【日本橋】三井記念美術館リニューアルオープンI「絵のある陶磁器」を楽しむ

【日本橋】三井記念美術館リニューアルオープンI「絵のある陶磁器」を楽しむ

  • リビング東京Web
  • 更新日:2022/05/17

仁清・乾山・永樂の描いた陶磁器の絵の世界へ

日本橋の三井記念美術館で開催中のリニューアルオープンI「絵のある陶磁器~仁清・乾山・永樂と東洋陶磁~」(2022年4月29日(金・祝)〜6月26日(日))を見て来ました。

リニューアルオープン後、最初の展覧会となる本展は仁清・乾山・永樂と東洋陶磁の絵と色彩の世界を楽しめる展覧会です。

仁清 《色絵桐巴文水指(いろえきりともえもんみずさし)》

野々村仁清(ののむらにんせい)の《色絵桐巴文水指(いろえきりともえもんみずさし)》。器の表面には仁清独特の白濁釉がかけられ桐と巴の文が描かれています。目を引くのは左右に付けられた大きな管状の耳。

京焼色絵陶器の完成者と言われる仁清らしい色彩と意表をついた個性的な姿の水指です。

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[caption id="attachment_4633623" align="alignnone" width="572"]色絵桐巴文水指 1口 野々村仁清 江戸時代・17世紀 室町三井家 三井記念美術館蔵[/caption]

永樂保全 《色絵蓬莱注連縄文茶碗(湖南焼)(いろえほうらいしめなわもんちゃわん)》

京都に居住した豪商三井家は、茶の湯を通じて仁清(にんせい)や乾山(けんざん)につながる永樂家と親交があったとのこと。その関係は昭和の永樂即全まで続いているそうです。

仁清写しの《色絵蓬莱注連縄文茶碗(湖南焼)》(永樂保全(えいらくほぜん))。クリーム色がかった白地に淡い色彩で描かれた蓬莱の風景でしょうか。ふんわりした明るい雰囲気の茶碗。

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[caption id="attachment_4633624" align="alignnone" width="593"]色絵蓬莱注連縄文茶碗(湖南焼) 1口 永樂保全 江戸時代・嘉永4〜7年(1851〜54)室町三井家 三井記念美術館蔵[/caption]

光琳の弟 尾形乾山(おがたけんざん)《銹絵染付笹図蓋物(さびえそめつけささずふたもの)》

銹釉と染付、白化粧で大胆に描かれているのは笹。乾山の筆の勢いを感じる独創的な蓋物(ふたもの)です。仁清に作陶を学んだ乾山は京都の鳴滝に窯を築いていたそうで当時大人気だったそうです。兄・尾形光琳が絵を描いた角皿なども制作しています。

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[caption id="attachment_4633625" align="alignnone" width="600"]銹絵染付笹図蓋物 1合 尾形乾山 江戸時代・18世紀 室町三井家 三井記念美術館蔵[/caption]

保全 華やかな祝いの赤と金 《金襴手四ツ目結桐紋天目・飲中八仙人図重茶碗(きんらんでよつめゆいきりもんてんもく・いんちゅうはちせんにんずかさねちゃわん)》

北三井家七代高就(たかなり)の還暦祝いに保全(ほぜん)から贈られた重茶碗(かさねちゃわん)。上の天目の胴に描かれた四ツ目結紋は三井家の家紋だそうです。下の平茶碗の胴には金で飲中八仙人図、見込みには梅にウグイス。赤と金の華やかで豪華な還暦祝いです。

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[caption id="attachment_4633626" align="alignnone" width="600"]金襴手四ツ目結桐紋天目・飲中八仙人図重茶碗 1口 永樂保全 江戸時代・弘化4年(1847) 北三井家 いずれも三井記念美術館蔵[/caption]

応挙の富士と和全の富士

和全の《菊谷焼十二ヶ月絵替茶碗》。素朴で味わい深い茶碗が並びます。どちらも真冬の雪の富士を描いたのでしょうか。和全の茶碗《一月富士》と円山応挙の《富士図》は正月のめでたい茶席らしい取り合わせに思えました。

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[caption id="attachment_4633627" align="alignnone" width="600"]富士図 1幅 円山応挙 江戸時代・寛政4年(1792) 室町三井家、菊谷焼十二ヶ月絵替茶碗 一月富士 12口のうちの1口 永樂和全 明治20年(1887) 北三井家 いずれも三井記念美術館蔵[/caption]

東洋陶磁 呉須赤絵(ごすあかえ)の大皿

明代の呉須赤絵の大皿三枚、洋式帆船図が描かれたエキゾチックな《呉須赤絵帆船図大皿(ごすあかえはんせんずおおざら)》、古典的な文様の《呉須赤絵龍花鳥文大平鉢(ごすあかえりゅうかちょうもんおおひらばち)》、《呉須赤絵龍文大平鉢(ごすあかえりゅうもんおおひらばち)》。

白地に赤と青の彩色が鮮やかな色絵の大皿です。

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[caption id="attachment_4633628" align="alignnone" width="600"]呉須赤絵帆船図大皿 1枚 明時代・17世紀 室町三井家、呉須赤絵龍花鳥文大平鉢 1口 明時代・17世紀 室町三井家、呉須赤絵龍文大平鉢 1口 明時代・17世紀 北三井家 いずれも三井記念美術館蔵[/caption]

絵のある陶磁器の世界をリニューアルされた展示室で

三井記念美術館リニューアルオープンI「絵のある陶磁器~仁清・乾山・永樂と東洋陶磁~」。

今回のリニューアルでは展示室の照明と空調を一新。

LED照明になった展示室は全体的に自然な感じで展示品の色彩や絵柄を目にすることが出来ました。空調もより作品保護に適したものになったとのこと。リニューアルされた展示室で「絵のある陶磁器」の世界を楽しんでみませんか。

ミュージアムショップとグッズ

ミュージアムショップもリニューアル。広くなった店内にミュージアムグッズが沢山並び選ぶ楽しみが増えました。

休憩スペースもあるので観覧のあと一休みも出来ます。

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[caption id="attachment_4633629" align="alignnone" width="600"]ミュージアムショップ 三井記念美術館[/caption]

奈良のよしのやの葛抹茶きなこ(1,080円)、小銭入れ(880円)、防虫香 上品(1,320円)を購入。ウサギの図柄の三井記念美術館オリジナル手拭い(1,100円)はリニューアルオープンの鑑賞記念に。

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[caption id="attachment_4633630" align="alignnone" width="600"]ミュージアムグッズ 三井記念美術館[/caption]

〇三井記念美術館

URL:https://www.mitsui-museum.jp

住所:東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 三井本館7階

ハローダイヤル:050-5541-8600

交通:東京メトロ銀座線三越前駅A7出口より徒歩1分、東京メトロ半蔵門線三越前駅徒歩3分A7出口より徒歩1分、東京メトロ銀座線・東西線日本橋駅B9出口より徒歩4分、都営浅草線日本橋駅徒歩6分B9出口より徒歩4分

◯リニューアルオープンI「絵のある陶磁器~仁清・乾山・永樂と東洋陶磁器~」

会期:2022年4月29日(金・祝)~6月26日(日)

開館時間:11:00~16:00(※入館は15:30まで)

※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から開館時間を短縮しています。

休館日:月曜日

※その他、臨時に休館する場合があります。

入館料:一般 1,000円(800円)、大学・高校生 500円(400円)、中学生以下 無料

※70歳以上の方は800円(要証明)。

※リピーター割引:会期中、一般券、学生券の半券をご提示で2回目以降は( )内割引料金になります。

※障害者手帳をご呈示いただいた方、およびその介護者1名は無料です(ミライロIDも可)。

※団体でのご来館および団体割引を中止しております。

入館:予約なしで入館できますが、1階入口で消毒と検温をお願いします。

※最新の情報は三井記念美術館ホームページ「展覧会情報」のページをご確認ください。

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