オカルト好き必見!元ネタは超有名な洒落怖?TVアニメ『裏世界ピクニック』が面白すぎる

オカルト好き必見!元ネタは超有名な洒落怖?TVアニメ『裏世界ピクニック』が面白すぎる

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  • 更新日:2021/02/26
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※画像は『裏世界ピクニック』公式サイトのスクリーンショット

“くねくね”、“きさらぎ駅”、“八尺様”……オカルトに興味がある人であれば、これらのキーワードにピンと来るのではないでしょうか。いずれもネットで話題になった現代怪談=“ネットロア”なのですが、この冬、これらのネットロアを題材にしたTVアニメがスタートしました。

その名も『裏世界ピクニック』。

今注目されているこの『裏世界ピクニック』がどんな作品なのか、どんな怪談が取り上げられているのか、今後登場が期待できる怪談はなにか……シリーズ前半のエピソードを中心にピックアップしていきます。

『裏世界ピクニック』とは?

『裏世界ピクニック』は、宮澤伊織さんによって書かれた同名の小説を原作にしたアニメ作品。原作小説は現在5巻まで刊行されています。

物語の主人公は紙越空魚(かみこし そらを)。偶然見つけた荒廃したような異世界“裏世界”に迷い込み、そこで仁科鳥子(にしな とりこ)に出会います。鳥子は空魚に、裏世界で行方不明となった閏間冴月(うるま さつき)を一緒に捜すように求めます。こうして出会った二人は、裏世界を共に冒険することとなります。

TVアニメは2021年1月より放送がスタート。空魚役には声優の花守ゆみりさん、鳥子役には仁科鳥子さん、そして監督は「STEINS;GATE」シリーズや『あさがおと加瀬さん。』『どうにかなる日々』などを手がけた佐藤卓哉さんが名前を連ねています。

これまで『裏世界ピクニック』に登場したネットロアの元ネタは?

本作の特徴はなんといっても裏世界に登場する怪異の数々。インターネット上などで話題となった“洒落にならないほど怖い話”……通称・洒落怖として親しまれるネットロアを元ネタとしたキャラクターや出来事が登場しています。

一体どんな話が元ネタとして登場しているのか、あの怪異が作中でどう描かれているのか紹介していきます。

■くねくね

第1話『くねくねハンティング』に登場したのが“くねくね”。

裏世界では、実態のないような半透明な身体をしていました。一度それを見つめてしまうと、目を離すことができなくなってしまい、作中では、それを見つめてしまった犠牲者が、その目に異常な物体が取り憑いた状態で発見されたり、空魚や冴月の瞳や片腕が異常な状態になるきっかけともなりました。作中では、空魚がくねくねを見つめて実体化させているあいだに、冴月が攻撃することで撃退することに成功しました。

そんな怪異の元ネタがまさにタイトルにもなっている『くねくね』。2000年代前半よりオンライン上で流行したネットロアで、名前の通りくねくね動く生き物が田んぼに出現し、それを見つめてしまった人が精神に異常をきたしたり、発狂してしまったりするというもの。
正体が不明であり、その正体を知ろうとすると、まともではいられないというジレンマが怖い物語でした。

■異世界に行く方法

実は第1話『くねくねハンティング』にはもう一つ大ネタが含まれています。それは、冴月が裏世界に行く方法として「エレベーターを使う」というもの。エレベーターに乗り、4階、そして2階、続いて6階、5階、8階、2階、3階……と次々に階を移動していきます。途中で何者かが乗り込んでこようとするのですが、慌ててエレベーターの扉を閉じて回避。その末に裏世界へと行き着くことに成功します。

これは、“エレベーターを使って異世界へ行ける”という都市伝説が元ネタ。行き方は諸説あるのですが、複数階ある建物のエレベーターに乗り、前述のように決められた階へと順に移動していくというもの。この途中で、若い女の人などが乗り込んでくるのですが、この世のものではないので、話しかけてはいけないとされています。成功すると、エレベーターは異世界へと行き着くというものです。

■八尺様

第2話『八尺様サバイバル』に登場したのが八尺様。空魚たちは裏世界で、神隠しにあった妻を探している男・肋戸に遭遇します。彼と行動を共にすることになるのですが、迷い込んだ洋館にて、異常なほど背の高い女性…八尺様に遭遇します。危険を察知した空魚でしたが、先行して八尺様に気を取られた肋戸は、どこかへ消えてしまいます。

元ネタとなった「八尺様」は、田舎の祖父母の家を訪ねた高校生の少年が地域に伝わる八尺様と呼ばれる存在に魅入られてしまい、八尺様から逃げるために親戚総出で地域からの脱出を試みる……という体験談式の逸話です。八尺様は、名前の通り身の丈八尺(約240cm)にもなる白いワンピース姿の女性だとされ、魅入られた人間はいずれ命を奪われてしまうといいます。

■巨頭ォ

第3話『巨頭の村』に登場したのが、頭の大きな謎の生き物たち。裏世界にやってきた空魚たちは、廃村を見つけて探索をするのですが、そこで頭の大きな不思議な生き物たちに襲われてしまいます。追いかけてくる彼らを振り切り、なんとか空魚たちは現実世界へと戻ってくるのでした。

このエピソードの元となったのは、『巨頭ォ』といったタイトルで有名なネットロア。旅行先で見つけた“巨頭ォ”という看板を目にした人が、迷い込んだ廃村で頭が異様に大きな人たちに襲われてしまい、慌てて逃げ帰ってきたという話です。実は看板の“巨頭ォ”は“巨頭村”の意味だったのではとも言われていますが、その真相はわかっておらず、作中でも意味深にこの看板が登場していました。

■時空のおっさん

第4話『時間、空間、おっさん』に登場したのが、謎のおじさん。鳥子と口論になってしまった空魚が、小桜のところへ相談にくるのですが、不審な人物の訪問により、裏世界に迷い込んでしまいます。そこで、鳥子らしき人物を見つけて追いかけるのですが、その先で謎の男に遭遇することになります。

このエピソードの元ネタと思われるのが“時空のおっさん”などといった名前で語られる存在。ある日、自分以外誰も存在しない世界に迷い込んだ人が慌てていると、突然謎のおじさんが現れたり、電話で連絡をしてきて、そのおじさんに遭ったと同時に現実世界に戻るという逸話です。この話にもバリエーションがあり、おっさんの特徴が違ったり、おっさんと遭遇した時の顛末が違っていたりします。

■きさらぎ駅

第5話『ステーション・フェブラリー』に登場したのが、きさらぎ駅。不本意に裏世界にやってきた空魚と鳥子はそこで、死体をぶら下げた機械に襲われます。そこを救ったのが突如現れた在日米軍。彼らは訓練中に裏世界に迷い込んだと話します。彼らが拠点としていたのが、長く続いた線路脇に佇む寂れた駅“きさらぎ駅”。軍人たちはその駅の近くに陣取って、脱出方法を探す日々を送っているのでした。

この駅自体には超有名な元ネタがあります。それが2004年にネット掲示板に投稿された書き込みから生まれたネットロアです。いつもどおり帰りの電車に乗っていた投稿者。しかしいつまで経っても電車は停まらず、やっと行き着いた駅が聞いたことのない「きさらぎ駅」だったといいます。パニックを起こした投稿者と、それにアドバイスを送る別の投稿者たちとのやりとりが残されていますが、投稿者がその後無事に帰ることができたという投稿はされず、消息が不明のまま……といった内容でした。

実は、きさらぎ駅と呼ばれる駅は日本には存在しないため、彼女がどこに降り立ったのか、どこへ行ってしまったのか、誰もわからないというネットロアです。

■猿夢

第6話『ミート・トレイン』では、米軍のテントに保護された空魚と鳥子が、そこで小桜に電話をかけたところ、突然音声に異変が生じ「逃さない」といった何者かの声や、電車のアナウンスを思わせる音声が入り混じったメッセージが送り込まれ、小桜との連絡が取れなくなるという体験をします。その後、襲いかかってきた巨大な顔の集合体の化け物を撃退。逃げ込んだきさらぎ駅に迫ってくる電車に飛び込むことで、逃げきることに成功します。しかしその車内では、血しぶきのようなものが飛び散った異様な状態となっており、空魚は気を失います。

おそらくこのエピソードのモデルは『猿夢』というタイトルで知られるネットロア。夢の中で、ホームで電車を待っていた投稿者が、遊園地にあるような猿の電車に乗り込み、そこで次々と乗客が虐殺されてしまうというもの。徐々に自分の番が迫ってくる中、無理やり目覚めることで危機を回避するのですが、それから数日後、再び同じ夢を見た投稿者。しかしそれは、自分が虐殺される直前。慌てて飛び起きて回避しますが、次同じ夢を見たら、おそらく命を落とすであろうと悟るのでした。

アニメでもわずかではありましたが、猿らしきキャラクターのカットが紛れているので、注視してみてください。

今後の登場を期待したいネタは?

TVアニメでは第3話『巨頭の村』のようにオリジナルエピソードが登場したり、原作の物語の順番とは違う流れで描かれていたりします。今後はどんなエピソードが登場するのかにも注目です。

原作ではほかにも、『須磨海岸にて』『猫の忍者』『コトリバコ』『サンヌキカノ』などの有名なネットロアが登場しています。いずれもかなり怖かったり不気味なものばかり。TVアニメも楽しみながら、ぜひ今回紹介した元ネタとなるネットロアも調べてみてください。

TVアニメ『裏世界ピクニック』は、毎週月曜日24:30~TOKYO MXなどで放送中。

公式サイト:othersidepicnic.com

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