
福島テレビ
台風の大雨被害で休校が続いていた福島県いわき市の宮小学校。9月19日から近く中学校を借りて授業を再開した。
「おはようございます」
中学生と一緒に登校したこどもたち。この日を楽しみにしてきた。宮小学校の遠藤謙一校長は「やっぱり子どもたちの顔を見て、ほっとしました」と話す。
内郷地区にある宮小学校。台風の大雨で校舎の1階部分が浸水した。教員や保護者、ボランティアが協力し、片付け作業を続けているが、復旧はまだ先だ。
「姿勢を良くしましょう、これから朝の会を始めます」「お願いしまーす」
休校が続いていた宮小学校は、近くにある内郷第二中学校の教室を借りて19日再開した。
「みんな1週間何してた?勉強してたって人ー?(手上げる)お~えらい。おうちの後片付け頑張ったよって人?(手上げる)みんなに会いたかったよって人?先生も会いたかったです。今すごく嬉しいです。みんなの顔が見れてすごくうれしいです」と先生も児童も再会を喜んだ。
場所は違っても変わらない笑顔があった。登校した児童は「学校に来れて嬉しい。(みんなと会えたのは久しぶり?)うん。(みんなと会えてどうですか?)嬉しい」と話していた。
先生:「女の子のトイレここね。あとで先生がちっちゃいスリッパ持ってきてくれるからね。みんなが履けるようにね」
一方で新たな環境に戸惑いも・・・学校側は休校分の学習の遅れを取り戻す工夫やスクールカウンセラーに子どもたちのケアを依頼するなど引き続きサポートしていくことにしている。
宮小学校・遠藤謙一校長:「水害前の教育活動に戻ることが一番の形になると思います。そのために私たち1歩1歩頑張りますけれども、子供たちにも頑張ってもらって、一日も早く宮小学校での授業再開ができることを待っています」
元の校舎に戻るまで全員で力を合わせていく。