
◆バレーボール女子 ▽パリ五輪予選兼W杯 B組 日本3―0プエルトリコ(19日・東京・国立代々木競技場)
24年パリ五輪の出場権を懸けた予選で、世界ランク8位の日本は、同19位のプエルトリコを25―23、25―21、25―13のストレートで下し、開幕3連勝を飾った。対プエルトリコ戦は全8勝とした。
16日のペルーとの初戦は、エース・古賀紗理那主将(NEC)がチーム最多14得点でけん引し、ストレートで白星発進。17日のアルゼンチン戦は古賀が苦しむ中、アウトサイドヒッター・井上愛里沙(日本協会)が両チーム最多17得点、ミドルブロッカー・宮部藍梨(姫路)が13得点で貢献し、2戦連続のストレート勝ちに貢献した。真鍋政義監督は「宮部、山田(二千華)の両ミドル、井上も安定して良かった。3人が点数を取ってくれたのが大きい」と手応えを口にし「次のプエルトリコ戦が大きな一つの山」と話していた。中1日空いてこの試合に臨んだ。
今大会は、女子日本代表「火の鳥ニッポン」にとって、2004年アテネ大会以来、6大会連続の五輪出場が懸かる。前回21年東京五輪は、25年ぶりに1次リーグで敗退。12年ロンドン五輪で銅メダルに導いた真鍋政義氏が東京五輪後、監督に再任して強化を図ってきた。来夏のパリ五輪では、12年ぶりの表彰台入りを目指す。次戦は20日にブルガリアと対戦する。
◆バレーボールのパリ五輪への道 出場枠は男女各12。内訳は①開催国枠1②9~10月の五輪予選(東京など)で6③来年のネーションズリーグ1次リーグ終了時(女子は24年6月17日、男子は同24日)の世界ランク、①と②の7か国を除く上位5か国が獲得。予選は開催国のフランスを除く同ランク上位24チーム(22年9月時点)が3組に分かれて総当たりのリーグ戦を行い、上位2チームが出場権をつかむ。
◆パリ五輪予選 パリ五輪の開催国のフランスをのぞく世界ランク上位の24チーム(昨年10月時点の順位)が3組に分かれ、成績で各組上位2チームが五輪の出場権をつかむ。日本女子は開催国枠で出場した21年東京五輪を含めて04年アテネ大会以降、6大会連続の五輪出場権を目指す。B組が争う東京大会はW杯を兼ねている。