日台6人組グループ BUGVEL、初インタビュー 結成からデビューまでの1年と新たな決意を語る

日台6人組グループ BUGVEL、初インタビュー 結成からデビューまでの1年と新たな決意を語る

  • Real Sound
  • 更新日:2021/11/25
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BUGVEL

韓国で練習生をしていた経験とワールドワイドな人気、知名度を兼ね備えるMAHIROとGUNO。そして、日本からは実力派揃いのHIKARU、MINATO、RAIRA、KOSHINの6人で結成されたダンスボーカルグループ・BUGVEL(バグベル)。10月27日にデジタルシングル「WARNING」「彩雲」の2曲を同時配信し、デビューを果たした。台湾在住メンバー GUNOをリモートで繋ぎ、BUGVEL史上初のインタビューを行なった。(坂本ゆかり)

(関連:【写真】BUGVELメンバー

■デビューを待っていた1年は無駄ではなかった

――デビュー、おめでとうございます! デビューまでの1年は、どんな1年でしたか?

HIKARU:ありがとうございます! 結成前からコロナ禍で、台湾にいるGUNOが来日できない特殊な状況下、準備をすることだけしかできない1年……、いや、結成発表前から準備はしてきたので1年以上でした。

RAIRA:何度も「デビュー発表するぞ!」というタイミングがあったのですが、その度にコロナの状況が変わって……。すごく不安な1年でした。

HIKARU:正直、モチベーションが下がってしまいそうになった時期もあったけれど、ようやく動き出せる状況になった。1年間準備をしてきたからこそ、今のパフォーマンスのレベルに持っていけたとポジティブに考えれば、待っていた1年は無駄ではなかったと思います。

――では、デビュー曲について聞いてきましょう。「WARNING」はMAHIROさんが作詞作曲、MINATOさんも作詞に参加。かなりハードなヒップホップ曲ですが、スケッチはだいぶ前にできあがっていたそうですね。

MAHIRO:最初にみんなに聴いてもらったのが、去年の夏だったかな? デモを「いいね!」と言ってくれたので、そこからブラッシュアップして、曲として完成したのが1年くらい前ですね。

RAIRA:最初に聴いたのは2フレーズぐらいだったけれど、ライブで歌っている姿がイメージできて、興奮したのを覚えています。みんなでダンススタジオで飛び跳ねたよね。

――曲作りは昔からやっていたのでしょうか。

MAHIRO:韓国にいるときに、同じ練習生メンバーとみんなで教え合ったり遊び感覚で作ったりしていました。それからビートを打ったり歌のエフェクトをかけたりしたのは全部独学で、わからない時は周りの方に聞いたりして約一年間真剣に曲作りに取り込みました。曲として完成させたのは、「WARNING」が初めてなんです。

――初めての曲とは思えませんよ! 歌詞のテーマは?

MAHIRO:「僕たちが来れば新しい世代が来る。道を開けろ!」という意味の「WARNING=警告」です。歌詞は、MINATOくんが僕が書いていたものをラップ詞としてブラッシュアップしてくれたし、ほかのメンバーもいろいろな案を出してくれました。

――パート割やディレクションもMAHIROさんが?

MAHIRO:はい。パート割は、ほとんど僕が決めました。夜中にひとりでヘッドフォンをして曲を聴きながら、「ここはこの人に合ってるな」って。

――レコーディングのときのエピソードはありますか?

HIKARU:「WARNING」はMAHIROのパートが多めなので、最初にレコーディングに入ったんだけど、びっくりするくらいスタジオから出てこなくて。自分の曲というのもあるし、すごくこだわってやってましたね。

MAHIRO:初めての自分の曲だし、どういう歌い方をすればファンの皆さんが気に入ってくれるか試行錯誤していたら、長くなっちゃって……。すみませんでした(笑)。

RAIRA:でもそうやって、MAHIROが場を温めてくれた感はあります。MAHIROの歌が先に出来上がっていたのも、デモで聴きなれていたからやりやすかったし。レコーディングの士気を上げてくれたと思います。

――MINATOさんの、ささやくようなラップパートが印象的でした。

MINATO:キーをめちゃめちゃ低くするというのはMAHIROが考えてくれたのですが、ささやく感じは、僕がその場でやってみたものです。MAHIROのディレクションは、それぞれの個性を大事にする感じで、「ここをこうして」って指示はしないから、自分なりの新しい発想がしやすかったですね。

――もう1曲の「彩雲」は、「WARNING」と真逆のボーカルをメインにしたソフトなR&Bバラード曲です。

MAHIRO:コロナという厳しい状況下だけど、どれだけ失敗しても、どれだけ転んでも一人じゃないし人生は何回でも立ち直ることができる。というポジティブなメッセージを届けたくて歌詞を書きました。そして「悪魔と天使」というワードが出てくるんですが、明日やればいけるという感情が悪魔で、今日やらないといけないという感情が天使で、みんなそれと戦っていると思うけど機会は逃してはいけないという思いも込めています。

RAIRA:今のMAHIROの話を聞いても鳥肌が立った! とにかく、歌詞がすごくいいんですよ。最初に聴いた時、衝撃だったし感動した。みんなも聴いた直後、数分黙り込んだんです。余韻に浸る感じで。一つの映画を見終わったような感情の動かされ方でした。その時は「僕たちに当てはまる歌詞だな」と思って気持ちが引き締まったけれど、改めて聴くと、ファンの方や今の世の中の状況に寄り添ってる歌詞で。いろんな意味が含まれているので「彩雲」というタイトルなのかなとも思いました。

――「WARNING」を作った人の曲とは思えないくらいです。

MINATO:MAHIROは、曲を作る時だけいろいろな感情になる。フィクションの人になりきるのが上手いというか、カメレオン俳優みたいな能力があるのかな?

――MAHIROさんは、すごくセンシティブな人なんですね。

MINATO:スイッチが入ったらめっちゃセンシティブ。普段がオフやからこそ、スイッチが入った時が半端ない。そういうところもアーティストだなって思いますね。

RAIRA:みんなMAHIROには、「天才!」って言葉をかけてるんです(笑)。

――デビューシングルは2曲共MAHIROさんの曲でしたが、今後もMAHIROさんの曲をメインにやっていくのでしょうか。

MAHIRO:みんなが歌いたい曲を歌うのが前提なので、「MAHIROの曲がいい!」と言ってもらえれば今後も作りたいし、ダメって言われたら出さないし……。

KOSHIN:ダメなんて言わないよ!

MAHIRO:フフフ、そう言ってくれるなら、これからも頑張ります。同じ事務所のHICOのライブが11月13日にあったんですが、そこで僕が作曲した曲をHICOが披露してくれました。最初HICOから「MAHIROにバラードの曲を作って欲しい」と言ってもらったのがきっかけです。ありがたいことに僕の作る曲が皆様に届けることができるという機会をもらい、周りの人に感謝でいっぱいなのですが、その反面、僕自身バラードの曲を作るのも、曲を提供するのも初めてで、それをライブで披露すると思うと少し不安と緊張がありました。HICOのイメージも崩さず僕らしい曲を作る、というテーマで作り始め、HICOとテレビ電話をしながらここはこんな感じで歌って欲しいとか、こんな感じで歌いたいとか、色々話し合って、そこにHICOが歌詞をつけてくれて曲ができました。すごく良い思い出になりました。本当にHICO、ありがとう! 楽曲制作はこれからも続けていきたいですし、もっともっといい曲を作っていきたいです!

――デビューシングルではMAHIROさんとMINATOさんが作詞、作曲に参加しましたが、他に作詞作曲するメンバーは?

HIKARU:挑戦したい気持ちは、それぞれが持っていて。今後、各メンバーが書いた曲や歌詞でできたらいいな。

RAIRA:僕は作りたいよりも、歌いたい気持ちの方が大きくて。でも歌うようになると、次は自分の言葉を届けたいってなるんでしょうね。

MAHIRO:僕も曲を作っている時に、「みんなに一緒にやろう!」って声をかけているんです。みんな考えが天才だから、絶対できると思う。

――「みんな天才」という発言がありましたが、MAHIROさんから見たメンバーの“天才”だと思えるポイントを教えてください。

MAHIRO:MINATOくんは「WARNING」で天才ぶりが実証できたし、実はKOSHINも曲を作り始めていて。聴かせてもらったら、初めてにしてはすごくいい曲だったんです。あれ……なんかちょっと上から発言やな(笑)。

KOSHIN:いやぁ、まだ全然です。

MAHIRO:RAIRAくんは字がすごく綺麗だし絵も上手いから、そういう面を活かすのもアリだと思うし、HIKARUくんに関しては、僕より天才だと思っています。僕にない感性を持っているから、尊敬する。GUNOくんはずっと歌を聴いてきたけれど、僕の人生で出会った歌声のベスト5に入る。海外サウンド寄りの声だし、声が天才です。

GUNO:僕、天才? フフフ、ありがとー。MAHIROも天才!

■自分たちが良いと思うものを届けられるアーティストになりたい

――(笑)。ではみなさんが、いかにしてダンスや歌に興味を持ったのかを教えてください。

HIKARU:17歳の時に友だちからBTSの「I NEED U」を教えてもらって、「カッコいい」と思ったのがアーティストを目指すきっかけでした。高校生の時はバスケットボールをやっていたし、将来のために調理師免許を取ろうと思っていたので、ぜんぜん違う道に来てしまいました(笑)。部活を引退してからオーディションを受け始めて、いくつか合格したけれど、兼ね合いが取れなくて大学に進学。大学に入って本格的にダンスを始め、最後のチャンスだと思ってオーディション番組に挑戦しました。とにかく音楽が好きで、K-POP、J-POP、ヒップホップ、R&B、幅広く聴いています。

MINATO:HIKARUが料理の道を目指していたの、初めて聞いた(笑)。僕も中学のときにたまたまK-POPが流れているチャンネルでBTSの「NO MORE DREAM」を知って、「高校に入ったら、ダンスをやる!」って決めたんです。学校のダンス部に入って、スクールにも行って、そのまま楽しい大学生活を送っていたのですが、友だちに誘われてオーディション番組を受けました。ラップはそれまでやったことがなくて、オーディション番組で一緒になったORβITのJUNEくんに番組中に教えてもらって始めました。高校まではK-POPしか聴いてなかったけれど、大学に入ってからはヒップホップ一筋です。

GUNO:僕は12歳の時にジャスティン・ビーバーの「Baby」を聴いて、「アメリカで成功するアーティストになろう!」と決心しました。僕にとっては、その時からジャスティン・ビーバーが最高の存在です。台湾でオーディションを受けて韓国へ。その後韓国でサバイバル番組や、オーディション番組に出演しました。アメリカのディズニーチャンネルのオーディションを受けたこともあります。

RAIRA:小学校6年生の頃に、姉に連れられて行ったEXILEのドーム公演で感動したのがアーティストを目指すきっかけでした。卒業文集に「EXILEになって『紅白』に出る」って書いたくらい(笑)。そして、韓国のオーディション番組が好きでずっと見ていて、「世界を目指すならK-POPだ!」と思ったんです。もちろん、J-POPも大好きで最近聴いているのは、親の車でよく流れていた山下達郎さん。あとは韓国のR&BアーティストのDEANなどです。

MAHIRO:僕は15歳の時に、母と行ったBIGBANGのライブで配られたオーディションのチラシを見たことがきっかけでした。そこから色々な経験をして、でもなかなかうまくいかなくてどうしよう……って悩んでいたときに、ORβITのJUNEくんに相談したんです。JUNEくんは、前に同じオーディション番組に出ていたということもあって、僕にとってずっと頼れるお兄さんみたいな存在です。今は同じ事務所なのですぐに相談したりできるし、色々甘えさせてもらってます!!

僕がよく聴く音楽は、洋楽です。ケンドリック・ラマーなどのラップやヒップホップ、サム・スミスやエド・シーランなどチル系も好き。韓国では<H1GHR MUSIC>のアーティストやDEAN、Crushをよく聴いています。

KOSHIN:僕は中1でジャズダンスを始めました。姉が習っていた影響です。母がSHINeeが大好きで、僕も小学校5年生からSHINee、特にテミンさんに憧れるようになって、オーディション番組に参加することになりました。ずっとSHINeeしか聴いてこなくて、ほかのK-POPには詳しくないんです(笑)。

――そんな6人が集まってBUGVELとしてデビューしたわけですが、今、新たな決意というか、どんな想いがありますか。

MAHIRO:11月7日のファンクラブ限定サイン会で、初めてファンの方とお会いしたんです。僕は今まで、オーディション番組で夢を叶えることができませんでした。だからこそ感謝の気持ちと共に、「もっともっと上に行きたい!」って改めて思ったんです。「合格した子たちより上に行こう」、「絶対に世界に行こう」、「頑張るぞ!」ってめちゃめちゃモチベーションが上がりました。そんな話をサイン会の後にMINATOくんと熱く語っていたら、MINATOくんは最高の答えをくれて、涙が出ました。絶対に上に行きます!

――MINATOさんは、どんな答えを?

MINATO:それは、結果で見せますね。僕も目指すところはもちろん世界ですが、具体的に目標を決めすぎるとそこまでになっちゃうので、あえてアバウトに目標を立てていきたいな。

RAIRA:サイン会で、ファンの方から「何年も前からずっと待っていました」という声をいただいて、デビューできて、少しは恩返しができたのかなという気持ちになりました。僕たちは今、BUGVELとしてスタートに立ったところ。「ここからだ!」ということをお見せできたので、これからも応援してほしいです。僕たちもまっさらになってからの第一歩なので、這い上がる気持ち。大きな夢に向かって行きたいです。

KOSHIN:僕たちが集まってから、デビューまで長い時間がかかりました。「WARNING」はMAHIROくんに最初に聴かせてもらってから1年以上経っているし、「ようやく出せた!」という気持ちです。

HIKARU:「やっと動き出したな」と実感したのは、自分がよく使っている音楽配信アプリにBUGVELの名前が入って、曲が配信されているのを見てから。なんか安心したんですよね……ここまでが長かったから。それと同時に、「世界へ!」という決意も改めてわいてきて。早くGUNOも合流して6人の完全体で動きたいけれど、「GUNOが来るまでに土台は固めておかないと」という想いもあります。

GUNO:デビューできて興奮しているけれど、僕はまだ台湾にいるので、みんなと同じテンションになれないのが残念。早く日本でファンの皆さんに会いたいし、メンバーにも会いたい!

HIKARU:実はMAHIRO以外のメンバーは、GUNOとちゃんと会ったのは、一度だけなんです。いつもこうして、リモートでPC越しで会っているだけで。

GUNO:みんな、僕のことニコニコでフワフワの人だと思っているかもしれないけれど、実際に会ったら「悪魔」だってことがわかると思うよ。フフフ(笑)。

MAHIRO:いやいや、マジであのままのフワフワです。全然悪魔じゃない(笑)。

GUNO:(ニコニコ)MAHIROも悪魔です!

――(笑)。GUNOさんは日本でメンバーと一緒になったら、どんなことをしたいですか?

GUNO:とりあえず、みんなで温泉に行きたいですね。

KOSHIN:仕事じゃないのか!

GUNO:MAHIRO以外のメンバーは1回しか会ったことがないから、ちゃんとコミュニケーションをとるためにも、裸の付き合いをすればすぐ仲良くなれるんじゃない?

KOSHIN:なるほど、効率を考えて……ね!

――効率的に(笑)。さて、ようやく第一歩を踏み出したBUGVELですが、みなさんが目指すアーティスト像とは?

HIKARU:僕たちは、自分たちが良いと思うもの面白いと思うものを届けられるアーティストになりたいと思っています。6人それぞれの好みが違うので、その6人で「いい!」と思えるものは、少なくとも6パターンの人に響くと思うから。

――自分たちを信じているということですね。では最後に、“新人”としての抱負を教えてください。

HIKARU:僕たちは正直まだ右も左も分からない。新人としてやっとスタートラインに立って一歩踏み始めたところだから、勘違いしちゃいけないというのは全員が思っています。自分たちのパフォーマンスをどれだけ高めた上で届けられるかが重要。勉強して、謙虚で素直でいたい。でも謙遜しすぎず、出せるところは出していけるように。

KOSHIN:ずっと待ってくれていたファンの皆さんに、何が一番喜んでもらえるかと考えると、やっぱり全員揃った僕たちのパフォーマンスを生でお見せすることだと思うんです。映像だけでは伝わらない部分をライブで見せられたらいいな。皆さんも待っていてくれると思うけれど、僕たちも一番それを待ち望んでいます。(坂本ゆかり)

坂本ゆかり

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