夏菜「あの作品があったからこそ、今がある」女優業とバラエティを両立する理由

夏菜「あの作品があったからこそ、今がある」女優業とバラエティを両立する理由

  • ドワンゴジェイピーnews
  • 更新日:2021/06/11
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女優としてデビューしキャリアを積むと同時に、近年では歯に衣着せぬ発言で、バラエティタレントとしても大活躍を見せる夏菜。最新作映画夏への扉-キミのいる未来へ-』(6月25日公開)では、山崎賢人演じる主人公・高倉宗一郎の恋人として強烈な二面性を見せる女性・白石鈴を演じた。「良い子ちゃんとか真っすぐな役はこれまでたくさんやってきた。そうじゃない役の方が私には向いていると思う」とニヤリと笑った夏菜の胸の内に迫る――。

山崎賢人君を落とすのは簡単でした(笑)

夏菜が演じる鈴は、科学者である宗一郎の恋人として支えるが、強烈な裏切りで、彼から人生のすべてを奪ってしまう。そこから宗一郎は、人体を冷凍保存する装置・コールドスリープによって、未来を取り戻す姿が描かれる本作。

台本を読んだとき「面白くてヤバい」と思ったと同時に、未来が描かれるSFの要素が強い作品を、人間模様を含めしっかり描くことができるのだろうか――と不安も抱いたという。

それでも、自身が演じる鈴という女性に対して「面白い役が来たな」と意欲満々で作品に挑んだ。夏菜は「これまでいわゆる真っすぐないい子ちゃんの役はたくさんやってきました。そうじゃない方が私に向いていると思う」と自己分析すると、純粋無垢な宗一郎を手玉に取るという役について「(宗一郎を演じた)山崎賢人くんを落とすのは簡単でした」と発言し関係者を笑わせる。

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恋人として対峙した山崎には「彼は感覚的なタイプだなと思いました」と印象を述べた夏菜。「普段はすごくピュアな少年のような感じなのですが、ひとたびスイッチが入るとガラリと変わる。ピュアなのにピュアじゃない部分も出てくるというか……不思議な人。アンバランスなのにバランスが良い。本当につかみどころのない魅力がありました」。

自分が女優であることを自分でも忘れている瞬間がある

劇中では、夏菜の言葉通りアンバランスにまとまる不思議な山崎を翻弄し、作品に強い印象を残す。奔放な発言で周囲を盛り上げるバラエティでの夏菜とはまるで違う顔だ。

そんな彼女の女優としての顔に「そうなんですよね」とおどける。続けて夏菜は「最近、私が女優であるということを自分でも忘れている瞬間があるんです」と苦笑いを浮かべると「この間なんて、ネイリストさんの子供に『お姉ちゃんは第何世代なの?』って言われたんですよ。そっか、私芸人じゃなかったと思って『違うから!』って突っ込んじゃいました」と軽快なトークを繰り広げる。

そんな周囲の目にもあっけらかんとしている夏菜。彼女にとって女優業とバラエティタレントというのは、自身のなかでどんな位置づけなのだろうか。

「私自身の素というのはバラエティに出演しているときとほぼ同じです。そこに線引きはないんです。でもお芝居になると、全然違う脳みそを使って頑張る感じという違いはありますが、実はあまり整理できていないというのが本音なんです」。

朝ドラ『純と愛』出演は大きな転換期

ただ、バラエティに出演しようと思ったきっかけは、自分のなかで明確だったという。それは夏菜が主演を務めた連続テレビ小説『純と愛』だ。

「自分の本質を知ってもらっていないのに、役として嫌われてしまうということを味わってしまい、頭がぐちゃぐちゃになってしまったんです。それが嫌で、本当の自分を見てもらいたいという思いでバラエティに出演させていただくようになったんです。そこで自分を出すことで、女優業でもバランスが取れると思っていたので、私にとってはバラエティに出させていただくということは、なくてはならないことだったんです」。

朝ドラ出演によって巻き起こったさまざまな意見によってパニックになった夏菜を救ったのがバラエティ。「嫌われるような役をやって嫌われてしまったなら、ある程度受け入れられのかもしれませんが、本来愛されるべき役で嫌われてしまった。もちろん、その当時の私がしっかりと役を演じられなかったという反省もあります。今だったらもっと違う演じ方ができたのかもしれない。その意味で、あの作品があったからこそ、今があるとも言えると思います」と当時を振り返る。

バラエティはやめません

現在32歳。これからの10年はどんな期間だと位置づけているのだろうか。夏菜は「いまはバラエティが主軸で女優業をたまにやっている……みたいなバランスなのかなと思いますが、もう少し女優業を増やしてもいいのかなと思っています。もともとはお芝居をやりたくてこの世界に入ってきたんですからね」と語るが「でもバラエティは大好きなのでやめることはありません。バラエティで学んだ間とか空気感って、絶対芝居にも活きている。『デイジー・ラック』(2018年NHK)のときの役柄も、バラエティをやっていなかったら絶対できない芝居だと思います」と両立を誓う。

格好いい女性として、同性のファンからも支持が高くYouTubeチャンネルなども好評な夏菜。本人は「えー私に女性のファンなんているのかな」とぶっちゃけるが「ただバラエティを始め、このキャラクターが判明してから、女性も応援してくれるようになったのかなとは思います。すごく嬉しいですね」と笑顔を見せてくれた。

※山崎賢人の「崎」の正式表記はたつさき

取材・文:磯部正和

撮影:友野雄(Tomono Yu)

ヘアメイク:陶山恵実(ROI)

スタイリスト:三村絵理香(TRON)

【衣装クレジット】

シューズ/Sergio Rossi

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