
ジュビロ磐田 撮影:中地拓也
1月24日、日本列島を大寒波が襲った。そのため、各地で積雪や吹雪に見舞われ、ふだん雪とは無縁の地域も荒れた天候になった。
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その寒波に、Jクラブも飲み込まれた。現在、沖縄や鹿児島といった温暖な地域でキャンプを行っているクラブが多数あり、J2ジュビロ磐田もその一つに数えられる。
2月4日までの予定で鹿児島市内でトレーニングを積んでいるのだが、九州最南端の県庁所在地までもが雪に見舞われたのだ。その様子を、クラブは公式ツイッターで動画として投稿。練習拠点が吹雪いている様子が見て取れ、「本当にこのまま練習するんでしょうか…」とメッセージを添えているほどだった。
“横殴りの雪”の中でスタッフが黙々と準備を進めており、これにはサポーターからも「鹿児島ってこんな雪降るんだ」「結構な勢いで降ってる」と驚きの声が相次いだ。
その後、この日の午後練習が非公開での屋内トレーニングへと変更となるアナウンスが出たのも仕方がないほどなのだが、その際、クラブは別のツイートで「屋外トレーニングの中止決定ギリギリまで練習準備をしていた、スタッフたちの頑張る姿をお届けします」と、横内昭展監督らの雪中写真を4枚投稿している。
■「よ、よ、能活さん」
その中に、川口能活コーチの姿もあった。黒い帽子を被っているのだが、それが雪をより強く浮き立たせており、笑顔ではあるものの、周りを雪の結晶に囲まれている。それに反応したのが、お笑いコンビ・EXITのツッコミ担当、りんたろー。だ。この投稿を引用リツイートする形で、「よ、よ、能活さん」とコメント。驚くような反応を見せている。
りんたろー。は小学校低学年からサッカーをしており、しかも、ポジションはGKだった。静岡県浜松市出身のりんたろー。にとって、磐田のゴールマウスを守った川口コーチは特別な存在。それだけに、磐田ではあまり見られない雪まみれの川口コーチが余計に目に留まってしまったようだ。
日が明けて、今日の練習前にスタッフはピッチの雪かきをしていることが改めてクラブから報告されているが、こうした想定外を超えることが、磐田の1年でのJ1復帰に向けてチームを結束させるものとなるはずだ。
サッカー批評編集部