金さん、李さん、朴さん・・・韓国ではなぜ少数の「苗字」に集中しているのか=中国

金さん、李さん、朴さん・・・韓国ではなぜ少数の「苗字」に集中しているのか=中国

  • サーチナ
  • 更新日:2020/10/17
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金さん、李さん、朴さん・・・韓国ではなぜ少数の「苗字」に集中しているのか=中国

日本と違い、漢字がほとんど使われなくなった韓国だが、人名には今も漢字が使われている。韓国では日本人の「姓」と違って、1字の単姓が多く、種類も少ないので、同姓同名が多いという特徴がある。中国メディアの今日頭条はこのほど、なぜ韓国の苗字は種類が少ないのかと問いかける記事を掲載した。「韓国人の約半数が金(キム)、李(リ)、朴(パク)の3種類」だ主張している。

韓国人の姓がいかに金、李、朴の3大姓に集中しているかは、同じ漢字圏である日本や中国と比べると明らかだ。中国には姓が約6000あり、人口の9割が100の姓を使っているという。日本の姓は非常に多くて、一説には約29万もあり、佐藤、鈴木、高橋など上位10位を合わせても人口の1割を占めるに過ぎない。このように日本も中国も姓の種類が多いが、韓国にある姓は約300で、このうち3大姓が4割以上を占めている。「金」姓は約1000万人と特に多く、5人に1人の割合となっている。なぜ韓国は特定の姓に集中しているのだろうか。

記事は、韓国で姓が使われるようになった当時、高貴な身分の者だけが姓を持っていたと紹介。当時は、「金」と「李」が最も多かったそうだ。高麗王朝の時代には、「高」や「王」も高い身分の代表的な姓だったと伝えた。

のちに、一般市民が姓を買えるようになると、朝鮮半島に入ってきた中国人などが、高貴な身分の代表である「金」や「李」などの姓を好んで買うようになったという。そのため「金」の姓を名乗る者が1割から7割にまで激増した時代もあったと伝えている。さらに国民全員が姓を持てるようになると、かつての主人や地主の姓を名乗ったり、以前は大金で買う必要があった上流階級の姓に人気が集まったりしたため、結局韓国は「金、李、朴」であふれるようになったと説明している。

そのためか、韓国には日本にはない「本貫」というものがあり、同じ姓でも始祖の発祥地が同じかどうか確認できるようになっている。同姓同本、つまり姓も本貫も同じ場合、法律で結婚が禁じられていたそうだ。同姓不婚の法律はかつて中国にもあり、今でもタブー視している人はいるが、この習慣は日本に導入されることはなかった。こうしてみると、同じ漢字圏でも日中韓の姓文化はそれぞれ違った発展を遂げたと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

村山健二

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