競馬新聞から休み明け馬の不安要素を読み取る方法

競馬新聞から休み明け馬の不安要素を読み取る方法

  • 日刊SPA!
  • 更新日:2020/11/21

―[馬主あらいちゅ~の占いで馬買ってみた]―

◆本命なのに最下位!競馬新聞から読み取れたサインとは……

馬主で占い師のあらいちゅーです! 占いで買った愛馬シトリンちゃんですが、半年間の休養を終えて11月11日、川崎競馬場C1クラスのレースに出走したのですが、結果は残念ながら最下位でした。しかし、今回は休み明けで調整不足だったので、馬主としてはあまり悲壮感はありません。とはいえこの成績が続くと進退の問題になるので、笑ってばかりもいられなかったりもします。

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せっかく増えた馬体重だが、北海道からの移送で減ってしまった

そんなわけで今回はレースの振り返りから得られた「競馬新聞から休み明け馬の不安要素を読み取る」についてお話しします。さらに馬主として最下位を引いた馬主がどんなことを考えてどう行動するのかについても触れていこうという2本立てです。

◆馬体重は増えたものの……

シトリンちゃんの悩みは以前お伝えしている通り、身体が小さいこと。北海道での夏休み放牧で440kgから490kgまで増えたのですが、残念ながら川崎競馬場までの輸送でまた馬体がしぼんでしまいました。

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放牧先でのシトリンちゃん。のびのびすごしたようです

それでも夏を挟んでパワーアップしていることは間違いないので、馬主としては休み明けアッサリもあるかと期待していたのですが、放牧明けからレースまでの日数が短く調整が足りていません。追い切りもタイムが出ておらず、競馬新聞では佐藤師が「久々で息持ちに課題」と具体的な課題をコメントしている状態で、これはしんどいな、勝てたとしても新馬戦や2戦目のような楽勝の展開はないな……と腹をくくるほかありませんでした。

◆レースでは3番人気に支持されたが……

不安半分、期待半分の状態でレースに挑みます。馬体重は451kgで、前回からは+12kgと嬉しい数字なのですが、これが成長分なのか、それとも単に太いだけなのかはパドックを見ても正直わかりません。お客さんも取捨選択に悩んでいるようで、オッズは4.0倍の3番人気となりました。

そしてレースがはじまります。内枠を利して3番が逃げに入りますが、持ち前のスピードですんなり2番手をゲット。順調なレース運びでバックストレートまで進みますが、3コーナーを前にして早くも足色が鈍り始めます。

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健闘虚しく9着最下位でゴール。次走までに立て直したい!

弱ったところで他の馬に捲りを喰らい、インからも追い抜かれて絶体絶命。町田ジョッキーも頑張って追ってくれたのですが足色は戻らず、最後の直線を前にしてあっさり脱落、そのままズルズルと後続にも抜かれ、9着最下位での敗退となりました。とほほほほ。

レース後に佐藤師から聞いたところ、やはり調整不足のため3コーナー手前で息が上がり、追っても動かないうえ他馬の攻勢にも抵抗できなかったようです。12月の川崎開催までにはキッチリと仕上げ、勝負になるようにするとのことでしたので、次走に期待したいと思います!

◆競馬新聞から何が読み取れたか?

そんなわけで人気しつつも負けてしまった悲しいレースなのですが、競馬新聞を見ると各紙とも「能力上位だが休み明けなので割引」という評価になっていました。本命をつけてくれた新聞もあったのですが、それでも「割引必要だが能力で押し切る」というマイナスポイントを踏まえた上での評価で、結局のところ競馬新聞各紙ともに「今回は完調ではない」という点を正確に見抜いていたわけです。

ネットに転がっている内部情報とやらを追いかけるよりも、素直に競馬新聞を読み込んだほうが、それもできれば複数の競馬新聞を読み比べたほうが、馬券の成績向上につながると個人的には思います。ぶっちゃけ馬について一番よく知っているのは馬主でも情報屋でもなく調教師ですし、その調教師本人のコメントが読める競馬新聞ほどお買い得な情報商材はないですよね。

そしてもう1つ。このレースでは2着に入った9号馬も休み明けだったのですが、調教師のコメントは「馬が重いところがある」という程度のもので、シトリンちゃんのように具体的な課題を挙げるものではありませんでした。またレースの前に調教試験に出走させており、調教欄を見ると追切もしっかりやって時計を出しています。

同じ休み明けでも準備不足かどうか、具体的な課題があるかないかの差は大きいですね。南関東のお客さんはこのへんのニュアンスを読み取るのが上手いようで、結局9号馬は1番人気になっていました。これからは私も心して競馬新聞を読み込んでいきたいと思います!

◆負け馬主はなにを考えるのか?

さてレースで最下位という悲しい結果を受けて、負けた馬主は何を考えるのかという話です。まずは何より、上がり(※レース後の健康チェック)に異常がないかを気にします。問題があれば調教師からレース後すぐに連絡が来ますが、時間をおいて歩様に影響が出ることもあるので、すぐには気は抜けません。

脚に問題がなければ、今回の負けが偶発的なものなのか、そもそも力が足りていないのかを考えます。そもそもの力が足りないなら降級を待つか、他の競馬場に移籍するか、門別競馬場や育成施設に入れて鍛え直すかという選択肢を検討することになります。

もろもろ総合して今の競馬場で続戦するとなった場合、次のレースをどれにするかを考えるのですが、実際のところ地方競馬の下級条件では地元競馬場の翌月の同条件しか使えるレースがない、つまりレースの選択肢がほとんどないので、実際は休みを取らせるかどうかを検討することになります。

シトリンちゃんの場合、先述のように敗因がはっきりしており、また今回のレースも負けはしましたが先行して番手を取るところまではやれていましたので、スピードは現級でも負けてないと見て、川崎で続戦です。課題が解決されていれば勝負になる……掲示板には入れるかな? と思うので、弱々しいレースを見せてしまってファンの皆様には本当に申し訳ないのですが、次走も応援していただければ幸いです!

―[馬主あらいちゅ~の占いで馬買ってみた]―

【あらいちゅ~】

氷河期世代ど真ん中の生まれ。馬主で占い師で大家で零細企業の経営者。副業と投資と占いで「普通の人でも馬を持てる!」ことを証明するべく奮闘中。占いは四柱推命・紫微斗数をメインでやっています。Twitter:@araichuu

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