
JR東京駅近くの高層ビルの工事現場で、鉄骨とともに作業員が落下し、2人が死亡する事故があった。現場から、フジテレビ社会部・山下未来記者が最新情報をお伝えする。
事故があったのは、東京駅近くの工事現場。午後3時45分現在、規制線は解除されており、グレーのシートの奥には、パイプや鉄骨が散乱しているのが確認できる。
午前9時半前、中央区八重洲の高層ビル建設現場で、作業員がおよそ15トンの鉄骨とともに7階部分から3階まで落下した。
この事故で、5人が病院に搬送されたが、このうち30代と40代の男性2人が死亡した。また、男性1人が意識不明の重体だったが、意識が戻り、回復に向かっているという。
(Q:作業員はどのような状況で落下したのか?)
事故当時は、柱と柱の間にある「梁(はり)」をクレーンで設置する作業が行われていた。作業員はつるされた梁の上に乗っていたところ、何らかの原因で梁ごとクレーンから落下したとみられている。
警視庁は、安全に問題がなかったのか、業務上過失致死傷を視野に原因を調べる方針。