◇第95回選抜高校野球大会1回戦 作新学院8-6大分商(2023年3月19日 甲子園)

<第95回選抜高校野球大会 第2日 作新学院・大分商> 9回、試合再開後、二塁を踏む作新学院・上野 (撮影・須田 麻祐子)
作新学院が2017年以来、6年ぶりの春白星をつかんだ。
作新学院は2回に5番・武藤からの3連打で2点を先制すると、なおも2死満塁から東海林の右前2点打で加点した。4-2と追い上げられた直後の6回は2死二塁から代打・細谷の左前適時打で突き放した。
5-4と1点差に迫られた直後の7回裏も4番・斉藤の左前適時打などで3点を追加。終盤は点の取り合いとなったが、追いすがる大分商を振り切った。
9回は2点を返されなおも1死一、二塁で相手6番・丸尾のフライを左翼手・塙がキャッチ。走者がそれぞれ慌てて戻ったが、二塁ベースも超えていた一塁走者・江口が二塁ベースを踏まずに一塁へ帰塁。二塁塁審からアウトが宣告されたものの、審判団は協議に入った。その後、試合が再開され、ボールを持った遊撃手・上野が二塁ベースを踏みアウトのアピール。これにより、改めてアウトが宣告され試合終了となった。
審判団はその後、「一塁ランナーの帰塁の際、二塁ベースを踏まずに一塁へ戻ったとアピールがありました」と場内アナウンスし「正式にアピールがある前に二塁アンパイアがアウトの宣告ををしました。大変申し訳ありません」と謝罪し「プレーを再開した上で守備側がアピールし、アウトとします」と説明した。