幻想的なミクロの世界をムービーで捉えるコンテスト「Nikon’s Small World In Motion 2020」の優秀作品が発表される

幻想的なミクロの世界をムービーで捉えるコンテスト「Nikon’s Small World In Motion 2020」の優秀作品が発表される

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  • 更新日:2020/09/16
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ミクロの世界をカメラで捉えるニコン主催の写真コンテスト「Nikon’s Small World」のムービー部門「In Motion」の2020年度優秀作品が発表されました。肉眼では見えない極小世界の「動き」までわかる幻想的なムービーが多数公開されています。

Coalescing Micro-Droplets Win The 10th Annual Nikon Small World in Motion Competition | News | Nikon’s Small World

https://www.nikonsmallworld.com/news/coalescing-micro-droplets-win-the-10th-annual-nikon-small-world-in-motion-competition

「Nikon’s Small World」はニコンが毎年開催しているズーム映像専門のコンテスト。2020年度に登場したムービー部門「In Motion」の受賞作品は、以下のリンクから見ることが可能です。

2020 Small World in Motion Competition | Nikon’s Small World

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https://www.nikonsmallworld.com/galleries/2020-small-world-in-motion-competition

◆1位:合体するマイクロ液滴

栄えある1位に輝いたのは、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校のKazi Fazle Rabbi氏とXiao Yan博士が撮影した「合体するマイクロ液滴」。水80%とエタノール20%が混合した極小液滴が合体するまさにその瞬間や、液滴内に含まれるキノコ型の微生物などがムービーに収められています。機械工学科に所属するRabbi氏らは、液滴をはじく表面や材料を開発する過程で今回のムービーを撮影したとのこと。「液滴や凝縮液が液滴を弾く表面とどのように相互作用するかをマイクロスケールで視覚化することに焦点を当てました」とコメントしています。

2020 Nikon Small World in Motion Competition - First Place - YouTube

Rabbi氏らによると、今回の撮影における最大の問題は微少液滴の生成と制御にあったとのこと。完璧に焦点を当てつつ完璧な照明を維持しながら、極小液滴の生成と制御を行うことは非常に困難だったとRabbi氏らは語っています。

◆2位:海生箒虫動物のプランクトン幼虫

2位にランクインしたのは、イギリスのプリマス大学に所属するRichard Ralph Kirby博士の「海生箒虫動物のプランクトン幼虫」。液体の中をふよふよ泳ぐプランクトンの触手の動きや透明な体表を通して見える内蔵の鼓動などをつぶさに確認できます。Kirby博士は受賞インタビューに対して「多くの生態系にとってプランクトンは重要であるにも関わらず、我々はプランクトンについてほとんど知りません。顕微鏡写真は人の好奇心を引きつけるもので、我々の生態系におけるプランクトンの活動と役割のより良い理解に役立ちます」とコメントしています。

2020 Nikon Small World in Motion Competition - Second Place - YouTube

◆3位:タマネギの細胞における原形質流動

匿名希望の投稿者による、タマネギの細胞を40倍ズームで撮影して細胞内の液体の流動現象である「原形質流動」を捉えたムービーが3位を受賞。微少物質が細胞内部を緩やかに流れていく様子が映し出されています。

2020 Nikon Small World in Motion Competition - Third Place - YouTube

◆4位:ぜん動運動中のブラックワーム

4位にランクインしたのは、デンマークのMartin Kristiansen氏が撮影した「ぜん動運動中のブラックワーム」。透明な皮膚を通して、ワームが蠢いている最中の体内を確認することができます。撮影に使用した対物レンズの倍率は4倍とのこと。

2020 Nikon Small World in Motion Competition - Fourth Place - YouTube

◆5位:ラットの胚における海馬のニューロンで発現した蛍光アクチン

ハワード・ヒューズ医学研究所に所属するAndrew Moore博士とPedro Pedro Guedes-Dias博士は、蛍光塗料によって染色した「ラットのニューロン」。100倍の対物レンズを用いて染色されたニューロンは、線香花火のような光を宿しており、まるで「バチバチ」という音が聞こえるかのようです。

2020 Nikon Small World in Motion Competition - Fifth Place - YouTube

受賞作品は上記の1位から5位までですが、Honorable Mentions(選外佳作)として25位までの作品も公開されています。微生物や植物の細胞など、さまざまなミクロの世界を映し出した選外佳作は以下から閲覧できます。

2020 Small World in Motion Competition | Nikon’s Small World

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https://www.nikonsmallworld.com/galleries/2020-small-world-in-motion-competition

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