NY市場サマリー(24日)ドル/ユーロ小幅安、米国債利回り低下 株まちまち

  • ロイター
  • 更新日:2023/01/25

[24日 ロイター] - <為替> ドルが対ユーロで小幅安。ユーロ圏の総合購買担当者景気指数(PMI)が予想外に改善したことがユーロへの追い風となった。

S&Pグローバルが24日発表したユーロ圏の1月の総合PMI速報値は50.2と前月の49.3から上昇し、好不況の分かれ目となる50を昨年6月以来初めて上回った。

一方、1月の米PMI速報値は46.6となり、景気拡大と悪化の分かれ目となる50を7カ月連続で下回った。ただ、昨年12月の確定値の45.0からは上昇し、3カ月ぶりの高水準となった。

フェデラルファンド(FF)先物市場では、年内にあと2回の0.25%ポイント利上げが実施され、金利は6月に5%近辺でピークを迎えるという観測が織り込まれている。

ユーロは0.09%高の1.0881ドル。前日には9カ月ぶり高値となる1.0927ドルを付けた。

ユーロ圏PMIの予想外の改善に加え、1月のドイツPMIデータでは、サービス業PMIが50.4と、昨年6月以来初めて50を超えた。

ドルは対円で一時約1週間ぶりの高値まで上昇したものの、その後は値を消し、終盤は0.44%安の130.095円。

英ポンドは0.34%安の1.2334ドル。1月の英PMI速報値は47.8と、2年ぶりの低水準となった。利上げやストライキ、消費需要の低迷が響いた。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインはほぼ変わらずの2万2973ドルだった。

<債券> 不安定な取引の中、国債利回りが低下した。来週の連邦公開市場委員会(FOMC)で決定される利上げ幅が0.25%ポイントに縮小されるとの見方を反映した。

米S&Pグローバルが朝方発表した1月の米総合PMI速報値は46.6と、景気拡大と悪化の分かれ目となる50を7カ月連続で下回った。ただ、2022年12月の確定値の45.0から上昇し、3カ月ぶりの高水準。FRBが1月31─2月1日のFOMCで利上げを継続するものの、利上げペースは緩やかになるとの見方が裏付けられる格好となった。

BTIG(ニューヨーク)のマネージングディレクター兼グローバル金利トレーディングの共同責任者、トム・ディガロマ氏は「来週のFOMCで0.25%ポイント、3月に再び同幅での利上げが決定される」と予想。「その後、年内はほぼFRBは静観するだろう」と述べた上で、米国のリセッション(景気後退)入りは間近に迫っていると指摘。「長短の国債利回りが逆転する『逆イールド』からマネーサプライの減少に至るまで、あらゆる事象で米国は景気後退に陥り、陥った場合は軽いものではないことが示されている」とし、「失業率は4.5─5%に向かう」との見方を示した。

10年債利回りは約6ベーシスポイント(bp)低下の3.465%。30年債利回りは7bp低下の3.619%。

2年債と10年債の利回り格差はマイナス74.9bpと、長短の国債利回りの逆転はなお解消していない。過去9回のリセッションのうち、実際にリセッション入りする前に8回で2年債と10年債の利回りが逆転していた。

財務省が実施した420億ドルの2年債入札は、最高落札利回りが4.139%と、入札前予想を1.5bp下回り、堅調な需要があったことが示された。応札倍率も力強い水準だった。

入札を受け、2年債利回りは約8bp低下。終盤の取引では4.212%と、前日から約3bp低い水準にある。

<株式> S&P総合500種が小幅安で取引を終えた。この日は企業決算がまちまちとなったほか、取引開始直後に技術的な不具合が発生し多数の銘柄の取引が一時停止され、混乱が生じた。

80超の株式が影響を受け、ウォルマートやナイキなど複数の銘柄が大きく変動した。

ナスダック総合もマイナス圏で終了。一方、ダウ工業株30種は小幅に上昇した。

S&P主要11セクターでは工業が上げを主導する一方、通信サービスの下げが目立った。

技術障害が発生したニューヨーク証券取引所(NYSE)を運営するインターコンチネンタル取引所(ICE)は2.2%下落。この問題を巡り米証券取引委員会(SEC)が調査している。

アルファベットは2.1%安。米司法省は24日、傘下のグーグルがデジタル広告市場で支配力を乱用し、反トラスト法に抵触した疑いがあるとして提訴した。

複合企業のスリーエム(3M)とゼネラル・エレクトリック(GE)はインフレを理由にさえない業績見通しを示した。3Mは6.2%安、GEは1.2%高。

航空宇宙・防衛企業のロッキード・マーチンは失望を誘う利益見通しを発表。一方、同業レイセオン・テクノロジーズは堅調な旅行需要が寄与し決算が市場予想を上回った。ロッキードは1.8%高、レイセオンは3.3%高。

マイクロソフトは引け後の時間外取引で4%超上昇。四半期売上高は市場予想をわずかに下回ったものの、利益が予想を上回った。

<金先物> 積極的な米金融引き締め継続への警戒感が緩む中、米金利やドル指数の低下を追い風とした買いが継続し、4営業日続伸した。2月物の清算値(終値に相当)は前日比6.80ドル(0.35%)高の1オンス=1935.40ドル。中心限月ベースとして、約9カ月ぶりの高値を再び更新した。

<米原油先物> 世界的な景気減速への警戒感や米原油在庫の積み増し予想を背景に続落した。米国産標準油種WTIの中心限月3月物は前日清算値(終値に相当)比1.49ドル(1.83%)安の1バレル=80.13ドル。4月物は1.49ドル安の80.44ドルだった。

ドル/円 NY終値 130.15/130.18

始値 130.18

高値 131.11

安値 129.88

ユーロ/ドル NY終値 1.0885/1.0889

始値 1.0866

高値 1.0888

安値 1.0836

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 107*06.00 3.6043%

前営業日終値 105*18.00 3.6900%

10年債(指標銘柄) 17時05分 105*17.00 3.4546%

前営業日終値 104*30.50 3.5230%

5年債(指標銘柄) 17時05分 101*11.00 3.5749%

前営業日終値 101*03.75 3.6250%

2年債(指標銘柄) 17時05分 100*02.25 4.2103%

前営業日終値 100*00.50 4.2400%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 33733.96 +104.40 +0.31

前営業日終値 33629.56

ナスダック総合 11334.27 -30.14 -0.27

前営業日終値 11364.41

S&P総合500種 4016.95 -2.86 -0.07

前営業日終値 4019.81

COMEX金 2月限 1935.4 +6.8

前営業日終値 1928.6

COMEX銀 3月限 2374.9 +19.5

前営業日終値 2355.4

北海ブレント 3月限 86.13 ‐2.06

前営業日終値 88.19

米WTI先物 3月限 80.13 ‐1.49

前営業日終値 81.62

CRB商品指数 277.9655 ‐2.2847

前営業日終値 280.2502

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