「職場で受け入れられるか不安」発達障害を公表すべきかどうか悩む当事者たちの声

「職場で受け入れられるか不安」発達障害を公表すべきかどうか悩む当事者たちの声

  • 日刊SPA!
  • 更新日:2023/03/19

発達障害の認知度が年々高まっている。従来は子供の問題だと思われてきたが、実は一定数の割合で「大人にも発達障害の人がいる」という事実が知られるようになった。それによって「自分もそうかもしれない」と疑う人が増え、職場では混乱も起きているという。あなたの同僚や部下にもいるかもしれない、「大人の発達障害」の最前線を追った。

◆周りにどう伝えるべきか?発達障害を必死に隠す人も

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写真はイメージです(以下同)

「発達障害のことを公表すべきか」はデリケートな問題だ。

「今年、発達障害の診断が下りたばかり。業務での関わりが多い人には伝えたいのですが、職場で受け入れられるのか不安で、一人で抱えています。安心して相談できる窓口が職場にあればありがたいのですが……」(30代女性)

このように発達障害を伏せたまま働くことは、「クローズ就労」と呼ばれ、反対に周囲に明かすことは「オープン就労」とも呼ばれている。

◆同じ部署の同僚がフォローしてくれたものの…

ただ、職場に伝えても不安は尽きない。特に「どこまで開示するか」は、当事者も周囲の人も頭を抱えている。

「僕の場合、同じ部署の人にだけ発達障害を伝えています。そしたら別部署の人が『〇〇さん、仕事できなすぎ。発達障害じゃない?』と話している場面を見てしまい……。

慌てて同じ部署の同僚が『そんなこと言うのはやめなよ』とフォローしてくれたものの、余計な気を使わせてしまいツラかったですね」(40代男性)

◆「合理的配慮」のかけらもない職場も多い

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周囲の無理解で悩む人も。

「上司が指示を口頭でしてくる人で、どんなに気をつけてもミスをしてしまう。会社には発達障害の傾向があることを伝えましたが、上司からは『意味がわからん』と返されて終わりました」(30代男性)

「2年前に発達障害のグレーゾーンだとわかり、まず上司に伝え、上司から部署の同僚に伝えてもらいました。しかし、現場での対応は何も変わらず、むしろ『発達障害を言い訳に使っている』といった陰口が聞こえてショックを受けました」(40代男性)

「合理的配慮」のかけらもない職場も多く存在するのだ。

取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/菊竹 規 モデル/黒木俊穂

―[職場を蝕む[大人の発達障害]]―

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