
山形放送
中学・高校などへ冷房機器を設置する費用などを盛り込んだ県の補正予算案が19日、開会した県議会9月定例会に提案されました。
吉村知事「今回の補正予算案は学校における熱中症対策や地域経済の基盤となる人づくり、DXの推進物価高騰による影響を緩和するための支援など本県が現在抱えるさまざまな課題に対応するため編成した」
提案された一般会計9月補正予算案は、総額110億8300万円で、今年度の累計予算額は6974億1600万円となりました。この中には、中学校や高校などにスポットクーラーといった冷房機器を設置する費用、3億円あまりが盛り込まれました。対象となるのは、県内の中学校と高校、それに特別支援学校164校の、体育館や武道館で、合わせて最大407台が必要となる見通しです。
吉村知事「体育館などは災害時に地域の避難場所としても指定されているところが多いので可搬式冷房機器は災害時においても有効に活用されるものと考えている」
また、物価高騰対策に関連する予算は14億円あまりにのぼります。低所得世帯の灯油購入費支援の上乗せや、農家や漁業者に対し、燃料や電気料金高騰への支援を行います。県議会9月定例会は、10月6日まで開かれます。