宇良“TVもねえ、本もねえ”断捨離効果で目指す幕内返り咲き「チャンスあるなら」

宇良“TVもねえ、本もねえ”断捨離効果で目指す幕内返り咲き「チャンスあるなら」

  • デイリースポーツ online
  • 更新日:2021/05/05
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ぶつかり稽古で胸を出す宇良(日本相撲協会提供)

「大相撲夏場所」(9日初日、両国国技館)

西十両2枚目に番付を上げた人気業師の宇良(28)=木瀬=が3日、都内の部屋で関取衆と申し合い稽古を行った。稽古後、電話取材に応じ、「ミニマリスト」を究めていることを明かした。

昨年4月、乱雑な部屋に「断捨離」を決意した。YouTube動画、本も何冊も読み、徹底して「ミニマリスト」を研究した。

「物を捨ててリフレッシュしている。結構、ため込む性質だった。部屋がごった返してどうしようもなくなってきていたのでミニマリストを目指そうと。最近すっきりしてきた。スパーって捨てるのが大事。服とかを。いるかな?と思った物は捨てる」。Tシャツも5枚、ズボンなども5枚に統一。それ以外の服は、処分した。

テレビもなく、本も捨て今は電子書籍。「メリットが多い。決断力が上がる。物に悩みがない。すっきりして居心地がいいし、掃除もしやすい。本当に必要な物が何か見つめ直すし、掃除も拭くだけで終わる。整頓しなくていいし、置く場所は決まっている」と、いいことずくめだ。

ミニマリストを目指して以降、相撲へも好影響しかない。宇良は2度の右膝手術を行い、一時は序二段まで降下。長いリハビリを乗り越え、昨年11月場所、16場所ぶりに関取復帰して9勝6敗。初場所、先場所と連続で10勝を挙げ、2017年九州場所以来、約4年ぶり幕内返り咲きが狙える番付に回復した。

「(相撲へのプラスは)ありますよ。自分が日常において何をするか明確になって自分に使う時間が増える。決断力も増える」と、まさに「断捨離」効果を実感した。

先場所は左足を負傷したが2日休場しただけで再出場。「もう完治しています」と左足にもう不安はない。部屋には幕内英乃海、志摩ノ海、明瀬山ら自身を含め関取7人。豊富な稽古相手と、連日、番数を重ねている。

幕内復帰に向け「決められたらうれしいくらいで、そこまで意識はない。上がれたらいいなとは思うけど。チャンスがあるならつかめるようにしたい」と、意気込んだ。

夏場所後の6月22日には29歳になる。「絶対に昔の自分よりも強くなっている。それは言い切れる。昔みたいには動きが付いてこないから。失った物を別の物(筋力、体重)で補っている」。膝に爆弾を抱えながら、地道にリハビリを続ける日々を無駄にはしない。

代名詞の居反(ぞ)りなど奇手で沸かせるアクロバット力士。「考えてはいるけど、最近、(技を)出していない」といつでも大技を出す気でいる。「(コロナ禍で)日本が落ち込んでいる。自分は元気に相撲を取るしかない。元気付けられる相撲を取りたい」。ミニマリスト宇良のビッグな技に注目だ。

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