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本日のアナリストは、米国を拠点に活動しているドノヴァン・ジョーンズ氏です。

Donovan Jones / ドノヴァン・ジョーンズ拠点:米国セクター:テクノロジー・IPO
自己紹介
ジョーンズ氏は、米国を拠点とする株式リサーチのスペシャリストであり、15年にわたり、米国のソフトウェア関連企業やIPO企業の投資を分析してきた経験を持っております。
主に、「高成長テクノロジー銘柄」、「消費者関連銘柄」、「資本財・サービス関連銘柄」、「メディア関連関連」、「ライフサイエンス銘柄」に焦点を当て、ファンダメンタル分析を用いて企業分析を行っています。
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最新のレポート紹介
「ゼットスケーラー:クラウド・セキュリティ分野で目覚ましい成長を実現」
Ticker: ZS / 3735文字 / 所要時間8分程度 / Buy

サマリー
ゼットスケーラーは、世界中で事業を展開する、急成長中のクラウド・セキュリティ関連企業である
同社の成長率は目覚ましく、営業損失は削減され、フリーキャッシュフローは非常に好調である
同社に対する私の見通しは、1株あたり約185.00ドルで「買い」である投資テーマ
ゼットスケーラーについて
ゼットスケーラー(ZS)は、クラウド・セキュリティ・ソフトウェアを世界中の企業に提供している。
同社は、2023年9月5日に2023年度第4四半期決算を発表し、売上高とコンセンサス利益の予想を上回った。
目覚ましい成長を続ける一方、営業損失は縮小し、フリー・キャッシュフローは非常に好調な水準を維持している。
以上より、同社に対する私の見通しは、1株当たり約185.00ドルで「買い」である。
概要
2007年に設立された同社は、世界中の組織のデジタル・エクスペリエンスとクラウド・セキュリティ態勢を改善する一連のソフトウェアサービスを提供している。
5,962人のフルタイム従業員を擁し、本社はカリフォルニア州サンノゼにある。
創業者兼CEOのジェイ・チャウドリーは、AirDefence、CoreHarbor、SecureIT、CipherTrustなどの会社を設立したシリアルアントレプレナー(連続起業家)としての経歴を持つ。
同社のサービスには以下が含まれる。
Zscaler Internet Access
Private Access solutions
Digital Experience
Posture Control
Risk360
Zero Trust Branch Connectivity
同社は、金融サービスからヘルスケアまで、様々な業界に対してサービスを提供している。
市場規模
Allied Market Research社のレポート(https://www.alliedmarketresearch.com/cloud-security-market)によると、2022年の世界のクラウド・セキュリティ市場規模は358億ドルとのことである。
2023年から2028年までの年平均成長率は9.1%で、2028年には629億ドルに達すると予測されている。
クラウド・セキュリティ市場は、サイバーセキュリティ業界で最も急成長しているセグメントの1つである。
この成長の原動力となっているのは、クラウド・コンピューティングの導入が進んでいるためであり、データやアプリケーションをクラウドに移行する企業が増えているのが現状である。
ガートナー社(Gartner)によると、2025年までに、新たに追加されるワークロード(作業負荷)の95%が、クラウド・ネイティブ・プラットフォーム上に展開されるという。
主な動向
クラウドセキュリティ市場は常に進化しており、常に新しいテクノロジーやソリューションが登場している。
クラウドセキュリティ市場の主な動きには、次のようなものがある。
クラウド・ベースのセキュリティ製品とサービスの台頭
マネージド・セキュリティ・サービスの採用拡大
データ・セキュリティとプライバシーへの関心の高まり
クラウド・ネイティブ・アプリケーション向けの新しいセキュリティ・ソリューションの開発
地域別の展望
北米のクラウドセキュリティ市場が世界最大の市場であり、アジア太平洋地域と欧州市場がこれに続いている。
北米市場は、2023年から2028年にかけて年平均成長率8.5%で成長し、アジア太平洋市場と欧州市場は、それぞれ年平均成長率10.2%と9.3%で成長すると予測されている。
主要プレーヤー
クラウドセキュリティ市場の主要プレーヤーには、以下のような企業が挙げられる。
Microsoft
Amazon Web Services (AWS)
IBM
Cisco
McAfee
Fortinet
Symantec
Trend Micro
Palo Alto Networks
Dell Technologies
最近の財務動向
四半期別総収益(Total Revenue:青色の列)は目覚ましい成長軌道を維持している。
また、四半期別営業利益(Operating Income:赤色の線)は、足元、赤字幅が縮小している。

四半期別売上総利益率(Gross Profit Margin:緑色の線)は、最近の四半期では若干低下傾向にある。
四半期別総売上高に占める販売費および一般管理費(Selling, G&A % Of Revenue:茶色の線)の割合は、最近顕著に低下しており、これは収益増加の効率化を示す好結果である。

希薄化後1株当たり利益(Earnings Per Share:赤色の線)はマイナスのままであるが、以下のグラフが示すように、ここ数四半期は堅実な成長を遂げている。

(上記グラフのデータは全てGAAPベース)
過去12ヶ月で、同社の株価は32.91%上昇したのに対し、クラウドストライク(CRWD)の上昇率は42.95%だった。
下のグラフが示すように、この2銘柄は過去1年間、非常に似た軌跡をたどっている。

貸借対照表では、同社は現金同等物、並びに、短期投資資産で21億ドル、負債総額11億4,000万ドルで四半期を終えた。
12ヵ月間のフリーキャッシュフローは3億6,510万ドルで、この間の資本支出は9,720万ドルであった。
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バリュエーションとその他の指標
以下は、ゼットスケーラーに関連するバリュエーションの表である。

参考までに、上場会社の中で、同社と関連し、比較対象であるクラウドストライク(CRWD)のバリュエーションもこちらで言及したい。

40%ルールとは、ソフトウェア業界の経験則であり、売上高成長率とEBITDA成長率の合計が40%以上であれば、その企業は、ソフトウェア企業として、許容できる成長とEBITDAの軌道に乗っていることを示すものである。
ゼットスケーラーの直近の調整前40%ルールの計算値は、2023年第2四半期決算時点で38.5%であった。
この点において、以下の表の通り、同社は良好であると言える

ゼットスケーラーに関するコメント
第4四半期、および、2023年会計年度の業績に関する前回の決算説明会では、同社の売上高が前年同期比で43%増加し、第4四半期には4億5,500万ドルに達したことが注目された。
この好業績は、計算上のビリング額(未収請求考慮後の売上高)が38%増加し、繰延収益が41%増加する等、様々な財務指標に反映されている。
GAAP基準の純損失は前年度から半減し、Non-GAAP基準の純利益は3,640万ドルから1億900万ドルに増加した。
通期では、売上高は前年比48%増の16億1,700万ドルに急増し、Non-GAAPベースの純利益は2億7,700万ドルに増加した。
この好業績は、同社のクラウド・セキュリティ・ソリューションの効果的な収益化と業務効率の高さを裏付けている。
アナリストは、市場でのポジショニング、財務ガイダンス、競争戦略について経営陣に質問した。
経営陣は、同社はゼロ・トラストSASEで市場をリードし、ワークロード・プロテクションのような新興製品を開発し、従来のファイアウォール関連の競合他社に対抗して、データ・プロテクションのリーチを広げることに注力していると答えた。
将来の財務ガイダンスについて、経営陣は、グローバルなマクロ環境を考慮し、将来の見通しをより良くするために、ランプ・ディール(複数年契約)を活用しながら、財務ガイダンスにおいて、楽観主義と慎重さのバランスをとっている。
競争戦略のアプローチとして、同社は、特にAIとデータ保護における革新的な製品に重点を置きながら、より広範な市場浸透のためにチャネル戦略を強化し、競争環境をナビゲートしている。
同社は、2023会計年度を通じて目覚ましい成長を遂げ、戦略的な製品を開発し、結果として、業界で高く評価されることとなった。
同社の堅固なガバナンス・フレームワーク、強固な財務体質、そして、積極的な市場参入といった点を踏まえると、サイバーセキュリティ分野の重要なプレーヤーとして、同社は魅力的な投資対象であるように見える。
以上より、ゼットスケーラーに対する私の見通しは、1株当たり約185.00ドルで「買い」である。
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アナリストによる開示:私は、この記事で言及されている企業の株式に関するポジションを現時点で保有しておらず、また、今後5日以内にそのようなポジションを持つ予定もありません。また、本記事は、私個人の見解に基づき、独自に執筆したものです。私は、インベストリンゴからの報酬を除き、この記事に対して、いかなる報酬も受け取っておりません。また、本文書で言及している企業とは、いかなる商業的関係も有しておりません。
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