Apple、人種差別撤廃に向け100億円計画を発表。有色人種に技術教育や起業支援

  • iPhone Mania
  • 更新日:2021/01/14
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Appleは現地時間1月13日、1億ドル(約104億円)を投じて人種間の平等を実現するための取り組み「Racial Equity and Justice Initiative(REJI)」を実施すると発表しました。教育などを中心に、多くのプロジェクトが実施されます。

率いるのはリサ・ジャクソン副社長

Appleが発表したREJIは、アメリカ国内で長期間にわたって続く人種差別問題の解決を目的としています。Appleは、黒人男性が警察官による暴行を受けて死亡した事件への抗議が盛んだった2020年6月にREJIの創設を発表していました。

REJIの取り組みは、Appleの環境・制作・社会イニシアティブ担当副社長のリサ・ジャクソン氏が責任者として統括します。

デトロイトで次世代リーダーを育成

REJIが実施するプロジェクトの目玉は、米国内で黒人を対象とした教育を行う大学(HBCU)に、2,500万ドル(約25億円)を提供して米ミシガン州デトロイトに建設するプロペル・センターです。

Appleは同センターで、コーディングやテクノロジーの教育を行うほか、ベンチャーキャピタルとして有色人種による起業を支援することで、多様性に富んだ次世代のリーダーを育成する計画です。

Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、幅広い業界のパートナーとともに、レイシズムや人種差別に立ち向かう考えだ、と述べています。

学生と教員向けの支援プログラムを提供

Appleは、HBCUで工学分野の学生向けのAppleの専門家による半導体・ハードウェアエンジニアリングの教育プログラムと、教員向けには研究開発、カリキュラム開発、研究設備費用に対する支援を提供します。

このほか、少数派コミュニティ出身の100名の学生を対象に、奨学支給に加えてAppleでのキャリア開発体験プログラムも提供されます。

Apple’s Racial Equity and Justice Initiative is taking three big steps. Supporting the Propel Center, a global innovation and learning hub for HBCUs. Our first Developer Academy in the US—in Detroit. And funding to accelerate minority-owned businesses. https://t.co/Z21ThemYe1
— Tim Cook (@tim_cook)
January 13, 2021
from Twitter

アメリカで初のアプリ開発者アカデミーを設置

デトロイト市街地には、Appleのアメリカ国内で初となる開発者アカデミーが2021年に開設されます。

開発者アカデミーはミシガン州立大学との協働で立ち上げられ、30日間の体験プログラムと、10カ月〜12カ月のフルプログラムが実施されます。

Appleによると、同アカデミーでは、毎年1,000人近くの学生がプログラミング、デザイン、マーケティングなどのスキルを学ぶことができるそうです。

Appleはデトロイトについて、50,000以上のビジネスが黒人によって運営されていているなど、多くの黒人起業家により活気があると評しています。

2021年2月には、Appleの専門家や技術者からコーディングを1対1で学ぶことのできるアントレプレナー・キャンプも実施される予定です。

有色人種の起業家に資金提供、キング牧師の財団へも寄付

Appleは、有色人種の起業家に総額1,000万ドル(約10億円)の資金を提供し、1,000社を20年間にわたって支援する計画です。

あわせて、中小企業向けの融資を行うクリア・ビジョン・インパクト・ファンドに2500万ドル(約25億円)を投資する計画も発表されています。

また、人種差別撤廃のために戦ったマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の遺志を継ぐキング・センターへの寄付も発表されています。

Source:Apple
(hato)

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