存在感スゴい...! 豪華仕様「デコトラ」実車展示! レトロ&ガンダム仕様の違いあった!? 特徴はいかに

存在感スゴい...! 豪華仕様「デコトラ」実車展示! レトロ&ガンダム仕様の違いあった!? 特徴はいかに

  • くるまのニュース
  • 更新日:2023/01/25

レトロと先鋭。どんな表現もできるデコトラの世界とは

デコトラといえば豪華絢爛な加飾や電飾が施されているトラックのイメージがあります。

実はひと言でデコトラといってもいくつかのスタイルが存在するといいます。

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誰もが二度見する! 豪華絢爛な加飾や電飾が施されデコトラがスゴい! (画像は黒潮船団の「麻友美丸」 )

デコトラを一般化させたのは、東映映画の「トラック野郎」といっても過言では無いでしょう。

【画像】これがデコトラだ! 令和でも健在な2台の豪華なスタイルを見る!(63枚)

豪華絢爛にデコレーションされたトラックは、実用的な飾りつけからアートにまで昇華しました。

トラックに行灯(あんどん)を付けて、〇〇運送とか△△急送とか提示しているのがよく見る一般的な装飾です。

そこにトラック運転手の思い入れのあるフレーズや、ニックネーム(〇〇丸)とかを付け始めて、他のトラックよりも目立たせようとしてきました。

電灯を多く付けて夜でも目立つようにし始めたのが豪華なデコレーションの始まりかもしれません。

ステンレス板を加工して車体や荷台に付けたのは、サビを防ぐ効果が始まりともいわれています。

現在もそのために付けている場合もありますが、ステンレスの反射を生かした綺麗さのために装着されている場合もあります。

飾りつけが徐々に大きく目立つようになったのがデコトラの発祥ともいわれ、一般的に認知されていくようになったのは、前述の「トラック野郎」がきっかけでしょう。

トラック野郎とは1975年から1979年まで、東映映画で放映された全10作の作品で、主演の一番星桃次郎を菅原文太、やもめのジョナサンを愛川欽也がつとめました。

それぞれが乗車するトラックには派手な装飾が施され、荷台の箱には大きな絵が描かれていました。

当時のデコトラは電球を使った電飾が一般的で、トラック自体の発電量や電球による発熱などもあり、実はそれほど多くの電球は使われていません。

それを補うように魚の鱗模様をしたステンレスを貼り付けたり、スパンコールの板を多く使いキラキラしているよう見せています。

現在のデコトラではLEDライトやフラッシュライトが使われることが多く、大量の光源をコンピューターを使って光り方をコントロールしてさまざまな光り方を見せてくれます。

昔ながらの電球を使ったデコトラの装飾方法をレトロスタイル、LEDを大量に使い、より立体的な造形を魅せるのがガンダムスタイルと呼ばれています。

そんな両スタイルが都心に集まったイベントがありました。

蔦屋書店 代官山でおこなわれた、デコトラ写真集「DEKOTORA-Spaceships on the Road in Japan-」の発売イベントです。

広告や雑誌、アーティスト写真などを手がけるフォトグラファーの秦淳司さんが15年追い続けた、デコトラの芸術性を表現した写真集です。

夜間にライトアップされたデコトラは、その装飾の美しさや真っ暗な背景の中に浮かび上がる浮遊感を演出しており、ファンタジーな世界を見せてくれます。

デコトラには種類がある! レトロスタイルとガンダムスタイルで異なる違いとは

その写真集の発売イベントがおこなわれ、全国哥麿会の「寿ゃ美咲嬢」と黒潮船団の「麻友美丸」という2台のデコトラが展示されました。

寿ゃ美咲嬢は映画トラック野郎時代を反映させた昭和レトロの装飾が施され、電球と鱗ステンレス、スパンコールなどが煌びやかに光っています。

オーナーの関野さんは一般社団法人全国哥麿会の本部企画に所属されています。

この哥麿会とは映画トラック野郎が製作されるときに車両の手配や装飾の手伝いなどをするために立ち上げられた団体で、デコトラ会の始まりともいえる団体となり、当日は哥麿会会長の田島さんも同席されました。

昭和63年製の日野「レンジャー」をベースにしてデコレーションがほどこされ、昭和レトロ・映画当時そのものを表現されています。

暖色系の電球が多いこともあり、ライトアップされたときも懐かしい温かみのある光り方をしています。

箱絵はデコトラ界では有名なすずき工芸製の大蛇退治の絵が描かれており、男性は勇ましく女性は艶やかに描かれています。

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東京・代官山に展示された綺羅びやかなデコトラ(画像は全国哥麿会の「寿ゃ美咲嬢」)

一方の黒潮船団の「麻友美丸」は立体的な造形を多く施し、ガンダム系と言われる装飾になっています。オーナーの小嶋さんは黒潮船団総本部副会長を勤められています。

平成8年式の三菱「キャンター」をベースにデコレーションが施され、光らないところ無いくらいLEDやフラッシュライトが仕込まれています。

細かい造形ではエビとカマキリの戦いやカブトムシなどがいるなど遊び心も満載です。

飽きたらどんどん作り替えて行き、前車から引き継いだものもあるので、いろいろ付いているけど、「全体のバランスは非常に気にしており、バランスが悪くならないよう気をつけている」とのことです

また綺麗な状態を維持するために洗車もするのですが、ステンレスは洗車をして拭きあげるたびに磨き傷ができてしまうために丁寧な洗車を心がけています。

特徴的な装備として油圧ハイドロが組まれており、地上高を調整できるのもポイントで、この装備があることで多少の段差も通過できるそうです。

ちなみに、両車ともイベントの展示用に使用されるいわゆるイベント車となり、仕事では使用せず普段は車庫に置かれているとのこと。

両車とも車検は通過しており、公道走行も可能です。目立つ車両なため安全運転にはとくに気をつけているそうです。

今回のデコトラ実車展示では、陽が落ちたタイミングで電飾の点灯もおこなわれ、豪華絢爛なデコトラの昼間と夜間の差も楽しめる展示となっていました。

雪岡直樹

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