
春節ムードに包まれる魯迅の故郷 中国浙江省紹興市
【新華社紹興1月25日】中国の文豪、魯迅(ろじん)の故郷である浙江省紹興市は、新春ランタン祭りなど、春節(旧正月)を祝う民俗行事で卯年を迎えた。紹興古城では無形文化遺産となっている一連の新春の行事が行われ、「兎年大吉」「紹興黄酒」「戯曲之郷」などをテーマにしたランタンがともされ、紹興ならではの特色を表現している。漢民族の伝統衣装「漢服」の愛好家らが、鯉の形をした伝統的なランタンを手に街を歩く姿は、まるで千年前の南宋時代にタイムスリップしたかのよう。
紹興古城では春節期間中に、宋代風の結婚式や水上漢服パレード、ウォータースクリーンライトショーなどの出し物も披露される。観光客はまた、草木染めや陶磁器、竹編み、皮革工芸、木工品、うちわなどの民間工芸を体験することができる。(記者/殷暁聖、魏董華、段菁菁)