
将棋の藤井聡太五冠が、棋王戦第4局で勝利し、史上最年少で「六冠」を達成した。
藤井五冠が渡辺明二冠に、2勝1敗でタイトル獲得に王手をかけ臨んだ、棋王戦五番勝負の第4局。
棋王戦11連覇がかかった渡辺二冠と、互いに譲らぬ展開となったが、132手で藤井五冠が勝利し、6つ目となる「棋王」のタイトルを獲得した。
藤井五冠は、羽生善治九段以来2人目となる「六冠」を20歳8カ月で達成し、史上最年少の記録を29年ぶりに更新した。
藤井六冠「まだまだ実力的には足りないところが多いと思うので、立場にふさわしい将棋が指せるように、よりいっそう頑張らなきゃいけないのかなと思う」
渡辺名人「(棋王戦に)いろいろ思い出はあるが、また出場できるようにやっていきたいと思う」
藤井六冠「本当に大変な将棋ばかりだったが、結果を残すことができたというのは非常にうれしく思う」
記録を更新した藤井六冠は、4月から今回と同じ渡辺名人を相手に、名人戦七番勝負に挑む予定で、羽生九段以来となる「七冠」を最年少で達成する可能性もある。