薬剤耐性の拡大、コロナと同じく危険 WHO警鐘

薬剤耐性の拡大、コロナと同じく危険 WHO警鐘

  • AFPBB News
  • 更新日:2020/11/21
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薬剤耐性を調べるキットの製造過程。フランス・ギプリで(2020年4月6日撮影、資料写真)。

【AFP=時事】世界保健機関は20日、抗菌薬が効かない薬剤耐性(AMR)の拡大は、新型コロナウイルスの感染拡大と同じく危険で、100年にわたる医療の進歩を台無しにする恐れがあると警鐘を鳴らした。

WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は薬剤耐性の拡大を「現代最大の衛生上の脅威の一つ」と指摘。インターネット上で開いた記者会見で、「薬剤耐性には、パンデミック(世界的な大流行)ほどの緊急性はないようにみえるが、同じく危険だ」とし、薬剤耐性は「100年の医療の進歩を元に戻し、現在は容易に治療できる感染症に対しわれわれを無防備の状態にする恐れがある」と述べた。

薬剤耐性は、細菌が従来の抗菌薬に耐性を持つようになる状態を指し、軽いけがや一般的な感染症を致命的なものとする危険がある。近年の薬剤耐性拡大の一因には、抗生剤のヒトでの過剰投与があるが、家畜への過剰投与もある。

WHOは薬剤耐性について、食料安全保障や経済発展、全人類が疾病と闘う能力を危険にさらすものだと説明。薬剤耐性は医療費を押し上げ治療の失敗を増やし、入院患者数や重症患者、死者の増加をもたらしたと指摘した。【翻訳編集】AFPBB News

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