双子レスラー斉藤兄弟が堂々デビュー、敗戦も相撲界技術で息合った合体技

双子レスラー斉藤兄弟が堂々デビュー、敗戦も相撲界技術で息合った合体技

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2021/06/10
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全日本プロレス後楽園大会 プロレスデビューを果たした斉藤兄弟。兄のジュン(中央)と弟のレイ(右)。手前は大森隆男(撮影・松熊洋介)

<全日本プロレス後楽園大会>◇9日◇後楽園ホール◇観衆475人

期待の双子レスラーが堂々デビューだ。元大相撲幕下で活躍した兄・斉藤ジュン(34)と同三段目の弟・レイ(34)が、タッグマッチに出場し、本田竜輝、大森隆男組と対戦した。試合には敗れたが「2人でタックルをしようと思っていたので」と大森に力強いショルダーアタックを決めるなど、息の合ったコンビネーションを見せ、会場を盛り上げた。

防戦一方の展開も最後までパワー勝負を挑んだ。兄・ジュンが大森を軽々と首投げ。さらに四股を踏みながら突っ張りで押し続けた。弟・レイも仕切りのポーズから勢いよく突進するなど、8年間の相撲界で学んだ技術をリング上で披露した。2人の合体技であるダブル喉輪ならぬ、ダブルチョークスラムは、本田にカットされ、決まらなかったが「あれが決まっていたら違った結果になっていたかもしれない」(ジュン)と手応えを感じた。最後はレイが大森の逆エビ固めでギブアップ。「やろうとしていたことが止められた」と悔しがった。それでも達成感からか、試合後は2人とも「とにかく楽しかった」と笑みを浮かべた。

193センチ、109キロのジュンと192センチ、119キロのレイ。ともに恵まれた体格を生かし「強いタックルでぶつかっていきたい」と明かしていた。誕生日が同じだが二卵性の双子。「よく見ると違う」と言うが、見た目がそっくりなイケメンの2人。対戦した大森は「いまだにどっちがどっちか分からない」とこぼした。見分ける方法は「僕の方が少し、おなかが出ている」(レイ)くらいだという。

大学時代まで米国で過ごした2人は来日後、出羽海部屋に入門。ともに09年9月場所に初土俵。約8年間の力士生活を経て、ジュンは17年5月に、レイは同9月に引退した。その後昨年12月に行われた全日本の入門テストで一緒に合格し、入団が決定した。3冠ヘビー級王者で専務執行役員の諏訪間も「気持ちが強い。見るからに体もでかいし、顔もかっこいい。将来楽しみ」と期待を寄せる。

所属していた同部屋の小結御嶽海ら大相撲時代の仲間たちからも「頑張って」とエールをもらった。現在はコロナ禍で見に来ることができないが、親方からは「コロナが落ち着いたら、みんなで応援に行くよ」と約束されたという。

今後の目標を聞かれたジュンは「とにかく力強いレスラーになりたい」。レイは「器用ではないのでプロレスをたくさん勉強して外国人レスラーみたいに体を大きくしてトップの人たちと対抗したい」と力強く語った。土俵からリングに戦いの場を変えて再スタートを切った超大型新人は、デビュー戦でしっかりと飛躍の手応えをつかんだ。【松熊洋介】

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