江原啓之さんに聞く、2022年の心構えと運気を整える9つのキーワード。

江原啓之さんに聞く、2022年の心構えと運気を整える9つのキーワード。

  • クロワッサン オンライン
  • 更新日:2022/01/15

社会状況とともに、家での過ごし方が大きく変化する昨今、いま問い直すのは、生き方そのものかもしれません。
東京から熱海に居を移して2年余りとなった江原啓之さん。
家事をこなし、自然のなかで丁寧に暮らすその日常には生きるための土台を整える、ヒントが詰まっています。
新たな年に始めたい、家と自分の整え方を聞きました。

撮影・小川朋央 文・やしまみき

江原啓之さんに聞く、2022年の心構え。

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コロナ禍と言われて久しい今、新しい年を想像しても、不安が先立つばかりかもしれません。
でも最初に申し上げたいのは、未来は何も決まっていないということ。そして「備えよ、常に」という言葉です。

私はその年を表すワードを講演会などでお伝えしていますが、それは心構えをするためです。「こういう傾向になりやすいですから、備えをしっかりしましょう」と。準備を怠らず、自らで運命を切り拓くがごとく行動すれば、どんな未来も良きものにできます。

2022年に関して言えば、ワードは「亀裂」。言葉だけ聞くと、厳しい年になりそうだと思うかもしれませんが、慌てないで。亀裂にも「良い亀裂」と「悪い亀裂」があるのです。

良い亀裂というのは、亀裂から明るい兆しが見えること。亀裂をきっかけにガラリと状況が変わるかもしれませんが、心機一転ととらえれば前向きに進めます。

一方で悪い亀裂というのは、今までくすぶっていたものが亀裂から吹き出すこと。例えば、たまりにたまった不満が出て夫婦が別れるなどは、人間関係における悪い亀裂と言えそうです。

土地の亀裂、地震も注意したいですね。必要なのはもちろん備え。家具の固定や備蓄の確認といった防災はもとより、家の新築や購入を考えている人は地盤調査をしっかりするなど、念には念を入れるといいでしょう。

今回は「家と自分の運気を整える」というテーマですが、防災などの現実的な行動は運気を上げるための必須条件なのです。

例えば家の掃除をするときも、「心地よくこの家で過ごせますように」という思いを込めながら行うと、その良きオーラが家に付着します。
これをオーラマーキングといい、家の浄化につながります。家や家族を守るための防災という備えも、良きオーラマーキングなのです。

亀裂によって、これまでかかっていたモヤが晴れていくでしょう。その先に見える未来を明るいものにするためには、今を地道に生きること。まずは土台となる日々の暮らしを整えることから、始めませんか?

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1.散歩で 無心に。

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自宅近くにはスピリチュアリズムの学びの場『楽舎』もある。

家と自分の運気を整えるために大切なキーワードは、9つあるという。江原さんの日常を追いながら、そのキーワードを教えてもらおう。まず1つめは「散歩で無心に」。

「散歩は、すごくいいカウンセラーなんですよ。私もこう見えて、思い悩むことはあるんです。何か重要な判断をしなきゃいけないとかね。
そういうときには、まず散歩。散歩が一番なの!
散歩をしていると無心になって、モヤモヤしていた気持ちがガラッと変わりますよ。行く前に思い悩んでいたことが、帰ってくる頃には『あぁ、たいしたことないな』と思えたり、いろいろな答えが出たりね」

毎朝、起きたらすぐに愛犬の紀州犬・大我くんを連れて、1時間ほどかけて歩く。坂の多い熱海の散歩で足腰が鍛えられたという。

「少々の雨だったら、犬にカッパ着せて、自分もカッパ着て、行っちゃう。雨でも行ったほうが気持ちいいから。
朝ってすごく重要ですよ。人生の縮図が一日にあるような気がするんです。生まれて、生きて……と。だから朝は生まれ変わってリスタートするような気持ち。昨日がイヤな日でも、朝、散歩に行けば、新鮮な気持ちでまた一日を始められるんです」

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2.朝の掃除と水仕事。

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「部屋が片づいていないと、心の整理はできません。無心になり、生まれ変わったような気持ちになるという点で、掃除も素晴らしいカウンセラーです。だから朝の掃除をしないと、生まれ変われないような気がして気持ちが悪い。それくらい掃除は欠かせません」

仕事場もあるためかなり広いが、廊下や部屋全体に掃除機をかけ、さらに雑巾がけも。雑巾は使い古しのタオルを再利用。
とくにフローリングでは、水で濡らした雑巾を絞り、モップの先にセットする雑巾モップを使う。

「雑巾がけは必ずします。掃除機で取りきれない汚れを水拭きするという現実的な意味もありますが、自分が禊ぎしたような気持ちになれるんです。
禊ぎというと水を浴びるイメージでしょうが、そんな苦しいことをする必要はありませんよ。
例えばトイレ掃除の仕上げに、水を流したときの爽快感。心まできれいサッパリ、まさしく禊ぎでしょう?
家事は水仕事が多いですが、視点を変えればすべてが禊ぎのチャンス。お皿洗いだって『やらなきゃ』と思うとイヤですが、禊ぎと思えば早くキレイにしたくなります。
子どもが水遊びをするのは情操教育になるそうですが、水に触れる家事も同じで心が安定する作業なんです」

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毎日きっちり、隙間まで丁寧に。「私、掃除の鬼なんで!」

3.部屋の模様替え。

2022年のワード「亀裂」を、あえて良い意味で利用する方法があるという。それが3つめのキーワード「部屋の模様替え」だ。

「例えば引っ越しや移住をすると、環境だけでなく人間関係も変わりますよね。それまでのしがらみを捨て、生まれ変わったような気持ちになるでしょう? それって、いい意味で亀裂を入れることだと思うんです。
とはいえ引っ越しや移住は簡単にはできません。そこで今こそ、部屋の模様替えで心機一転です!
手始めにお花を飾ってみてください。スピリチュアルな視点から言えば、花にはエナジーがあって、生けるだけで部屋の気の流れがガラリと変わります。
また、試してほしいのが布での模様替え。例えばソファに布をかけたり、テーブルクロスを替えたり。布は大きめのストールや手芸屋さんで買ったものでかまいません。カーテンの買い替えは大変でも、布をクリップで吊すだけで雰囲気は変わります。
布を選ぶポイントは色。色にもエナジーがあるんです。元気がほしいなら赤やオレンジなどの暖色系、落ち着きたいなら青などの寒色系というように選んでみて。日当たりの悪い廊下も、明るい色のストールを壁にかけるだけでパッと明るくなりますよ」

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毎日みずから掃除するほか、仕事スペースもあるため週に1度はスタッフと窓拭きなど大掃除を欠かさない。

4. 一日のリズムを整える。

「朝は6時に起きてね、犬と散歩して、掃除して。犬のグルーミングにエサやり、自分のご飯を作って食べて、とやるべきことをすべてこなすと、10時にはスタッフが出勤してきます。夕方まで仕事して、ご飯食べて、夜10時にはだいたい寝ていますね」

東京で暮らしていた頃と一番変わったのは、規則正しい生活で健康になったことだ。

「東京に子どもたちがいて、奥さんが行ったり来たりしているので、基本的に私は朝、昼、晩、自炊。仕事の合間に仕込みをパパッとしてしまうんです。
ラジオのリモート収録前に材料を仕込んで、終わったらすぐに調理して晩ご飯完成、とかね。一日を余すところなく使っているという充実感が、本当に心地いい。
『一日のリズムを整える』と、心身ともに健康になるという実感はありますね。女性はいつまでも美しくいたいと思うでしょう。それなら早く寝て、ちゃんと食べる、そのリズムを作ることです。
食事作りを面倒に思う人もいるようですが、自分で作るご飯なんて、ご馳走じゃなくたっていいんですよ。私なんて食いしん坊だから、朝から『今日は何食べよう?』と思うと楽しくて仕方ない。そう思えることが健康の証しでしょうね」

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家事と仕事で一日があっという間に終わる。「やり切 った感があって、毎日が充実しています」

5.自分の体を優しく労る。

自分を健やかに整えるには、「自分の体を優しく労る」ことが欠かせない。そのために大事なのは“手”だという。

「お風呂で体を洗うとき、ボディタオルなどを使う方が多いと思いますが、ぜひ素手で自分に触れてみてください。理由は2つ。
まず、しこりなどに気づきやすく、健康管理に役立ちます。そして、触れることで自分を優しく労る意識が高まります。
例えばお店で野菜を買うとき、手で触れて念入りに見るでしょう。新鮮かな、どうかなって。同じように自分の体をすみずみまで触れて、『今日は肌がすべすべだ』『なんだかハリがない』とか、気づいてあげなくちゃ。すると睡眠や食事の取り方も意識が変わってくるはずです。野菜が足りないな、ビタミンが必要だ、とね。
そしてなるべく良いものを食べることが大事。良いものとは高級という意味ではなく、無農薬野菜など安心、安全で、良質な食材のこと。どうやって作られたのかを吟味したり、栄養のバランスを考えたりしていれば、それ以外のことを無駄に悩んでいるヒマなんかなくなります。今日、何を食べるか考えるだけで精いっぱいになりますから。
そうやって日々、生きていたら心も健康になります。それが自分の体を優しく労ることではないでしょうか」

6.生き物や自然との共生。

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四季折々に咲く庭の花を家に飾る。この日は縁起の良い千両を玄関に。

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「最近、苦手だった虫が少しずつ好きになってきました。蜘蛛が一晩で、立派な蜘蛛の巣を作るのを見たら、働き者だなって感心しちゃって。散歩から帰ってきて、蜘蛛の巣が顔にかかっても、『ゴール!』ってテープを切る気持ちで楽しんでいます」

東京生まれ、東京育ちからの熱海暮らしで、「生き物や自然との共生」の大切さを改めて強く感じたという。

「人間も動物です。でも都会のなかだけにいるとその感覚がだんだん抜けていくというか、忘れると思うんです。でもそれはちょっと危ないよ、と。
人間だって自然の一部だし、自然に生かされている動物であることは忘れちゃいけない。だから自然と共生する暮らしを大事にしようよ、と思うのです。
私たちは動物ですが、文化を持つ動物です。部屋に花を飾ったり、インテリアに色を取り入れたりするのは、さまざまなもののパワーを借りて、文化のある暮らしをすることなんですよね。
古民家はあちこちに自然素材が使われていますが、手入れしていると木の柱も生きていると感じます。それに毎日の掃除ってけっこういい運動になるんですよ。掃除は家のためでもあるけれど、自分もエクササイズさせてもらっている。感謝ですね」

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玄関には高野山でいただいたという縁起物・宝来がかけられている。

7.いい意味でわがままに。

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築90年以上の古民家を再生した建物。自然と調和した姿が美しい。

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家族のために家事をするのはモチベーションになるが、一方で重荷にも。ぬぐえない自己犠牲感はどうしたら?

「良い母、良い妻でいるためにする家事は、厳しいようですが、相手のためではなく自分のためです。相手に文句を言われたとき、『私はちゃんとやっている』と言うための自己防衛では?
言い換えれば、意地でしょうか。愛情がいつのまにか意地や自己防衛になったら寂しいでしょう。そこから亀裂が生まれるかもしれません」

では自分の気持ちを、どう整えたらいいのだろうか。

「世の女性たちはもっといい意味でわがままになったらいいと思う。家族が、じゃなくて自分が食べたい料理を作ればいいんです。
例えば子どもも同じものが好きかどうかはわかりませんが、お母さんが『今日はコレよ!』ってドンと出して、おいしそうに食べ始めたら、みんなつられて食べますよ。
自分が食べたいものはおいしく作れますし、作るときも楽しくてウキウキするでしょう? お母さんが幸せなのが、一番家族のためになるんです。何より笑顔が増えます。
部屋も好みのインテリアにしたらいい。好きな空間にしたい、きれいに保ちたいと思えば、掃除だってイヤじゃなくなりますよ」

8.光と風と音。

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「コテージパイが食べたくてね。 前日に仕込んで、朝、焼きました」

気持ちのいい家にするために意識したいのは光と風と音。古民家暮らしから学んだ自然界と家、住む人の調和だ。

「古民家は、自然界とうまく合うように考えて建てられています。日が入る方向に窓があり、窓を開ければ気持ちのいい風が家のなかを通る。屋根に当たる雨音や、窓に面した庭からは鳥の声が聞こえます。そんな自然の音にはすごく癒やされます。
いい家にしたければ『光と風と音』、それらにこだわることです。もちろん都会のマンションなどでは、田舎の古民家のようにはいかないでしょうが、できることはあります。
先ほどもお話ししたように、インテリアの色にこだわるのもひとつの方法。光が入らず暗いなら、明るい色の布や家具にするとかね。こまめに窓を開けて風も通しましょう。
音に関しては、音楽を利用してください。とくに掃除のときに音楽を流すと、音とともに家じゅうに良い気が流れます。ぜひやってみて。ただ歌詞があるとその言霊(ことだま)の影響を受けてしまうので、なるべくクラシックや歌詞のないインストゥルメンタルがいいですね。
とくに家族の誰かが体調を崩していたり、調子が悪いと感じたりするときは家のなかのムードが明るくなるよう、光と風と音にこだわってみてください」

9.自分に合う暮らしを想像。

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「窓から眺めるこのお庭に 癒やされます。晴れても雨が降っても自然のすべてが美しく、感動します」

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幸せな暮らし、幸せな生き方は、どうしたらできるのだろうか。

「人によって何が幸せかは違います。まず、自分がどうしているのが一番幸せで心地いいのかと、問いかけてください。そしてその心地よさが実現できるような、自分に合う暮らしを具体的に想像するんです。
例えば自然のなかで過ごすのが心地いい人にとっては、田舎暮らしが選択肢に挙がるでしょう。どこに住むのか、お金はどのくらいかかるか。そこまで考えれば計画を立てられます。
私は熱海への完全移住を果たすのに、仕事の整理などで10年かかりました。そこまでの長期スパンでなくとも、5年後にどうなっていたら幸せかと考えたら、今、何を準備すればいいか、明確に見えてくるはずです。
でも意外と自分の幸せって、答えられませんよ。例えば、家族が健康でいてくれることが幸せだという人は多いですが、それは自分のことじゃありませんよね。誰かがいて成り立つ幸せは、依存だし、もろいものです。
自分が何をしていたら満たされ、どうしたら幸せに暮らせるのか。自分に合う暮らし方は何かをとことん問いかけてみてください。私は何げない日常が幸せです。だから掃除して、ご飯作って、食べて、という今が本当に幸せです」

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江原啓之さん(えはら・ひろゆき)
スピリチュアリスト、オペラ歌手

1964年、東京生まれ。2年前に熱海に転居してから、生活が激変したという江原さん。今回の取材撮影は、築90年の古民家を改装した自宅「昌清庵」で行われた。この写真は緑深き邸内にある東屋で。

『クロワッサン』1060号より

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