
熱唱する五木ひろし。トークやものまねでも会場を楽しませた=東京・渋谷区
来年歌手生活60周年を迎える五木ひろし(75)が19日、東京・渋谷区のLINE CUBE SHIBUYAで「よこはま・たそがれから時は流れて」と副題をつけた2日連続公演の初日を迎えた。
2部制で1部は「千の風になって」「LOVEマシーン」などカバー曲を中心に幅の広い歌唱力を発揮。2部では「よこはま・たそがれ」「夜空」「千曲川」など代表曲を並べ、メドレーを含め年齢と同じ全75曲を情感豊かに歌い上げた。
途中、若い頃に歌手の故淡谷のり子さんから「歌は自分に酔ってちゃ駄目。人が聴いているんだから」と忠告されたことを得意のものまねで披露。満員の約1900人を歌で酔わせ、トークで笑わせ、「皆さんの拍手と笑顔に支えられ、ここまで来ました。感謝の気持ちを込めて、これからも歌わせていただきます」と頭を下げた。
10月3、4日には大阪・新歌舞伎座で開催する。