ただの生鮮食品店ではない ジェーン・スーが語る、偏愛あふれる“スーパー総選挙”

ただの生鮮食品店ではない ジェーン・スーが語る、偏愛あふれる“スーパー総選挙”

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  • 更新日:2022/09/23
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ジェーン・スーさん(49)/1973年、東京生まれ。作詞家、コラムニスト、ラジオパーソナリティー。主な著書に『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』『今夜もカネで解決だ』など(photo 写真映像部・高橋奈緒)

「ジェーン・スー 生活は踊る」の人気企画がついに帰ってくる。リスナー投票によって“推しスーパーNo.1”を決定する「スーパー総選挙」。2019年以来4度目となる今回。栄冠を手にするのは、果たして──。AERA 2022年9月26日号より紹介する。

【ランキング】「スーパー総選挙」第1回~3回の投票結果はこちら*  *  *

──TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」(毎週月~木曜11:00~13:00放送)が主催する「スーパー総選挙」が3年ぶりに復活しました。待ち望んでいたファンも多かったのではないでしょうか。

ジェーン・スー:本当にお待たせしましたという気持ちです(笑)。スーパー総選挙の開催発表をした途端に「やった!」っていう声がたくさん聞こえてきたので、こんなに待っていただけていたんだ、よかったって、ホッとしました。すでに投票ははじまっていて、番組ホームページの投票フォームから参加できるのですが、引用リツイートをしながら、どこのスーパーに投票したなどと語ってくださっている人も多いです。

──過去のランキングを見てみると、全国展開の大型スーパーだけでなく、地域のローカルスーパーがランクインするなど、バラエティーに富んでいます。例えば、第3回(2019年)であれば、東京都内と川崎市、横浜市で展開する文化堂がランクインしていますし、常に上位をキープし続けているヤオコーは、埼玉県を中心とするスーパーです。第1回(17年)では、ベイシア(本部は群馬県前橋市)のファンの熱い声が番組内で紹介されたことが追い風となって見事にランクインしたのも印象的でした。投票数だけでなく、スーパーのエントリー数も回を重ねるごとに増えていますね。

ジェーン・スー:確かにランキングに登場するスーパーが生活圏にないという方も多いと思います。でもリスナーさんの推薦理由を聞くと実際に足を運んでみたくなるスーパーばかりなんです。実際に私も気になったいくつかのスーパーに足を運んでいます。

スーパーにそれぞれの良さがあって、こんなにも個性が違うのかっていうことは、スーパー総選挙をはじめてみて気がついたことです。スーパー側も熱い思いを持っていて、お客様に楽しんでもらうために驚くような努力をされている。ただ生鮮食品を売っている場所というよりも、ほんとうにアミューズメントパークみたいな仕掛けをしているところがたくさんあって、知れば知るほどこちらの胸も熱くなるんですよね。

──3回連続でトップに君臨するのがオーケーですが、絶対王者の風格も漂っています。このままオーケーの独走状態は続くのでしょうか。

■オーケー民は熱い

ジェーン・スー:第4回がどうなっていくのかというのは、まだ投票が始まったばかりで、私たちも読めませんが、オーケー民(オーケーのファン)はすごく熱いですからね。オーケーって出店する場所に特徴があるので、知らない人も多いスーパーだと思いますが、私たちが第1回にピックアップする前から、オーケーってすごいっていう声はうわーっと届いていたんです。確かに、番組で小倉弘子アナウンサーが自分の推しスーパーとして紹介したことで、みなさんの興味が喚起されたという一面が多少はあるかもしれませんが、私たちはこれといって特に何もしないんですよね。これだけの投票があるのは、やっぱりオーケーさんの力なんだと思います。

ただ、スーパー総選挙が行われなかった3年間の間に、スーパーの形態もだいぶ変わってきているようです。コロナ禍で、ネットスーパーの利用も増えたでしょうし、勢力が変わる可能性もあるかもしれません。どういうふうに票が動いてくるのかは、まさに「みなさんの投票次第です!」ってことだと思いますね。

第3回の投票結果発表後にスーパー総選挙の存在を知り、今年ようやく第4回が開催されることで「やっと参加できる」って言ってくださっている方もいて、うれしい限りです。

■キーポイントは「偏愛」

──これまでも、店内のBGMの選曲センスがいい西友、見やすい陳列にチラシがおもしろいサミットストア、とにかく接客が素晴らしいオオゼキ、ロピアは肉のアミューズメントパーク、ヤオコーは埼玉のデパ地下、スーパー界の優等生ライフなど、多くの声が届いています。投票したリスナーの中には推しスーパーへのあふれんばかりの愛でまるでプロポーズをしているかのような人もいましたね。

ジェーン・スー:実際に、いろんな人の推しスーパーへの愛を聞くという楽しみは大きいです(笑)。家族がいるのか独身か、どこに住んでいるのかなどで、スーパーに求めるものも違います。やっぱりここがいちばん使いやすいとか、ここで買い物することがいちばん気分がいいとかってあるんじゃないかと。そういうことを番組スタッフとも常々話していたんです。そういうことがみなさんにもあるんだったら、まずはそれを共有したいな、話を聞かせてほしいなっていうところから始まっています。総選挙としたのは便宜上の形ですね。

ですから、どこのスーパーがいちばん優れているのかではなくて、どのスーパーがいちばん愛を受けているのか。ある意味でお客さんの愛情ランキングみたいな一面もあるので、キーポイントは「偏愛」だと思っているんです。番組でもどこのスーパーが優秀かという話は一切していなくて、自分がどれだけそのスーパーが好きかを披露してもらう場でありたいと思っています。

スーパーってあまりにも身近すぎて、「あって当然」になっていますよね。でもよく見てみると店舗ごとの個性や工夫が見えてきます。やっぱり、アミューズメント感覚で行ってみたいっていう思いが喚起されるところが、スーパー総選挙のいちばんの魅力だと思うんです。投票することで推しスーパーへの愛を語ってもらうと同時に、新たにスーパーの魅力、楽しみ方を見つけるつもりで番組を聴いてもらえると嬉しいです。

(構成/編集部・三島恵美子)

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※AERA 2022年9月26日号

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