25年度に全線再開「くま川鉄道」期待や喜びの声【熊本】

25年度に全線再開「くま川鉄道」期待や喜びの声【熊本】

  • KKT熊本県民テレビNEWS
  • 更新日:2022/06/23
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熊本豪雨で橋梁が流失するなどして一部区間で運休が続く「くま川鉄道」。2025年度中の全線再開へ。水害対策を施した新たな橋梁が建設される。

熊本豪雨で橋梁が流失するなどして一部区間で運休が続く「くま川鉄道」。2025年度中の全線再開へ。水害対策を施した新たな橋梁が建設される。

23日に人吉市で開かれたくま川鉄道再生協議会。

この中で2025年度に全線再開を目指すことが報告された。

くま川鉄道は2020年7月の豪雨で被災し、全線運休となっていたが、去年11月に被害が小さかった肥後西村駅から湯前駅の区間で運行を再開した。

■福島尚輝記者

「おととし7月の豪雨で流失し、今もそのあとが残る球磨川第四橋梁。くま川鉄道の全線再開にはこの橋の復旧が課題の一つとなっていた」

今回、課題となっていた第四橋梁の復旧にメドが立ち全線再開への道筋がついたという。復旧にあたっては赤字の鉄道会社に対して国が97.5%を実質負担する大規模災害の特例支援措置を適用。残りの2.5%は県や人吉球磨地域の市町村が負担するため、くま川鉄道の負担はゼロとなる。

この特例措置を受ける前提として県や地元の市町村が線路などの鉄道施設を管理する「上下分離方式」の導入を決めている。

新たに造る第四橋梁は全長397.5メートル。橋脚も13本から4本に減らし、水の流れを良くすることで水害対策につなげる。

復旧費は概算で約46億円から約50億円に増える見込み。

★くま川鉄道 永江友二社長

「復興に向けて道筋がどんどん見えてきて皆さまにある程度時期をお示しできたのは良かった。私たちも地域の公共交通として頑張っていきたい」

全線再開の見通しが立ったという一報に沿線からは喜びの声が!

くま川鉄道の終点、湯前駅。駅のすぐ近くにある「ユノカフェ」。

思いがけないニュースに「日常が戻ってくる」と笑顔を見せた。

★ユノカフェ 桑原やよい店長

「まだまだ先の話だと思ってたので、あと3年4年後ぐらいになるのかと思うとすごく楽しみで仕方がない。肥後西村から人吉までバスを乗り継いで行く不便さもあったので全線開通になると電車1本で行けるので、子どもたちも楽しみにしている」

千葉県から来たという鉄道ファンは?

★鉄道ファン 石田駿さん

「まだ動いていないところもあるけれど少しでもいいから動き出したというのは大きな一歩」

日本で唯一「幸福」の名がつく、おかどめ幸福駅。

駅前で土産品などを販売しているこちらの店。

観光面で大きな効果があると話す。

★おかどめ幸福駅売店・椎葉聖オーナー

「くま川鉄道があっての駅になるので私たちとしても不安があった。今、電車を使われる方は高校生が中心になっているので観光客も使っていただけるということになるとさらに観光客が増えるのではないかと期待している」

2025年度中に全線再開する見通しとなったくま川鉄道。

地元の期待は高まるばかりだ。

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