“違反歴あり”高齢ドライバー技能検査を義務化 「池袋暴走事故」きっかけに“免許返納”決意する人も

“違反歴あり”高齢ドライバー技能検査を義務化 「池袋暴走事故」きっかけに“免許返納”決意する人も

  • ABEMA TIMES
  • 更新日:2022/05/14
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13日から、一定の違反歴がある75歳以上のドライバーに運転技能の検査が義務付けられる。警視庁は都内の免許試験場で検査を実演し、公開した。

【映像】「池袋暴走事故」きっかけに“免許返納”決意した高齢女性

段差に乗り上げて急ブレーキ……これは技能検査の項目の1つで、アクセルとブレーキの踏み間違いが事故につながるケースが多いことから、課題として設定された。

「一時停止や信号通過、交差点の右左折、あるいは踏み間違えの事故が多いことに伴う段差乗り上げ。こういった“高齢運転者が事故を起こしやすい場面”を想定した課題となっている」(警視庁・茅根弘幸警視)

技能検査は、75歳以上で過去約3年の間に信号無視などの違反をした人が、免許更新の際に行うことが義務付けられている。教習所などで検査員が一時停止の正確さなどを採点し、不合格の場合は免許が更新されない。そのため、この検査は、買い物や通院などで車が欠かせない人にとっては生活に直結する新たなハードルに。

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そんな中、車を持たない人をサポートし、車がなくても暮らしやすい街づくりを目指す自治体も出てきている。

千葉県東金市では、地元のタクシー会社と共に運営する「乗合タクシー」という制度が続けられている。通常は1乗車につき400円の料金がかかるが、運転免許を返納し「運転経歴証明書」を取得した人は、さらに安い300円で利用できる。

この乗り合いタクシーは、自宅と市が指定する商業施設や病院などの目的地の間を運行する。市内在住で去年免許を返納した85歳の女性は、薬局などに行く際、月に1〜2回利用しているという。30年以上車を運転し、一度も事故を起こしたことがなかったものの、2019年に東京・池袋で発生した暴走事故をきっかけに返納を決意した。

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「自分はしっかりしているつもりだけれども、わからない。なんでもないときに辞めておいた方が利口だなと思う」(「乗合タクシー」利用者)

自動車保険が切れたタイミングも重なり、女性は自分の意志で運転免許を返納した。バスの本数も少なく、生活していくためには車が必要なため、乗り合いタクシーを利用しているそうだ。

約5万人の人口に対して、5万台ほどの車があるという“車社会”の東金市。乗り合いタクシーの利用者は年間約8000人と年々増加し、このうち8割ほどが65歳以上の利用者だという。

――返納して不便なこともあるけれど、「事故を起こすよりはいい」ということでしょうか

「それを考えればね。“死ぬまで事故を起こさない”ということはないと思う」

(『ABEMAヒルズ』より)

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