元K―1世界王者でタレントの魔裟斗(44)が、19日に自身のYouTubeチャンネルを更新。ボクシング転向後2戦連続判定勝利となった那須川天心について言及した。

魔裟斗
“キックの神童”として期待値が高い中で、第1Rから那須川はファンを魅了した。相手の右ストレートにカウンターの左ストレートを合わせてダウンを奪った。その後は細かいステップを見せるなど余裕を見せた。第7Rには2度目のダウンを奪った。最終ラウンドも相手をグラつかせたが倒すことはできず、試合内容は完勝ながらもボクシング転向後、2戦連続判定勝利となった。
1Rから那須川の速さに驚いたという魔裟斗。「天心めちゃくちゃ速かった。ダウンも取ってパワーが付いた感じもした。パンチの感じが井上尚弥ばりじゃない!?と思った」と早い段階でのKO勝利を期待していた。
しかし結果は判定決着。「天心が全ラウンドポイントは取ったよ。でも4Rぐらいから相手が天心のスピードに慣れたよね。最初はスピードに圧倒されてたけど、中盤からスピードに慣れちゃったから天心のパンチをもらっても前に出てきたんだよね。天心はスピードがあるけど、一発のパワーはどうなんだろう?とは思ったよね。正直倒すところを見たかった」と倒して勝つことが今後の課題だとコメントした。
「ボクシング界のスーパールーキーだから期待が大きすぎるよね。2戦目でメキシコチャンピオンで相手が強かったというのもあるけど、期待が大きいから本人へのプレッシャーも凄いよね」と周りからの厳しい評価をフォローする場面もあった。
18日の試合は55.7キロ契約体重だった。この階級に近いのは日本人が強い“群雄割拠”のスーパーバンタム級。WBC&WBO世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥は、12月にWBA&IBF統一王者マーロン・タパレスと4団体統一戦が有力。日本の東洋太平洋王者は元K―1王者の武居由樹である。
「まずは武居?めちゃくちゃ盛り上がるカードだよね」と日本人対決実現を望んでこの話題を締めた。