決した後でも、各打者は打撃の調子を上げるように努めればいいし、数字を上げれば気分もいい。何よりスアレスを使わずに勝つことが大きい。

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