キャッチボールを行うＤｅＮＡ・東克樹投手＝広島・マツダ
セ・リーグ３位ＤｅＮＡの東克樹投手（２７）が１９日、マツダスタジアムでキャッチボールなどで最終調整。２位広島に２ゲーム差に迫って迎える２０日の今季最後の直接対決の先発へ「ゲーム差も縮まり、ここで一気に１差まで詰められるチャンスなので、中５日で任されている以上、頑張りたい」と気合を入れた。
球団２位タイの１０連勝中の左腕。２年連続のクライマックスシリーズ（ＣＳ）本拠地開催へ向けて重要な一戦を託され、「僕にとっては開幕してからの一試合一試合が大事だったので、気負わず、プレッシャーに感じず、いつも通り（捕手の山本）祐大とコミュニケーションを取って、試合をつくりたい」と平常心を強調した。
広島戦は今季５戦３勝０敗、防御率１・９５。７日の前回対戦でも完投勝利を挙げるなど好相性だが「そのときとはメンバーも変わっているので、違ったやり方で抑えないといけない。先頭打者に気を付けながら、足を絡めてくるチームなのでそういった状況にならないように」と引き締めた。
今季はここまで１４勝（２敗）を挙げ、２位に３勝差をつけてリーグトップ。「（２０日に）勝って、最多勝を確実なものにしたい」とタイトル獲得にも強い意欲を示し、全ての思いをかなえる大一番での白星を誓った。（浜浦日向）
