
選手交代を告げる阪神・岡田彰布監督=神宮球場(撮影・松永渉平)
(オープン戦、ヤクルト3ー0阪神、19日、神宮)阪神がヤクルトD1位・吉村貢四郎投手(25)=東芝=の前に5回3安打7三振に封じられるなど、完封負けを喫した。吉村には2打数無安打に終わった「2番・右翼」のD1位・森下翔太外野手(22)=中大=は六、八回に左前打を放った。先発の才木浩人投手(24)はホセ・オスナ内野手(31)に2ランを浴びるなど、5回3失点。秋山拓巳投手(31)は3回無失点だった。オープン戦の連勝が「4」で止まった岡田彰布監督(65)の主な一問一答は以下の通り(オープン戦成績=7勝5敗、観衆=1万5430人)。
ーー森下は勝ちパターンの投手にも自分のスイングをしていた(六回は石山、八回は清水から左前打)
「はよう回そうと思って2番に入れただけやけど。。初回なんかは、そらアカンわなあ」(無死二塁からの投ゴロの際、二走近本が飛び出して、挟殺プレーでアウト。その間に森下は二進を試みたが、結果的には〝併殺〟に)

一回、二塁で憤死した阪神・森下翔太=神宮球場(撮影・今野顕)
ーー走塁の判断
「違うやんか。違うやんか。打ち方やって。あとのプレーなんかシーズン中だったら大変やで、お前」
ーー無死二塁で指示したのか
「打ち方が、おかしいということやんか。どんなサインかわからへんけど。言われへんけど」
ーー経験していく中で
「2番なんか打たせへんけど、ああいう場面になった時に、最低でもサードに送るとかな。何番になっても、可能性があるわけやんか。そういう打ち方をせなアカンということよ。俺が言うてんのは」
ーー秋山は
「今日では判断できんよな。結局、3回になってもうたしな。(もう一回1軍で?)ちょっとわからん」
ーー伊藤将が鳴尾浜のブルペンで立ち投げ
「だから聞いてないって。そんなんお前、そんなん新聞記者から聞いても(笑)。俺は知らない」

一回、阪神・森下翔太の打球を好捕したヤクルト・吉村貢司郎=神宮球場(撮影・今野顕)
ーー吉村は
「あれエエなあ、浦添(2月25日のオープン戦)でも良かったけどなあ。2イニングやったけど、タイミング取れてないんやろな、あの左足が。だから塁出え言うてんねん、塁出たらおかしなるやろ」
ーーボール自体のスピードは
「アレな、多分見づらいんやろな。腕の振りがちっちゃくて速いからな、俺はそう思う。俺がバッターやったら、そんな感じやったなあ。出所が見づらいんやろなあ。ランナーいなかった、あの左足の動きがなんか、タイミング取りづらいんやろなあ。セットなったらなあ、そうでもないような気はするけどなあ」
ーー才木は5回投げて課題が出た
「4番バッターにインコース2球真っすぐ続けたらそれは打たれるよ。俺も『あっ』って思ったけど。そんなんもう、基本線やけどな、おーん」
ーーバッテリーで考えて
「今までの感覚なんやろなあ、坂本にしたら。そら打たれるよなあ、おーん。間違ったリードだと思うよ俺は。だってちっちゃいのには力勝負で真っすぐいけばエエのに、変化球放ってセンター前打たれるのになあ。4番に、インコース2球真っすぐ続ける。どう考えても間違えてるよな」
ーー吉村ら新戦力の投手はシーズン中も多く当たると思うが
「そんなうちに多く当てるか。そんなん、わからへんわ、そんなもん(笑い)」
ーー初対戦の投手を攻略する上で大事なポイントは
「結局タイミングが取りづらいんやろなあ。初対戦いうても浦添でも、エエでと言うとったんよ。1イニングだったけどな。けん制もうまいし、クイックもできる」
ーーこれから攻略しないといけない
「いやいや攻略するって、もっといっぱいおるで。吉村だけちゃうで、そんなん」
ーーヤクルト全体は
「メンバーがアレやんか、全然違うメンバーになると思うよ。足使ったり、エンドラン使ったりそういうのはあるけど、別にそれに対応することも、別に必要ないと思ったから、何にもなしでやったけど。そらシーズンになったら戦い方はヤクルトは全然違うと思うよ。山田とか村上が入るとな」
ーー入れ替えは
「しない、そんなん」
ーーまだリクエストはしないのか
「あんなんしても一緒やん、オープン戦で。はよ終わった方がエエやろ」