マッチングアプリの完璧なデータに「ビビビっ」がない。出会いはレトロなやり方で

マッチングアプリの完璧なデータに「ビビビっ」がない。出会いはレトロなやり方で

  • かがみよかがみ
  • 更新日:2021/06/10
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27歳を過ぎたころから、恋はなかなか始まらない。

年収、見た目、身長、学歴をみて、よし完璧。

そう思ってマッチングアプリで出会った彼と、会ってみるものの、なかなかしっくりこない。

だからといって、男性と知り合った後、ご飯に行って、1回限りのデートで終了ということではない。

パジャマにナイトメイク、色っぽい声の練習。準備万全でのぞんだ初めての夜は

自分の心の奥の声に期待して、3回は、会うように努力している

ありがたいことに、その後も、お誘いをうけ、デートは、2回、3回と増えていくことが殆ど。

この人合わないなぁと心のどこかで感じていても、好きになれるかも?という自分の心の奥の声に期待して、3回は、会うように努力している。

婚活しているので、常に複数人の相手と連絡を取り合う日々だ。

週末になると、必ず誰かが私の行きたいところをリサーチしてデートに連れて行ってくれる。

複数の男性とやり取りしているからといって、気持ちをもてあそんでいるわけではない。あくまで、私がしているのは婚活。そして、恋探し。

男性それぞれが私のことを考えて、デートプランを考えてくれているのが、毎度よく伝わってくる。

大抵、3回目のデートの帰り際、「ちょっと話していいかな」と決まり文句のように呼び止められるから、そわそわする。

(まだ好きじゃないから、告白してこないでお願いお願い)なんて心に思いながら……私は毎度、そわそわする。

3回目のデートで、結局「彼女になってくれませんか」(うわぁやっぱりきたか……)と、また決断を迫られる。

今度こそ好きになれるかも??と内心期待しているのだけど、好きになってみようかな……そんなことを考えているうちにあっという間に告白されて、あっという間に冷めてしまう。

『ビビビ』とひとめぼれから始まる恋愛が、今まで本当に多かった

27歳、独身の私、同じパターンの恋愛ごっこに正直疲れている。

恋愛体質だった1年前の私に聞いてみたいし、告白してくる彼らにも聞いてみたい。

たった3回のデートで私の何が好きになったの?

私、『自分自身』のパーソナルスペースみたいなものをまだ、あなたに1回も見せてないんだけど?

よく告白できるよなぁって正直思ってしまう。

人間には、3つくらい自分があると思う。職場で見せる自分、友達の前で見せる自分、そして部屋でだらだら過ごしちゃう自分にしかみせない自分。

彼らの前での自分は、どこに分類されるかって、友達の前で見せる自分にも満たない。なんなら、職場で見せる自分に近いかな……。そんな自分しか見せていないのに、よく好きになってくれたよね……。

ただ、彼女が欲しいだけの分類なのかな?と、告白されてうれしい反面、ため息もこぼれる。

そして結局薄っぺらい告白だけでは、好きになれない。

正直、私は『ビビビ』とひとめぼれから始まる恋愛が今まで本当に多かった。

まともに付き合えた彼氏は、アルバイト先の先輩だったり、友達の紹介だったり、留学中に出会ったり、始まりは色々なシーンだったけど、全てビビビっときた。このひとだ!このひとと恋人になりたい!と思って、1回2回とデートを重ねた。

一方で、あいまいな気持ちで付き合った彼とは、いくら優しくても、いくら顔がタイプでも、なぜかどっぷり好きになることはできず、付き合っていてもすぐにお別れしてしまっていたなぁ。

女性は、愛された方が幸せだとか、追われた方が安心した恋愛ができるから、結婚して楽だとか、よく言われるから、『ビビビ』という直感的な感覚は、しばらく避けてきた。

だけど私は、あった瞬間に感じる『ビビビ』『この人だ!!』とくる自分の直感を信じて突き進む恋愛の方が向いているのかなぁと最近思ってきた。

失敗が怖くて、マッチングアプリである程度のデータ、情報を収集して、しばらく『ビビビっ』て気持ちを避けてきたけど、わたしはやっぱり、ひとめぼれから始まる、ジェットコースターみたいな恋愛の方がうんと幸せになれるみたい。

失敗が減った分だけ、わくわくする楽しみも減ったようにも思える

最近は、食べたいごはん、お店を選ぶことひとつでも、扇風機一台を購入するにしても、メーカーや、店内の雰囲気、ネットで検索して、いつだってレビューコーナーでその商品がどういうものなのか、情報を収集できる。評価が低ければ、評価の高いほうのお店を選んでしまうから、実際に失敗を経験することも少ない。ポスターに一目ぼれして、「あ、この映画みたいから入ってみよう」と映画館に行くことだって減った。人の口コミや、観覧評価を確認してからではないと、失敗したらお金がもったいないな…と思ってしまうこともしばしば。

生活の中で、直感的に動く習慣がとても減ってきているようにも感じる。失敗が減った分だけ、わくわくする楽しみも減ったようにも思える。

おそらく、直感という感覚も鈍っているのかな。マッチングアプリもそう、データは完璧、慎重に選んで会えば、性格も優しく紳士な人が多い。可もなく不可もなくといったところだけどいまいちピンとこない……。

恋を始めるためにも、ふらぁっと行ったことない街に出かけて、「おいしそうなにおいがするな」「落ち着いた雰囲気のお店だな」「私好みの外装だな」なんてことを、目で見て、耳で聞いて、心で感じながら、お店にはいるのもいいのかもしれない。そんななかで、みつけた食べ物、みつけた本、みつけたお洋服、自分で見つけられた!という達成感から、すごく満足感を感じられるんだろうなぁ……。

たとえ、ちょっと違ったなという選択をしていても、自分で選んだことだから、それも経験!と後悔することなく、自分を納得させられると思う。しっかりと記憶に残り、どこかあたたかな気持ちをはこんでくれるのではないのかな。

だから、私はこれからは、すこしレトロなやり方で情報を手に入れていきたい。ネットや有名人の評価、エゴに惑わされる日々はやめよう。もっともっと自分を解放して自分に沢山の刺激を入れてあげること、インスピレーションを高めることが、きっと新しい出会い、新しい恋、につながっているような気がする。

出会う人、食べ物、本、お店、お洋服、『ビビビッ』とくるもの探しの旅を始めよう。

今日もあの道を、ちょっとだけわくわく歩いてみる。

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月姫

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