フジテレビ、30分枠新設でさらにドラマを強化へ 映画化も噂の3作品は?

  • 日刊サイゾー
  • 更新日:2023/01/25

いま、フジテレビに“異変”が起きている。これまで、長らく低視聴率に悩まされ続けてきた同局だが、ここ最近はドラマ作品に大いに力を入れているのだ。

当サイトでも既報のとおり、フジテレビは昨年6月に伝説のドラマプロデューサー・大多亮氏が専務取締役に就任。同じく新社長に就任した港浩一氏と共に、ドラマの立て直しを図っている。

その成果もあってか、2022年10月クールのドラマでは川口春奈と目黒蓮が主演した『silent』が大きな話題となり、さらに長澤まさみ主演の『エルピス —希望、あるいは災い—』も高評価を得た。

「今クールでも、草なぎ剛主演の『罠の戦争』を実現するため、港氏と大多氏がジャニーズ事務所に直談判したという話もある。新しい地図の本格的な地上波復帰ドラマとなるので、かなり難しい調整だったようです。両氏は、木村拓哉が久しぶりに月9主演となる『風間公親-教場0-』も話をまとめあげたと言われ、他局は脅威に感じています」(民放関係者)

そんな中、フジテレビにさらなる動きが。現在放送中のドキュメントバラエティー『セブンルール』を3月いっぱいで終了し、今年4月から「火曜午後11時」の30分を連続ドラマ枠として新設することがわかったのだ。ドラマの復活を目論むが、ただ高視聴率を求めるだけではない新たな施策も行っているという。

「『silent』は、あれだけの大ブームを作りながら全話の平均視聴率は2桁を超えることがなかった。現在フジテレビでは、ドラマに関しては視聴率だけでない指標を作り出そうとしているという。見逃し配信や、自社で運営する配信サービスFODの加入者増加など、さまざまな細かい評価基準を作ろうとしています」(同上)

そんなフジテレビだが、ドラマを制作する上で「劇場版」を強く意識するような作品が求められているという。

「映像配信サービスが主流となり、ドラマのDVDが売れるという時代ではなくなっている。そうなると、副産物で稼げるものは劇場版の興行収入になる。これまでも数多くの大ヒット映画を制作してきたフジですが、ドラマ関連の映画として昨年だけでも『沈黙のパレード』、『Dr.コトー診療所』を公開。さらに現在も『イチケイのカラス』が絶賛上映中です。さらに今年秋にも、菅田将暉主演の『ミステリと言う勿れ』が映画化され、とにかくドラマの劇場版を作る動きが加速している」(フジテレビ関係者)

他局でも、日本テレビが『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』、TBSが『劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室』、テレビ朝日が『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』などを公開予定だが、フジテレビのペースは“異様”だという。

「すでに公表されているもの以外では、『silent』に映画化の噂がある。作品のプロデューサーである村瀬健氏は、1月17日の公式Twitterアカウントで、<昨日はとてつもなく嬉しい出来事があった。頑張ってよかったと心の底から思えたし、まだまだ頑張らなきゃと改めて思った>と意味深なつぶやきをしています。また、現在放送中の菜々緒主演ドラマ『忍者に結婚は難しい』と『罠の戦争』には、早くも劇場版の声が聞こえています。当たればドカンと稼げますし、俳優やスタッフも続投でドラマの流れで制作できるので、コストパフォーマンスが良い。フジは、映画事業で起死回生を狙っています」(民放関係者)

しかも、まだ放送が始まってもいない作品にも、映画化の噂がテレビ業界で出ている。

「4月にスタートする木村拓哉主演の月9『風間公親-教場0-』ですよ。スペシャルドラマも好調だった『教場』ですが、ドラマはシリーズの原点を描くストーリーとなる。木村演じる“鬼教官”風間公親の過去を描くわけで、これは映画化の前哨戦だと言われている。港社長と大多専務が直々に動いたのも、映画化を見越してのことではないかと言われています」(民放関係者)

もはや、映画製作会社になるのかという勢いのフジテレビだが、他局ではこの動きを警戒しているという。

「テレビ局は、CMに加えて番組で映画の宣伝がいくらでもできる。視聴率が悪く、CMの売り上げが下がっているフジならば、映画を自社で作って宣伝もして、ヒットさせるのは合理的な動きです。映画を作れば自社の配信サービスで独占配信もできますし、ドラマよりはDVDも売れやすい。『窮地のフジの悪あがき』と陰口を叩く声もありますが、実際はこのパターンが成功したら、フジは大復活を遂げるかもしれないと言われています」(民放関係者)

新たな上層部のもと、さまざまな動きを見せているフジテレビ。数年後には、この仕掛がテレビ業界のスタンダードになっているかもしれない。

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