100m以上離れた場所から...捜査続く露天風呂盗撮事件 望遠レンズの性能は

100m以上離れた場所から...捜査続く露天風呂盗撮事件 望遠レンズの性能は

  • テレビ静岡NEWS
  • 更新日:2022/08/06
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テレビ静岡

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露天風呂を狙った盗撮グループによる事件は、現在も警察の捜査が続いている。犯人たちは100m以上離れた山に身をひそめ、盗撮を行っていた。望遠レンズにはどれ程の撮影能力があるのか、その性能を探ってみた。

◆警察が明かす犯行手口

静岡県警生活保安課・大久保真吾課長:

被害者の女性は、全く盗撮されたことに気付いておりません

静岡県警生活保安課・中水流誠也課長補佐:

のこぎりで木を切ったり、下草を刈ったりして盗撮場所を作ることもあります

静岡県浜松市の舘山寺温泉で行われたのは、県警察本部による講話だ。県温泉協会の関係者に、盗撮グループの犯行手口、対策を伝えていた。

中水流課長補佐:

日帰り入浴が可能な温泉施設が狙われやすい。宿泊客だけを対象にした入浴施設よりも、入れ替わり立ち替わり見込まれるのが可能性が高い理由。特に若い女性に人気の入浴施設は、盗撮師たちもチェックしていると言われています

県警は、これまでに露天風呂を狙った盗撮グループの7人を逮捕した。北海道から兵庫県まで、1道5県での犯行が立件され、さらに捜査が続けられている。

山の中に潜み、望遠レンズのついたカメラで撮影していた。その距離は100~300mとみられる。

◆望遠レンズの性能は?

山崎彩記者:

私たちがスポーツ取材のときに主に使用している望遠レンズ付きのカメラです。取材活動に使う放送用ですが、同じような性能のものは、一般にも市販されています。

肉眼に近い状態では、100m離れた場合でも、小さく、よく見ないと人が立っていることも確認できない。

100mという距離を横から見てみると、この河川敷のサッカーグラウンドを大きく超えていた。

望遠レンズを使った状態と肉眼に近い状態とを比較してみると、一目瞭然。望遠レンズを使うとはっきりと大きく撮影することができた。

さらに100m離れてみると・・・。

200m離れて撮影した場合でも目や鼻など顔のパーツまではっきりと確認することができる。民生用、一般の人が扱うレンズも、同じような性能を備えている。

◆卑劣な犯行への対策は

講話で、警察が温泉協会に示した対策は3つある。防犯カメラの設置、見えにくくする施設の改良、不審な人・車の警戒だ。

防犯カメラの設置や施設の改良には、費用や時間、景観との兼ね合いの問題があり、まず取り組めるのは不審者への警戒だ。ただ注意が必要なのは、施設の外、山の中だけではない。

中水流課長補佐:

盗撮師の仲間の中には、施設内に客を装って入り込み、入浴前・入浴後の利用客の着衣姿を撮るものもいます。通称「着衣撮り」と言います。長時間イスに座っている、館内をウロウロしている、女性の動向を目で追っているなどの不審点があります。共犯者は、「こういう着衣を着ている」「こういう女性がいまから入りますよ」と連絡するなどして盗撮がしやすいように共犯者が連絡をすると。このような役割でやっています

犯行グループは、映像を仲間で見せ合っていた他、特定の女性を温泉に誘い、盗撮をさせていたこともわかってきた。

100mや200m離れていても鮮明にとらえる望遠レンズ。盗撮グループは離れた場所に身をひそめ女性を狙っていた。

また、警察が示した犯人が狙う施設の特徴は5つある。

日帰り入浴が可能な施設、日によって男湯・女湯が入れ替わる、見通しを妨げるものがない、山に撮影可能な場所がある、山の出入り口に防犯カメラがない、ということだ。

下調べをして犯行を断念するケースもあり、施設側の対策は利用者の安心安全につながるはずだ。また、警察には徹底した捜査が求められる。

そして、利用者も不審に思ったらすぐ連絡をする意識が犯罪抑止に重要となってきそうだ。

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