付き合って4年超。彼の方から手を繋いでくれる様になったのは、ここ1年のこと

付き合って4年超。彼の方から手を繋いでくれる様になったのは、ここ1年のこと

  • かがみよかがみ
  • 更新日:2021/01/13
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今朝も朝早くからモソモソとベッドの中でうごめく彼。とはいえもう、7時半だ、既にそんなに早い時間ではない。「今日はデートの日だね」彼は布団の中でそう言って、にっこりと笑って私にハグをする。

2人でじゃれあいながらぬくぬくと過ごす時間はとても名残惜しいけれど、冷えた階段を降りて暖房を入れ、いつも通りトーストを作る。

クリアガラスのポットに茶葉とお湯を入れて、食卓に並べる。「今日はどこへ行こうかな」「午前中は片付けと掃除をしようよ」「え~朝から出掛けたいよ」「でも明日からお天気悪いみたいだよ、今日はお布団干さなくちゃ」

そんな他愛もない会話を交わしながら、私はピーナツバターを塗ったトーストを頬張る。彼はとろけるチーズのトーストを。温かいミルクティーが美味しい。

食後はお皿を洗い、一緒にテレビを見た。その後シーツや布団カバーを洗濯し、ベランダに干す。その間にも彼は、何度も私に「早く家を出ようよ」と訴えてきた。「まだ外は寒そうだし、お昼ごはんを食べてからにしようよ」「え~」残念そうにする彼を横目に、私は家事をやっつけていく。そして早めにお昼ごはん(フライドチキンを揚げてコールスローを作った)を済ませ、12時半頃。やっとこさ2人で家を出ることにした。

「髪、クルクルとまっすぐどっちが好き?」彼の答えを知って私は毎日巻いた

ぎゅっと手をつないで、入浴剤と雑誌を選ぶ街デート

家から最寄り駅までの道を、彼は鼻歌交じりで歩く。私の知っている歌や、知らない歌。もちろん彼の手は、私の手と繋がれている。

歩道の近くを車や自転車が通ると、彼は私の事をサッと庇ってくれる。時折電信柱などに邪魔されて手がほどけてしまうけれど、そんな時も必ず彼の方からぎゅっと繋ぎ直してくれる。

私と彼の付き合いはもう4年以上になるが、こうして彼の方から手を繋いでくれる様になったのは、ここ1年以内のことだったか。私はそれが、とても嬉しい。そんな私達の様子を、すれ違う人たちも微笑ましく見ている。

駅ビルに着き、そこで今晩使う入浴剤を買った。最近の私達のブームは、かわりばんこに入浴剤を選ぶこと。今日は彼が、グレープの香りのバスボムを選んだので、それを購入した。

本屋さんにも寄った。ダメ元で雑誌コーナーを覗いてみると、Amazonで既にプレミア価格が付いていた、お目当ての雑誌を見つけた。私達が好きなミッフィーちゃんの付録付き。2人共、家の近場でそんなお宝を発見した事が嬉しくって、テンションが上がって即購入。これで家に帰ってからの楽しみが2つできた。

やっと入れたカフェでいちごのワッフルをシェアする幸せな時間

最寄り駅から電車で2駅、目的のスタバには行列が出来ていた。仕方なく行き先を近くのカフェに変更するも、そのカフェも満席で。そんな時も彼は機嫌を損ねることなく、隣のお花屋さんで待つことを提案してくれる。

カフェから電話が来るのを待つ間、私達はそのお花屋さんの雑貨コーナーを眺めた。豪邸の庭に似合う様なライオンのオブジェや、大きすぎる鉢など見て時間を潰した。彼はその間もとても楽しそうにしていた。

私のスマホが鳴り、カフェの店内へ。私達はいつも横並びで席に座る。このお店はサクサクのワッフルがイチオシ。私もその事は知っていたのだが、来店するのは初めてだった。期間限定のワッフルを注文して、それが焼き上がるまで、私と彼はさっき買った雑誌を一緒に読んで過ごした。

そしてついに目の前に運ばれてきた、いちごがモリモリと乗ったワッフルに、彼の瞳はキラキラと輝く。ナイフとフォークで切り分けて、2人でシェアした。彼はクリームを唇につけながらも、器用にいちごを口に運んでいく。

いちごの山のふもとから、果肉の混ざったアイスが溶け出してきた。「美味しいね」「美味しいね」と言いながら、2人でぺろりと完食。ワッフルについていたメープルシロップが余ったので、ミルクティーにも入れてみた。とても甘くて美味しかった。お会計をして、店を出た。

デートの終わりが寂しくてちょっとスネて見せる彼

帰り道、駅まで向かう道すがら。彼はデートを終わりにしたくなくなって、ちょっぴりスネた。それでも「帰ったら2人でお風呂に入ろうね」「その後さっき買った付録を開けてみようね」と私が言うと、彼の機嫌は簡単に直った。

駅までの道にある雑貨屋さんで、年始に実家に持って帰る手土産を選んだ。私は店内で調味料やおつまみ、お菓子などを見ていたのだが、彼は赤ちゃん向けのカラフルなおもちゃに釘付け。私は春先に出産する予定を控えている。彼はそれをとても待ち遠しく思っている。

2駅分電車に揺られ、家まで帰った。お風呂に入れたバスボムからは、新幹線が浮かんできた。浴室の中にぶどうの甘い香りが漂う。お風呂上がりには、ミッフィーちゃん模様のついたガチャガチャを組立てて、思う存分遊んだ。4歳にしては簡単なおもちゃだが、春に産まれてくる妹に、彼はお兄さんとして遊び方を教えてくれる事だろう。

これが今日の私と4歳の息子(次男)との、デートの様子。ちなみにこの間長男は、旦那と自転車で男の旅をしていたらしい。

SNSなどで時折見かける、自身の息子を「小さな彼氏」と呼んでの投稿。私は以前、そんな投稿を見て「自分の息子の事を彼氏だなんて(笑)」と思っていた。しかし、実際自分の息子と出掛けてみると、分かる。小さな男の子とだって、デートはできるのだ。

2人の時間を楽しみにしてくれて、寝る前は頬に触れてくれる愛しい人

4歳の男の子は、もう赤ちゃんではないし、カフェで私と同じメニューを味わい、そこに向かう道中エスコートもしてくれる。確かに子どもだから、少し気分屋さんで、おトイレはこちらから提案するのが無難。しかし、私も大きなマザーズバッグを抱えて出かけることはもうないし、彼も抱っこをせがむことは少なくなってきた。それはちょっぴり寂しくて、とても頼もしい。

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彼は、朝起きた直後から、2人で過ごす時間を楽しみにしてくれて、家に帰ってきてからも何度も繰り返し「楽しかったね」「また行こうね」と言ってくれる。寝る前には私の手を握り、頭をなで、頬に触れてくれる。そんな愛しい相手を、小さな彼氏と呼びたくなるその気持ち、激しく同意できる……!

彼は私の息子だ。だから彼氏ではないけれど、デートはできる。ただ、これをいつまでしてくれるかは、分からない。恐らく、小さいうちだけだ。

今、長男と次男は、私の左右でぐっすりと眠っている。4人家族も後数ヵ月。満喫しようね。

いくら

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