【北欧・デンマークに住むLEE世代の自宅拝見】おしゃれなデザイナー夫婦はどう暮らしてる?

【北欧・デンマークに住むLEE世代の自宅拝見】おしゃれなデザイナー夫婦はどう暮らしてる?

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  • 更新日:2023/09/20

Real Interior in Copenhagen

コペンハーゲン在住

LEE世代ファミリーの暮らしと名品家具を訪ねて

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デンマークスタイルを尊重しながら、新しいデザインにも敏感な現地のLEE世代はどう暮らしてる? 石井さんもインテリアに親近感! のデザイナー夫婦宅を訪問しました。

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石井佳苗さん

スタイリスト

「カッシーナ・イクスシー」にて10年間勤務後、独立。雑誌や書籍、広告など多分野にわたる活躍で知られる。住まい作りの感覚を磨くヒントを綴った近著『Heima』(扶桑社)も好評。

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【訪ねたのは?】 マレーネ・ビットさん、 ニコライ・ロレンツ・メンツェさん夫妻

●Malene Hvidt (建築家・デザイナー)
●Nikolaj Lorentz Mentze (デザイナー)

マレーネさんはデザインスタジオ「Spacon & X」の建築デザイナーで、服から家具、空間デザインまで手がける。ニコライさんはプロダクトおよびインテリアデザイン会社「STUDIO 0405」オーナー。4歳の息子エリくんとの3人暮らし。

コンパクトな間取りに、存在感のある家具を堂々と配した空間。わが家に通じるものが

Kanae Ishii

マレーネさん&ニコライさんは、デンマークの有名ブランドからも依頼が絶えないクールなデザイナー夫婦。閑静な住宅街フレデリクスベアにある築40年のテラスハウスを購入し、約3年前にリノベーションしました。

「75㎡の空間なので、屋外と一体感を出すことを重視。小さかった窓を掃き出し窓に変更し、庭と同じ石をキッチンや玄関に敷き詰めました」

実はマレーネさんは、祖父も父も建築家のサラブレッド。「2人からの影響はとても大きく、父がこだわっていたデンマークのスタイルに日本の美学を融合した空間作りは、この家でも再現を試みた」そう。

確かにイサム・ノグチのAKARIや、すだれ、内装にも和のテイストが感じられます。石井さんも「デンマークのスタイルにこだわらず、さまざまなテイストを柔軟に織り交ぜたミックス感がさすが」と絶賛。

「また、限られた空間でも、椅子などの家具や好きなものを置くスペースは惜しまない。その安らげる空間作りには私も深く共感。日本の狭い住まいにも、大いに参考になりますね」(石井佳苗さん)

庭へ室内へと行き来しやすいコンパクトな平屋が快適

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庭の隣家との境界には鏡面ステンレスを用いつつ、和を感じさせる金魚の池や盆栽、鎖樋も。その対比がモダンでおしゃれ!

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愛犬ヴィルマが室内外へ走り回れるのも平屋ならでは。

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ダイニングの椅子は、フィンランドのオラヴィ・ハンニネン作。テーブルはニコライさんのデザイン。

「家具の出自や木の色を揃えすぎず、組み合わせることで味わいが。私の部屋のトーンに似ていて落ち着きます」(石井佳苗さん)

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食卓にもリビング(上)にも、イサム・ノグチの照明〝AKARI〞がぬくもりを添えて。壁ぎわでシルエットがきわだつのはルイスポールセンのAJランプ。

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ダイニングとリビングを仕切る棚はニコライさん作。日本伝統の〝木組み〞のディテールを参考にしたそう。

「職人技へのリスペクトもデンマークと日本の共通点ですね」とマレーネさん。

まねしたい! 照明と組み合わせた小さなディスプレイ

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リビング正面には暖炉と、このタイル張りの造り付けベンチが。ニコライさんがデザインしたHAYの〝APOLLOポータブルランプ〞や小石を飾って。

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ベッドサイドにはFOSの真鍮の壁付け照明と、Fora Projectsの木のスツールを。

和にも通じる石と木をベースにモダンさも加えたオリジナルなテイスト

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石井さんがいたく惹かれていた和風の浴室。この洗い出しの石壁の向かいにはヒノキ風呂のようなFRAMAのバスタブが。洗面台はスウェーデンのステンレス製。

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キッチンわきの窓辺に旅の思い出の品を並べて。机は息子エリくんのお絵描きコーナー。

Kanae’s EYE

1人掛けが並ぶリビングは石井さんの理想!

「大ぶりのラウンジチェアで、心からくつろげそう」

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ソファではなくゆったり座れるラウンジチェアを3脚と、大きめのサイドテーブルがスペースを占めるリビングに「まさにこういうリビングが私の理想!」と石井さん。

中央のチェアは、夫ニコライさんがデザインしたFRAMAの現行品。左は実家から譲り受けたアンティーク、右はマレーネさんの祖父が1959年にデザインした〝Xチェア〞。フランスのピエール・シャポーの構築的なスツール〝s31〞がアクセントに。

Profile

スタイリスト 石井佳苗さん

「カッシーナ・イクスシー」にて10年間勤務後、独立。雑誌や書籍、広告など多分野にわたる活躍で知られる。住まい作りの感覚を磨くヒントを綴った近著『Heima』(扶桑社)も好評。

●Instagram:kanaeishii_lc
●公式サイト:https://www.kanaeishii-stylist.com/

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次回は「石井さんも刺激を受けた! 新旧デザインスポット散歩」をご紹介。

Staff Credit

撮影/篠 あゆみ Mia Maria Petersen 石井佳苗 コーディネート/ピーターセン沢田由希子

こちらは2023年LEE10月号(9/7発売)「スタイリスト 石井佳苗さん、北欧コペンハーゲンで『インテリア名品』に出会う!」に掲載の記事です。

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LEE編集部

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