米当局、韓国現代自と起亜の640万台リコールで調査開始

  • ロイター
  • 更新日:2023/11/21

David Shepardson

[ワシントン 20日 ロイター] - 米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は20日、韓国の現代自動車と傘下の起亜がブレーキの液漏れで発火の恐れがあるとして行った16件の別個のリコール(回収・無償修理)について調査を開始したと発表した。対象車両は合わせて640万台に上る。

両社は2016年以降、同じ部品サプライヤーが製造したアンチロック・ブレーキ・システム(ABS)と油圧式電子制御装置(HECU)の問題を理由に相次いでリコールを発表している。

NHTSAは、現代自と起亜の欠陥に関する判断が適切なタイミングで下されたかや、報告要件を順守していたかを検証するとともに、これらのリコールの間で欠陥に対する異なる説明と是正措置を把握するために監査を始めるとした。

両社は9月、エンジン発火のリスクを理由に米国で合計337万台をリコールし、対象車の所有者には修理が終わるまで建物から離れた屋外に駐車するよう求めた。

現代自は9月、2017年以降に発火21件とその他の熱関連事故21件の報告を受けていると明らかにした。起亜は発火などの事故で少なくとも10件の報告があったという。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加