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命がけの登山をするカエル なぞの行動をカメラマンが追う

命がけの登山をするカエル なぞの行動をカメラマンが追う

  • FBS福岡放送
  • 更新日:2021/07/21
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池で生まれた小さなカエルが標高800m以上の山を登る。そんな珍しい光景を福岡県内で見ることができることをご存じでしょうか。カエルはなぜ命の危険を冒してまで山に登るのでしょうか。謎に満ちたカエルたちの行動を坂本カメラマンが追いました。

池で生まれた小さなカエルが標高800m以上の山を登る。そんな珍しい光景を福岡県内で見ることができることをご存じでしょうか。カエルはなぜ命の危険を冒してまで山に登るのでしょうか。謎に満ちたカエルたちの行動を坂本カメラマンが追いました。

■登山客女性

「不思議ですね、生き物の。ここまで上がってきて。」

山を登るカエル。

■登山客女性

「可愛いですね。必死に登っているからですね。」

わずか1センチほどの小さな体で挑む幾多の試練。何回滑り落ちても。ただひたむきに登り続けるカエルの姿を追いました。

福岡県太宰府市と筑紫野市にまたがる標高829メートルの宝満山。登山道を歩いていると…「小さな子ガエルが山道を登っています。一か月かけて山頂まで登

ります」という看板が。

一体どういうことなんでしょうか!?

■坂本カメラマン

「本当にカエルが登山をしているので、探しに行ってきます。」

看板を設置したのはこちらの方々。宝満山でカエルの見守り活動を行っています。

■宝満山ヒキガエルを守る会・森田さん

「これが上の池です。」

案内されたのは宝満山のふもとに位置するこちらの池。

水面近くに黒い物体が。これ、カエルの卵なんです。

3月末になると池はオタマジャクシでいっぱいに。そして5月半ば。

■宝満山ヒキガエルを守る会・森田さん

「ある日突然動き出すんです。ここからうわーっと一斉に…。この坂というか崖というか登りだす。」

目指すは、この池から標高差600メートルの宝満山の頂上です!

カエルたちの登山が始まって約1か月。どこまで登っているのでしょうか。追いかけてみます。

しばらく登って行くと、すぐに出会うことができました。体長1センチほどの子どものヒキ

ガエルです。さらに登った4合目では。

■坂本カメラマン

「おーいっぱいいる。本当にカエルが上へ上へと進んでいくのがわかります。」

池を出て宝満山の頂上までの道のりはおよそ2.5キロ。カエルの登山は困難の連続です。人間に踏まれたり車にひかれることも、さらに天敵のヘビやアリも待ち受けています。

数万のカエルの子どものうち山頂に到達できるのは、たったの1パーセントと言われています。

■宝満山ヒキガエルを守る会・森田さん

「カエルからしたらこの(石段の)高さは自分の身長の20倍近く。もし私たちの前に20倍の壁があってそれをいちいちクリアしながら登っていくとしたらとても気が遠くなるような話ですよ。野生の力って凄いと思いますよ。」

この日、カエルたちは7合目まで達していました。

ところでなぜ宝満山のカエルは登山をするのでしょうか?カエルを踏んでしまった登山者の靴についた匂いを追っているいう説がありますが、今のところ真相はわかっていません。

池を出発してから約1か月半が経ちました。

■坂本カメラマン

「カエルたち登ってます、9合目まで登っています!」

そして、ゴールを目前にして最後の難所が立ちはだかります。山頂の竈門神社上宮へと向かう17段の石段と約5メートルの壁です。こちらのカエルは果敢にも壁側から登り始めましたが、がんばれ!

■坂本カメラマン

「あ落ちた。」

別のカエルは階段側から挑みます。

■坂本カメラマン

「だめか・・・」

階段横のスロープを見つけたカエルは「ここからならいける!」とばかりに、順調に登っていきます。

孵化してから4か月あまり、ここにたどり着くまでは苦難の連続でした。

■坂本カメラマン

「がんばれ、あとちょっと。」

ラストスパートです!山頂の上宮が見えてきました。一歩一歩踏みしめ、登っていきます。

■坂本カメラマン

「よし、登った。」

見事、登頂です!

■坂本カメラマン

「山頂からの景色はカエルの目にどう映るのでしょうか?」

■登山客女性

「見るたびに元気づけられますね。」

■登山客男性

「僕もがんばろって思いました。」

謎に満ちた宝満山のカエルの登山。健気に登り続けるその姿は見る人に勇気を与えてくれます。

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