
もし自分に非がある状況に立たされたら…。普通ならここで素直に謝るのが一番ですが、なかには非をなかなか認めない人も多いですよね。しかしあまり強情を張っていると、周りから距離を置かれてしまうかもしれません。
自分は遅刻しても謝らないのに…
とある30代女性は、自分の非を認めない&謝らない友人・Aさんの態度にモヤモヤしている模様。もちろんAさんにも長所はたくさんありますが、自分の非に対しては全く謝らないそうです。
先日も外で待ち合わせした際に、Aさんは寝坊を理由に30分以上遅刻。ところが遅れてきたことについては一切触れず、逆に自分が待たされる側に立つと相手を咎めるのだそう。
Aさんのようなケースは意外にも多いようで、ネット上には同様の体験談がいっぱい。なかには「嫌いではないけど、一緒にいると正直疲れる」「少し付き合い方を変えたい」といったお悩みも上がっていますが、非を認めない人とはいったいどのように向き合うべきなのでしょうか。
注意だけでなく、褒めることも大事?
そもそも自分の非を認めない人の特徴は、「指摘されるのが苦手」「プライドが高い」などじつに様々。特にプライドが高い人の場合、注意すると自尊心を傷つける可能性があります。
そこでポイントとして覚えておきたいのが、「褒め」と「注意」のバランスをとること。たとえ相手が100%が悪くても頭ごなしに注意するのではなく、褒め言葉を交えながら「~をするともっと良くなる」と注意を促すのです。もちろん絶対とは言い切れませんが、こうした言葉かけの工夫で相手も注意に耳を傾けやすくなるはず。
一方で、ネット上で最も多かったのが「相手と距離を置くこと」を勧める意見。その理由については、「相手にとって自分は“謝らなくていい人”、いわば“対等の関係でない人”と思われてる。そんな人と対等でいようとすること自体、難しい話だから」「友だちは付き合いを選ぶことができるわけだし、不愉快に感じるなら縁を切るのもアリだと思う」といった声が相次いでいました。
DAIGOさんの夫婦円満の秘訣は…
“自分の非を認める”といえば、以前にミュージシャンのDAIGOさんが夫婦円満の秘訣として語ったことが。昨年11月に放送されたラジオ番組『太田胃散 presents DAIGOのOHAYO-WISH!!』(TOKYO FM)では、シンガーソングライターのchayさんがゲスト出演。彼女から“いつまでも仲よしでいられる夫婦円満の秘訣”を問われると、DAIGOさんは回答の1つとして、“自分が悪いと思ったことは素直に謝ることが大事”と答えていました。
続けて「俺的には奥さんのセンスとか、言っていることとかが“最終的に正しい”というデータがあるので。自分の中で、そういうところに落ち着いた」とコメントし、「“僕が悪かったな”とか、“そういう気持ちにさせちゃった俺が悪かったな”とか、そういうふうに思う部分がある」と明かしていました。
失敗を認めず周りから距離を置かれるよりも、DAIGOさんのように自分の非をきちんと認めて良い関係性を築いていきたいですね。
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文/河井奈津