こつこつPJから生まれた、西沢栄治演出「あーぶくたった、にいたった」が上演へ

こつこつPJから生まれた、西沢栄治演出「あーぶくたった、にいたった」が上演へ

  • ステージナタリー
  • 更新日:2021/09/15

「あーぶくたった、にいたった」が12月7日から19日まで、東京・新国立劇場 小劇場にて上演される。

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2020年3月に行われた「3rd 試演会」より。

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これは、新国立劇場演劇芸術監督の小川絵梨子が立ち上げた、作品創造プロジェクト“こつこつプロジェクト”から生まれた公演。その第1期に参加した西沢栄治は、別役実の“小市民シリーズ”の1つ、「あーぶくたった、にいたった」に挑んだ。

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婚礼の場。新郎新婦はこれから生まれる子供の将来を想像するのだが……。西沢は上演に向けて「オリンピックも終わり、祭りのあとの風景に我々は何を見るのか。そこにはどんな風が吹いているのか。この作品を通して考えたいと思います。と、理屈をならべてまいりましたが、ご見物のみなさまには、クスクス笑いながら観ていただきたい。なんたって別役さんのホンは絶対的に面白いのだ。あとは現場の責任。がんばります」と意気込みを述べている。

チケットの一般前売は11月7日10:00にスタート。

西沢栄治コメント

知る人ぞ知る「こつこつプロジェクト」笑。一年かけて芝居づくりに取り組むなんてことは初めての経験で、コツコツ地道にやるのが苦手な私には、まさに未知の企画でした。けれどもそのおかげで、自分が手掛けるとは思ってもいなかった別役作品と出会い、その魅力を知ったわけですから、人生巻き込まれてみるものです。有り難い限り。そして今回、再びこの戯曲と向き合う機会をいただいた。かさねがさね有り難い。「あーぶくたった、にいたった」は“小市民シリーズ”と呼ばれる作品群の中のひとつです。かつてこの国には、ひたすら普通であることを願い、つつましく生きようとした小市民たちがいた。

(SNSでの承認欲求あふれる現代ではまるで絶滅危惧種のような価値観!)その名もなき人々に思いをはせることで、僕らなりの「日本人論」にたどり着きたい。そんな大それたことを企んでいます。平成がいつの間にか過ぎ去り、いまや令和というタイミングで、わざわざ「昭和」をやろうってんだから、古い奴だとお思いでしょうが、今の世の中、右も左も真っ暗闇じゃござんせんか。オリンピックも終わり、祭りのあとの風景に我々は何を見るのか。そこにはどんな風が吹いているのか。この作品を通して考えたいと思います。と、理屈をならべてまいりましたが、ご見物のみなさまには、クスクス笑いながら観ていただきたい。なんたって別役さんのホンは絶対的に面白いのだ。あとは現場の責任。がんばります。

「あーぶくたった、にいたった」

2021年12月7日(火)~19日(日)
東京都 新国立劇場 小劇場

作:別役実
演出:西沢栄治
出演:山森大輔浅野令子、木下藤次郎、稲川実代子龍昇

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