外国人がショックを受けた、日本で当たり前の「マナー」とは?

外国人がショックを受けた、日本で当たり前の「マナー」とは?

  • TRiP EDiTOR
  • 更新日:2022/01/26
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「マナー大国」と称されるほど、独特なマナーやルールが多い日本。私たちにとっては当たり前のことでも、外国人からすると不思議な決まりごとがたくさんあります。

そこで今回は、日本在住の外国人に「不思議すぎる日本のマナー」についてアンケートを実施。あわせて、海外ならではのマナーや慣習などもたくさん教えていただきました。

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※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

不思議すぎる日本の「食事マナー」

まずは日々の「食事」の話題から。外国人が思う、日本の食についての疑問点を伺ってみました。

お箸のマナーが多すぎる…/韓国出身

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「韓国でも箸は使うけど、日本はほどマナーは厳しくないよ。迷い箸とか舐め箸なんて、日本にきて初めて聞いた。食事中に立て膝をしていたら注意されたけど、韓国は座卓で食べる家庭が多いし、あぐらか立て膝で座るのが慣習なんだよね」(韓国出身)

日本ではタブーとされる「渡し箸」も、韓国ではマナー違反にならないのだそう。同じカトラリーでも国によってマナーが異なるのは慣れていないと少し難しいですよね。

頼んでないのに出てくる「お通し」/韓国出身

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また、韓国出身の男性は、居酒屋を利用した際に出される「お通し」についても疑問を感じたのだとか。

「サービスかな?と思ったらしっかり『お通し代』ってレシートに記載されていて衝撃だった。注文していないのに、勝手に出してきてお金もかかるって…韓国にはないことなので驚いた!」(韓国出身)

「お通し」は、昭和時代に始まった日本の食文化のひとつ。注文を受けてから一品目が出されるまでに「酒を飲みながら軽くつまめるものが欲しいだろう」と、お客さまへの心遣いから生まれたサービスです。

ですが、事情を知らなければ困惑してしまう気持ちもわかります。実際にインバウンドのお客さまと、お通しの請求についてトラブルになるお店も多いそうです。

飲食店で帽子を脱ぐの?/アメリカ出身

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「帽子を被ったまま食事してたら、日本人の友だちに『室内では脱いだほうがいいよ』といわれました。母国では普通なんだけどなあ」(アメリカ出身)

中世・近代の西洋からはじまった帽子文化。紳士は室内で帽子を脱ぐことがマナーとされており、日本でも室内では帽子を脱ぐようにと伝えられてきました。

元来アメリカでも同様にマナーとして守られていた時代もありましたが、いまでは徐々にマナーが緩和されてきたのだとか。

日本でも冠婚葬祭や高級店でない限り、マナー違反とみられないケースも増えてきました。マナーは時代とともに変化していくもの、ということがよくわかりますね。

日本人が驚く海外の食文化

日本人が驚く、海外ならではの食文化

逆に、海外では当たり前の行為でも、日本では驚かれてしまうこともありますよね。

とにかく大皿で取り分けるブッフェスタイル/フィリピン出身

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「フィリピンでは家族分のご飯をおかずごとに大皿に取り分けて、テーブルの真ん中にまとめて置きます。米も一皿に盛ってそれぞれが好きな分だけ取る。日本にもバイキングがありますけど、家庭内ではやらないですよね」(フィリピン出身)

大皿に盛ることで洗い物が少なくなるのは大賛成ですが、炊飯器から出してお皿に盛ったご飯がカピカピにならないのか心配です…!でも、家族みんなで食卓を囲むにぎやかな食事風景はとっても素敵ですよね。

食べ残しは持ち帰る/フランス出身

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「パリジャンはお腹いっぱいになったら残すのが当たり前。無理に食べる必要はないよ。持ち帰ってもいいしね」(フランス出身)

フランスでは、2016年2月3日に「食品廃棄禁止法」が施行されました。食べ残しをムダにしないよう、1日180食以上を提供するレストランに対して、食べきれなかった料理を持ち帰るための容器である「グルメバッグ」の提供を義務化。フードロス対策に積極的に取り組んでいます。

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日本人は「甘い米」がお嫌い?/イギリス出身

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「イギリスでは白米を牛乳で甘く煮詰めてデザートとして食べますが、日本人の友だちにいったら『甘い米なんて無理!』とめちゃくちゃ否定されました」(イギリス出身)

「ライスプディング」と呼ばれるこちらのデザートは、イギリス定番のおやつ。白米を砂糖たっぷりの牛乳に入れて煮詰めた家庭料理です。

確かに、はじめは「甘いご飯」に対する拒否反応が出てしまいますが、もち米なら「おはぎ」のような感覚でいけそうな気もします。興味のある方は、ぜひレシピを調べてみてはいかがでしょうか。

海外では御法度!注意すべき食事のマナー

さらに、海外で気をつけるべき「食事中のマナー」についても伺いました。国によっても違いがあるので、その国の一例として参考にされてくださいね。

酔っ払いは入店禁止/ニュージーランド出身

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「ニュージーランドは酔っ払いに超厳しいよ。公園とか路上での飲酒も禁止されてるし、酔った状態で飲み屋にいくと入店を拒否される。お花見しながら飲んだくれる日本人を見て、文化の違いを感じたね」(ニュージーランド出身)

テーブル担当以外へ注文する/スコットランド出身

「母国のレストランでは、テーブル担当以外のスタッフにオーダーするのはNG。日本と違ってチップ文化があるから、席ごとに担当がついてしっかりサービスしてくれるんだよ」(スコットランド出身)

左手を使って食事する/マレーシア出身

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「マレーシアでは左手は不浄なものとみなされています。なので、食事中は右手を使うのが決まり。スプーンやフォークは右手で持ち、素手で食べるにしても右手を使います」(マレーシア出身)

日本の「理解できない」不満が爆発!?

理解できない!日本の「ビジネス事情」

続いては、日本の「ビジネス事情」に関する話題。外国人のみなさんが思う、日本企業についての不思議を聞いてみました。

定時上がりはNG?/スコットランド出身etc…

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日本企業に努めるスコットランド出身の男性は、会社に対してとてもモヤモヤすることがあるのだそう。

「始業時間は守るのに、終わる時間は守らないのが謎。定時きっかりに帰ると、まわりの社員から変な顔されるし…」(スコットランド出身)

周りの人が仕事中だと、帰るのをためらってしまうのが日本人。会社が定時退社を勧めても、そうもいかないのが現場の空気なんですよね…。

「日本で働いていますが、うちの会社は上司より先に帰るのはよくないという風潮があります。残業や休日出勤することで会社への貢献につながるといわれますが、まったく理解できません」(台湾出身)

社員が納得して働けない環境であれば、貢献する意味を考えてしまいますよね。

有給を取りづらい/フィリピン出身

「有給を取りづらい雰囲気がある。同期の日本人は『みんな忙しいし仕事を頼んでまで休むのは申し訳ない』っていってたけど、休んでいい権利があるのにもったいない!僕は今年の誕生日絶対休む!」(フィリピン出身)

会社の飲み会が多すぎる/台湾出身etc…

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「日本って会社の飲み会が多くないですか?いまはコロナで全然なくなりましたが、流行前はかなりの頻度で開催されてました。なんでそんなに職場の人と飲みたいの?と疑問に感じています」(台湾出身)

「上司にキャバクラなどの夜のお店に駆り出されるのがしんどい。友人ならいいけど上司といって何が楽しいの…」(ニュージーランド出身)

どちらの誘いも困りますよね。これは実際日本人も疑問に思っている人は多いと思います。断ることができたら楽なんですけど、会社のイベントは半ば強制なのが辛いところです。

日本独特のビジネスマナーが多い/韓国出身

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また、日本ならではのビジネスマナーに関する話題も上がりました。

「他社に訪問する際に、コートを裏返して持つのが謎でした。日本だけじゃない?」(韓国出身)

これは学生時代、就活に関するマナーで習った人も多いのではないでしょうか?コートを裏返すのは、日本独特のマナーのひとつ。

国によっては、先方の許可なく勝手に入室しようとするような図々しい人にみられてしまうそうです。海外では気をつけたいマナーですね。

交通機関のルールは海外のほうが厳しめ?

厳格な海外の「交通機関のルール」

マナーやルールに厳しい日本ですが、交通機関や公共の場の使い方については、海外のほうが厳しくルールが設けられていることもあります。

電車内で飲食したら罰金/台湾出身

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「台湾の地下鉄(MRT)は完全に飲食禁止です。駅構内は可という所もありますが、改札前の黄色い線を越えたらすべて禁止で守らないと罰金があります」(台湾出身)

飲食禁止エリアでは、ガムや飴なども完全禁止。ルール違反者には罰金が科せられるそうです。

若者は優先席に絶対座らない/韓国出身

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「日本では車内がガラガラなら優先席に座ってもいいという雰囲気があるけど、韓国では空いてても絶対にだめ。満員電車でもそこだけ空席なことがあるよ」(韓国出身)

韓国の優先席は「ノヤッチャソッ」と呼ばれ、直訳すると「老弱者席」と、”お年寄りと体の不自由な人限定”という強い名前がつけられています。

さらに韓国では、年配者を敬う儒教の精神が根強いため、国民全体がルールを重じているようです。

交通機関の使い方でみえてくる日本の国民性

こうみると公共機関の使い方だけでも、その国の国民性がかなりみえてくる気がします。では、外国人の方々は公共機関の使い方における国民性をどのように感じているのでしょうか。

時間厳守で列を成す/ネパール出身etc…

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「電車やバスが時間厳守で運行しているところや、混雑していても順番を守るところが日本人の素晴らしい習慣だと思います」(ネパール出身)

「マレーシアのバスは時刻表がないからいつくるかわからないし、マレー鉄道(電車)は時刻表があっても時刻通りにはこないよ。日本は電車が確実にくるとわかってるのもすごいし、みんなしっかり並ぶのもすごい」(マレーシア出身)

時間厳守で生活しているぶん、常に時間に追われている感覚があるのも日本人ならではかもしれません。

フィリピン人の女性は、街を行き交う日本人を見て「みんなが足早にせかせか歩いてて、ロボットかと思った」と笑ってしまったそうですよ。

お風呂に入るのは週に1回?

ありえない!?外国人が驚いた日本の常識

外国人が思う日本の不思議な文化はまだまだあります。

毎日お風呂に入るの?/スコットランド出身

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「寝る前に毎日お風呂に入るのにびっくり。水道代と光熱費やばくないの?」(スコットランド出身)

高温多湿のシーズンがある日本と違い、年間を通して汗をかくような気温が少ないスコットランド。特段汚れていない限りは、週に1〜2回しかお風呂に入らないという人も少なくないのだそう。

全裸で温泉に入るの?/フィリピン出身

「温泉に全裸で入るのが不思議。親しい友人や、ましてや家族でも全裸を見せるのは恥ずかしくない?フィリピンにも温泉はあるけど、水着を着て入るよ」(フィリピン出身)

性に対して寛容すぎる/フィリピン出身

「フィリピンはほとんどの人がキリスト教徒の国なので、宗教上の理由で18禁雑誌や映像の販売が禁止されています。日本はアニメや漫画も性に対して寛容な作品が多いなと感じます」(フィリピン出身)

結婚式用のドレスを夫婦で選ぶの?/スコットランド出身

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「スコットランドでは、花嫁が花婿のシャツを、花婿はウェディングドレスを贈る伝統があるので、日本の夫婦のように一緒に選びに行くことはないです」(スコットランド出身)

プレゼントを贈り合うなんてとっても素敵!それにしてもドレスとシャツでは値段がかなり不釣り合いな気もしますが、これも不思議な伝統なのでしょうか。

また、台湾の結婚式は、日本のように堅苦しい服装のマナーがないのだそう。

「結婚式の参加者はどんな服装でも大丈夫です。少し綺麗な服を着る人もいますが、Tシャツなどでもまったく問題ありません」(台湾出身)

台湾の結婚式は、友人の友人なども気軽に招待するそうで、厳格な会場でない限りはジーンズや短パンで参加する人もいるのだとか。ホームパーティーの延長のような感覚なのでしょうか。

子どもだけで通学させるの?/イギリス出身

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「小学生が子どもだけで学校へ通学する姿を見かけるとヒヤッとする。イギリスでは小さい子どもを大人の付き添いなく歩かせることが禁止されてるし、事故も心配だから、基本的にどこに行くのでも親が送迎するの」(イギリス出身)

イギリスでは、子どもだけで留守番させるのも違法となるのだそう。日本のように、「鍵っ子」でも安全に過ごせる国のほうがめずらしいのかもしれませんね。

日本ではあり得ないことだけど…?

これOKなの?日本とは違う海外の常識

では最後に、日本人が驚く「海外で許される不思議な慣習」について紹介していきましょう。

スーパーの商品をつまみ食い/イギリス出身

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「イギリスのスーパーでは、会計前の商品を店内で食べても大丈夫。会計の時にお金を支払えば問題ないよ。あと、買うかどうかはさておき、ぶどうとかサクランボとか味見と称してつまみ食いする人もいるね。店員もお咎めなしというか黙認してる」(イギリス出身)

毎日同じ服で過ごしてもOK/フランス出身

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「不思議というわけではないのですが、フランス人は何日も同じ服を着ている人が多いのは文化の違いかも。日本人は毎日いろんなコーディネートをしているけど、フランス人は流行を気にしないし、他人の服装に言及することもない。気候的に毎日変えるほど汚れることもないんだよね」(フランス出身)

今回は、日本在住の外国人に「不思議すぎる日本のマナー」についてたくさん語っていただきました。

国や地域によって言葉が違えば文化も異なります。他の文化に触れる際には、政治や社会、宗教、習慣などの違いをよく理解し、お互いの価値観を受け入れることが大切です。

違いを楽しみ、異文化との交流を積極的に楽しんでいきたいですね。

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※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

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